バンド『FLOW』が6月6日と6月7日に神奈川・ぴあアリーナMMでアニソンロックフェス『FLOW THE FESTIVAL 2026』(通称:FTF)を開催した。
以下、公式レポート部分。
ナレーションを『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズのルルーシュ・ランペルージ(CV:福山潤)と枢木スザク(CV:櫻井孝宏)が務める。FLOWにとっても関係の深い作品が放送開始から20周年を迎えたことで、大きくフィーチャー。コラボグッズも販売され、ステージでもさまざまなアーティストによって主題歌が響いた。そんな FLOW の盟友から初出演となるアーティスト、話題沸騰のバンドやFLOW結成に大きく影響した伝説のバンドなど、多彩な出演者のパワフルなパフォーマンスが2日間に渡ったフェスを熱くした。
『コードギアス 反逆のルルーシュ』のエンディングテーマ「モザイクカケラ」や人気アニメのエンディングテーマ「マイペース」でフェス本編前から大合唱を生んだ SunSet Swish の welcome act で幕を開けたのは「ライブ強者」が終結したDAY1。本編の最初に登場したのは Survive Said The Prophet。ハードに轟くサウンドにメロディックなボーカルで会場を熱狂させた。今年からアリーナに新設されたスタンディングエリアは彼らのためだったのかと思うほど、観客はモッシュで楽曲を味わい尽くす。「NE:ONE」や「MUKANJYO」といったエモーショナルかつ生命の力とナンバーでフロアを圧倒した。
FTF名物「休む隙を与えないフェス」としてメインステージの後にはサイドステージにライトが当たる。クリエイターズトークで登壇したのは新日本プロレス所属プロレスラーのグレート-O-カーン、そして音楽ライターの澄川龍一、音楽プロデューサーの冨田明宏、声優でアーティストの結那が吉田尚記アナウンサーの司会のもとでこの日のFTFを語り、会場を期待感でいっぱいにした。
続いてメインステージには無期限活動休止から10年ぶりに再始動したHOME MADE 家族だ。盟友・FLOWのフェスに登場した。軽快な2色のラップとソウル溢れる「少年ハート」では会場から歌声もあがる。「流れ星 ~Shooting Star~」ではFLOWからKOHSHIとKEIGOも登場し、会場を沸かせたステージ。そんなFLOWをはじめ音楽で繋がるすべての“家族”への感謝を込めた「サンキュー!!」まで全7曲でフロアをハートフルに染めあげた。
サイドステージにはアイドル×声優プロジェクト「Project LEAP!」が登場。18人で活動する彼女たちの中から華山七彩、蒼乃音、咲月ゆな、櫛田なるみ、ひよりの5人が選抜され、瑞々しい歌声とはつらつとしたダンスパフォーマンス大きな会場にその存在を刻みつけた。
快活なパワーに彩られたFTF。そのメインステージに打首獄門同好会が姿を現す。はじまりからド肝を抜いたライブはアニメ主題歌となった「シュフノミチ」をはじめ、大合唱となった「日本の米は世界一」までの全9曲を轟かせる。アニメソングは早々にやってしまった彼らは、VJによってアニメがつけられた楽曲も「アニメソング」と定義し、メロディックでラウドなヘヴィロックでフロアを大きく揺らした。
サイドステージにはDJブースが用意され、眩く光を放つDJ KOOが登壇。日本のダンスミュージックシーンを牽引してきたレジェンドのプレイがフロアをカラフルに彩る。アニソン人気曲がDJ KOOの手によってよりカラフルにゴージャスに変貌し、会場を熱気の渦へと誘った。こうしたレジェンドの登場もFLOWが開催するフェスならではだ。
メインステージにFTF皆勤賞となるGRANRODEOが姿を現す。一曲目の「Can Do」から一気にクライマックスの熱気でフロアを占拠し、高らかに響くボーカルと躍動するギターで会場を圧倒した。「TRASH CANDY」での、ステージとフロアの圧巻の一体感は、ライブで楽曲を育ててきたのだと感じさせた。華やかで力強いステージングがフロアを赤い光で染め、タフに轟くロックンロールがオーディエンスを席捲。ライブ強者ぶりを見せつけた。
サイドステージのファン参加型イベント「アニソンのど自慢」ではきただにひろしが飛び入りするというサプライズが。参加者がアニソンを歌う中、最後の出場者として人気ポップチューンを歌い上げるも、ラストには「ウィーアー!」を歌い、フロアを興奮の坩堝へと変貌させた。
