舞台『成瀬は天下を取りにいく』(脚本・演出:G2)ゲネプロが7月3日に東京・池袋のサンシャイン劇場で開催され主演の山下美月をはじめ藤野涼子、『南海キャンディーズ』山崎静代、ISSEI、天宮良、田畑智子らが熱演を繰り広げた。
作家・宮島未奈氏の小説を舞台化した作品で、舞台版はデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』と続編『成瀬は信じた道をいく』(ともに新潮文庫)をもとに構成したもの。滋賀・大津市を舞台に周囲におもねることなく自由に生きる主人公・成瀬あかりと、成瀬に影響を受けて新しい生き方を見つけていく人々の姿を生き生きと描きだす。
直前の取材会で田畑が「セットが素晴らしいですし、滋賀県ご出身の方がいれば、すごい感動されると思います」と、自信を見せていたが会場に入ってステージを目にすると、実際に滋賀の大津、膳所などの名所など地元色の強い舞台美術が並んでおり、上演前から引き込まれるような作りに。
舞台では田畑が「自分の本役以外の役もやっています。あそこにも……?あそこにも……!という気持ちになるのではないかと思います」と話していたが、たしかにカーテンコールでステージに立った人数より登場人物は多いように感じるもの。
さらにピアノの生演奏が劇伴となっており、感情の高ぶるシーンのピアノの旋律はより、気持ちを作品に没入させてくれるような仕掛けにも。
また、直前の取材会で山下がけん玉を生で披露するが「難関でした。毎公演毎公演、成功できるか……?っていう、その日の運試しみたいな感じになってると思うんです」と話し成功率は「気持ちは100%ですけど、リアルはたぶん70%ぐらい」と話していたが、けん玉シーンは1シーンだけではないうえ、重要なシーンでの実演となっており、山下は集中する様子を見せていた。
舞台衣装も多く用意されており、主演の山下はライオンズの応援ユニフォームから、学生から職業まで数種類の制服を着こなしたうえ、ロングな髪をすることも。藤野演じる成瀬あかりの幼馴染・島崎みゆきもさまざまな衣装を見せたりと、ビジュアル面でも楽しめる仕上がりとなっている。
舞台『成瀬は天下を取りにいく』東京公演は7月4日から7月12日まで東京・サンシャイン劇場にて、京都公演は7月16日から7月26日まで京都・南座にて、滋賀公演は7月28日と7月29日に滋賀・大津にて上演予定。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ
(c)宮島未奈/新潮社 (C)松竹
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