アイドルグループ『なにわ男子』長尾謙杜と俳優・山田杏奈が10月24日に東京・TOHOシネマズ新宿でW主演映画『恋に至る病』(監督:廣木隆一/配給:アスミック・エース)初日舞台あいさつを俳優・醍醐虎汰朗、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、中井友望、廣木隆一監督とともに開いた。
作家・斜線堂有紀氏の小説『恋に至る病』が原作。2020年3月末に発売され、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超え30回を超える重版を繰り返している話題作となっている。内気な男子高校生・宮嶺望役を長尾、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景役を山田が演じる。
上映後にライブビューイングもされるなかあいさつが行われ、長尾は「全国のみなさん見えてるかな?」と手をニコニコと手を振ると、「約1年3ヶ月前に撮影させて頂いて、無事に初日を迎えられて嬉しく思っています。全国の方も映画館に来てくれて、これからみなさんの反応、感想を楽しみにしています」と、心境を。
司会から本作が純愛だったのかはたまた洗脳だったのか?を観客に問いかけ拍手でアンケートをとると、どちらにも拍手があがり、「観てくださる方によって意見がこんな人違うのは嬉しいです」とさまざまな反響が出たことに喜ぶとともに「興味深くて、1人ずつに感想を聞きたいくらいです」とも。ちなみに、廣木監督は「純愛と思って作ってます」とぽそりと漏らしており、これに長尾はツッコミが足りなかったということで「頑張ります!」と両拳をぎゅっと握って気合を入れ直す様子も見せていた。
『なにわ男子』メンバー全員で本作を鑑賞するYou Tube企画もあったそうだが、長尾はそのときに、「(感想が純愛なのか恋愛なのか)どっちなんだろうって反応で」と眺めていたそうだが、「僕が出ている映画を一緒に見るのは初めてで、緊張して恥ずかしさもあって。それで終わった後に“うぉー”とどよめく感じでした。終わり方も独特でみんな噛み締めてくれている感じがしました」と、レポートしていた。
続けて印象的なシーンの話題へ。醍醐と中川は長尾をいじめる学生という役どころだったそうだが、醍醐が長尾のことを撮影で「いじめすぎちゃって……」ということで、いまどう接していいか戸惑っていることを話したり、中川は長尾が現場で「『もっと本気できていいよ』と言ってくれて。リラックスしていじめることができて」と証言。これに長尾は「いじめるシーンに『今の大丈夫?』ってめっちゃ声かけてくれてました」とお互い気遣いながらな様子を窺わせていた。
宣伝キーワードの「ピュア」「刺激的」に関するエピソードトークも開催。そして長尾が「発見とか驚きがこの作品には詰め込まれていると思います。僕たちもみなさんの刺激になってピュアで居続けようと思っています」というと、その最後には長尾と山田がキャストと観客たちに「恋に至る病!」と声をかけると「大ヒット!」のコールアンドレスオンスとキャノン砲で大ヒットを祈って華やかな門出を切っていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