続けてメインステージに「BanG Dream!」から派生した5人組ガールズロックバンド・RAISE A SUILEN が登場。これぞ新進気鋭の“ライブ強者”。「EXPOSE ‘Burn out!!!’」や「R・I・O・T」などライブのマストチューンのヘヴィダンスロックを轟かせ、フロアをヒートアップさせる。スタンディングエリアは激しいサークルモッシュが巻き起こり、客席と共に一斉にヘッドバンを見せると、会場を大きく揺らし、FTFを熱気の渦でいっぱいにした。
再び登場したアニソン有識者たちによる「クリエイターズトーク」の後編ではここまでのFTFを振り返り、感動を再確認すると、FLOWへバトンが渡る。メインステージに登場した FLOW のライブは「COLORS」で幕を開ける。SunSet Swishの佐伯大介がゲストボーカルに迎え、『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズ20周年を高らかな歌声で祝した。幕開けから出演者たちとのコラボとして登場したアーティストたちが次々にゲストとして現れる。HOME MADE 家族とは「NIGHT PARADE」、GRANRODEO とは「7 -seven-」を歌い上げ、コラボで作った楽曲を共に響かせる場面こそフェスの醍醐味だ。オーディエンスは歓喜の歓声を挙げ続けた。
そして「スペシャルコラボ」ではKOHSHIとTAKEの運命を変えたアーティスト、hide with Spread Beaver の登場。
少年期に代々木体育館でのライブで客席にあげられ、hide の姿を間近に感じたという 2人。そんな忘れられない日から 30年の時を経て hide、I.N.A.、KIYOSHI がステージへ。FLOW と共に「ピンク スパイダー」を掻き鳴らす夢の共演に会場の熱気は最大級の熱さを見せた。ラストは出演者が全員ステージに集結。hide with Spread Beaver の名曲「ROCKET DIVE」を熱唱して大団円となった。
REAL AKIBA BOYZ&REAL AKIBA BAND feat.スピラ・スピカによる welcome act は、前夜の盛り上がりを超えろ!とばかりに盛り上がる。「おジャ魔女カーニバル!!」で幕をあけると、スピラ・スピカの新曲「ちゅーんあっぷ☆」の披露で熱気の渦からスタートした DAY2 は、アニソンの幅広さとロックとの融合で見せるエンタメ感の強い一日に。本編スタートの合図であるSEと大歓声に迎えられたのは9mm Parabellum Bullet。アニソンイベントへの出演は稀有な機会でもある彼らの、歌うようなギターと迫りくるビートで畳みかけるステージに、フロアはヒートアップ。人気アニメの主題歌「サリファイス」、89秒のオープニングテーマに合わせて89秒の曲として作られた「インフェルノ」をはじめとした哀愁滲むスタイリッシュで音像厚いロックンロールをラウドに響かせ、ロックフェスならではの一体感でフロアを熱くした。
DAY2のサイドステージにはアニソンフェスを牽引してきた齋藤P、アニソン誌「リスアニ!」編集長の馬嶋亮、スピラ・スピカの幹葉に、REAL AKIBA BOYZの龍、司会に吉田尚記でのクリエイターズトーク。DAY2の見どころを観客に届ける。そんなサイドステージからバトンを受け取ったのはCHiCO with HoneyWorks。2025年8月に再始動したそのパワーをいかんなく放つ。幅広い層から人気のアニメ主題歌「アイのシナリオ」でライブをスタートさせると、カラフルかつ力強い歌声でフロアを席捲していく。スタンディングエリアはサークルやモッシュでヒートアップし、客席も大きくペンライトを振れば、フロアは光の海となり、FTFがCHiCO色に染まっていった。
サイドステージでブレイクダンスやアクロバット的なパフォーマンスで会場の視線を釘付けにしたアナタシア。人気アニメソングで時にコミカルに、またキレ味あるダンスでフロアを沸かせた。そんな彼らからバトンを受け取り、メインステージにはangelaが姿を現す。2003年デビューでFLOWとは同期だという彼ら。幕開けからアニメ主題歌としても人気を博す「シドニア」では会場一体で背筋の伸びるような歌声を響かせてフロアを席捲すると、会場は一気にangelaのサウンドワールドに染まる。ご機嫌な真夏のパーティーチューン「全力☆Summer!」ではFLOW・TAKE、そしてORANGE RANGE・HIROKIがバナナのマスク姿でダンサーとして参加していたというサプライズも。“しゃべる時間を考慮して”の全6曲で会場を一つにしたステージだった。
