俳優・長澤まさみ主演で“キンプリ”の愛称でも親しまれている『King & Prince』髙橋海人、永瀬正敏が共演し10月17日より全国公開予定の映画『おーい、応為』(監督:大森立嗣/配給:東京テアトル・ヨアケ)。本作の本ポスタービジュアルと本予告映像が7月24日に公開となった。
江戸時代が舞台。絵師・葛飾北斎(永瀬)と、彼の娘であり弟子でもあった葛飾応為(長澤)。「美人画では父を凌ぐ」と言われた才を持ち北斎の右腕として、そして数少ない女性の絵師として、人生を描きぬいた。茶も入れられず、針仕事もできないが、親ゆずりの画才と豪胆さで、男社会を駆け抜けていった先駆的な女性アーティスト・葛飾応為が、最後にたどり着いた幸せを描く。髙橋は北斎の門下生であり応為とは気心知れた友人としてともに絵の腕を磨く絵師・渓斎英泉(善次郎)役で出演している。
予告編は、お栄(応為)と父・北斎の怒鳴り合いから始まり、次いで、世間に媚びず強い眼差しで世の中を渡る姿が映し出されていく。バツイチで実家に出戻り、父と小汚い長屋で暮らす彼女。よき理解者である善次郎(=渓斎英泉)とは友情を育み、父であり師でもある北斎の元で共に絵を学びながら、その背中を追いかける日々。そんな彼女の絵の才能は父親ゆずりで、天才と言われた北斎も目を見張るほど。当時では珍しい女性の浮世絵師として、その生涯を惜しみなく絵にささげた彼女だったが現存する作品は、世界に数点しかなくその人生も謎に満ちている。一体、応為はどのように生きていたのか――。
本ポスターは、応為、北斎、善次郎が、各々の作品を背景に筆を持った姿が写ったもの。応為の背景は、《吉原格子先之図》、北斎の背景は《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》、善次郎(=渓斎英泉)の背景は、美
人画を得意とした渓斎英泉の代表作で、吉原の遊女をモデルにした《鯉の滝登り裲襠の花魁》となっている。そこに、「光と闇を描いた彼女が照らし続けたのは―」のキャッチコピーも乗ったものとなっている。
■YouTube リンク
https://youtu.be/CakAEodjpPs
※記事内画像は(C)2025「おーい、応為」製作委員会