アニクラでも人気の高いDJ Megucheeこと声優の櫻川めぐがサイドステージへ。アゲアゲなアッパーチューンを流しながら、元気にフロアを煽りながら、そのDJプレイでフロアをダンスホールへと変貌させると、メインステージに登場したのはフレデリック。「かなしいうれしい」、「CYAN」などアニメ主題歌でフロアを興奮のるつぼへと引き込む。DAY1にはなかったニューウェーブ感のあるサウンドが、アニソンのエンタメ性を広げる彼ら。ダンサブルなステージにスマッシュヒットチューン「オドループ」が響けば、オーディエンスがステップを踏みながら楽しんでいた姿が印象的だった。
女性VTuberグループのあおぎり高校のサイドステージ登場に会場が沸く。「COLORS」のカバーからYouTube番組の出張版として KEIGO、GOT’S が登場してのバラエティ番組最後に「DAYS」もカバーするなど、彼女たちらしい出演に。今やティーンエイジャーを中心に凄まじい人気を誇る VTuber が登場するロックフェスは FLOW だからこそできたものかもしれない。その熱気のバトンはメインステージのORANGE RANGEへ。「メンソーレ feat. ソイソース」と沖縄の「ようこそ」の挨拶から幕をあけたステージは「*~アスタリスク~」や『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』のエンディングテーマ「シアワセネイロ」が歌い上げられる。また、同作オープニングテーマ「O2」ではイントロから大歓声が沸き、オーディエンスの声も加わり大きな歌声となった。フロアの熱は上昇を続け、ラストの新曲「1000%」でクライマックスへと高まっていった。
サイドステージには再び齋藤P、馬嶋亮、幹葉 from スピラ・スピカ、龍 from REAL AKIBA BOYZ、吉田尚記というアニソン有識者メンバーが登場。FTFの総括など興味深いトークにフロアの観客がじっと聞き入り、しばし緩やかな空気を経ると、ついにメインステージにFLOWの登場がアナウンスされる。KOHSHI が伸びやかに歌い出して『コードギアス 反逆のルルーシュ』TV シリーズ最後のオープニングテーマ「WORLD END」だ。一斉に青色が灯るフロア。FTF 恒例のスペシャルコラボでは声優でアーティストの寺島拓篤がフレデリックの三原健司と共に登場。寺島が主演し、FLOWが主題歌として歌ったアニメ主題歌「GET BACK」の押し寄せるようなロックンロールが4色のカラフルなボーカルでフロアを駆け巡った。さらに、CHiCO with HonneyWorks より Vo. CHiCO が登場し、CHiCO×FLOW のコラボ曲「我物語」を披露、「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」では名古屋を中心に活動するヲタ芸パフォーマー集団 Fly-N が登場し、軽快なダンスを見せる。「スペシャルコラボ」は続き、宝野アリカが登場。『コードギアス 反逆のルルーシュ』のエンディングテーマであり宝野を擁するALI PROJECTの「勇侠青春謳」を KEIGO、KOHSHI も宝野と共に雄壮に歌い上げ、オーディエンスを圧倒した。さらに FLOW×ORANGE RANGEによる『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ R2』のオープニングテーマ「デイドリーム ビリーヴァー」では会場一体の大合唱に。ラストは全員がラインナップしての「GO!!!」で会場一体となってジャンプ。横浜を震撼させたのだった。
そんなFLOWは2026年7月クール放送のTVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、S ランクチート魔術師冒険録~』のオープニングテーマ「+ENCOUNT」を担当することが決定。同曲は7月2日(水)に先行配信され、8月26日(水)にシングルCDとしてリリースされる。さらに、続く10月クールには、TV アニメ『帰還者の魔法は特別です』第2期オープニングテーマソング「Sorrow」を担当することもアナウンスされた。また終演後“特報”で「FLOW THE FESTIVAL 2027」の開催も発表に。会場が揺れるほどの大歓声に沸き上がり、圧巻の2日間は、フェスの3年目の大成功と、さらなる未来の光を確信させるものとなったのだった。









