『イキヅライブ! LOVELIVE! BLUEBIRD』いきづらい部!の高橋ポルカ役の綾咲穂音、麻布麻衣役の遠藤璃菜、五桐玲役の宮野芹、駒形花火役の藤野こころ、金澤奇跡役の坂野愛羽、調布のりこ役の瀬古梨愛、春宮ゆくり役の奥村優季、此花輝夜役の天沢朱音、山田真緑役の小戸森穂花、佐々木翔音役の涼ノ瀬葵音が9月19日と9月20日に東京・京王アリーナ TOKYOで『いきづらい部! 2nd LIVE Dou-Da? DOING! ~Reply to L~』を開催した。
本イベントは今年2月に開催した『いきづらい部!1st LIVE』大成功の“お返し”として計画されたものとなる。
以下、公式レポート部分。
会場となった京王アリーナTOKYOの隅から隅まで多くのL高生で埋め尽くされた壮観な光景のなか、開演前の場内ではこれまでのいきづらい部!の楽曲がBGMとして流れている。それに合わせてL高生は早くもコールやクラップでアップを始めている。そして開演直前に「REGAIN AGAIN LLLLOVE」の終盤でボリュームが上がると同時に会場が暗転、いよいよ“Reply to L”の幕があがる。まずはステージ上の大型モニターに「イキヅライブ! LOVELIVE! BLUEBIRD」のロゴが映し出され、高橋ポルカの鼻歌が聞こえてくると、ライブを控えた麻布麻衣の姿が映し出される。どうやらスマホでポルカがライブを直前に控えたメンバーに意気込みを聞いているようだ。そこから五桐 玲、駒形花火、調布のりこ、金澤奇跡、春宮ゆくり、此花輝夜、山田真緑、佐々木翔音の順で意気込みを聞くと、インカメラに切り替えてポルカが映し出され、最後はみんなで記念撮影。そしてスクリーンに映し出された写真は、2nd Single「Dou-Da? DOING! / REGAIN AGAIN LLLLOVE」のジャケットイラストであることがわかると、会場からはどよめきと歓声が起こった。
そんなオープニング映像のあと、シンフォニックなサウンドのなかで改めて各メンバーの紹介映像が大歓声とともに流れていくと、ステージ中央の正方形のリフターに乗って10人のメンバーが歌いながらゆっくりとせり上がってくる。さらなる歓声に包まれてスタートしたのは、今回のライブタイトルにもなっている「Dou-Da? DOING!」だ。今年2月に行われた1st LIVEでは、アンコールに新曲としてサプライズ披露されたこの曲。あれからリリースを経たことで、詰めかけたL高生もコールやクラップもぴたりと合っている。そしてこの曲はアニメーションMVが作られた楽曲ということで、後方のモニターに映し出された映像のなかの10人共に、ステージ上の10人の息の合ったパフォーマンスも見られるのだが、それもまたあのときよりも洗練されている。そんなステージ上、客席共にさらなる一体感が開幕からもたらされた。

1st LIVEからおよそ7ヵ月、その間のいきづらい部!の進化がはっきりとわかる、圧巻のオープニングのあと、大歓声が続く会場のなかで最初のMCへ。高橋ポルカ役の綾咲穂音が「2nd LIVEへようこそー!」というひと声から、メンバーの自己紹介へ。山田真緑役の小戸森穂花、此花輝夜役の天沢朱音、春宮ゆくり役の奥村優季、五桐 玲役の宮野 芹、麻布麻衣役の遠藤璃菜、綾咲穂音、駒形花火役の藤野こころ、佐々木翔音役の涼ノ瀬葵音、調布のりこ役の瀬古梨愛、金澤奇跡役の坂野愛羽と続いたあとは、会場、配信のL高生とのコミュニケーションをとったのち、綾咲の音頭で「それではいきづらい部!2nd LIVE……スタート!」の声と共にハイハットのカウントが鳴り、そのまま次の曲である玲の「ジェットスターター」がスタート。ステージに残った宮野の「いくよ」という声と共にロッキンなサウンドが響き渡る。前回にも増して全身を使った振り付けで広いステージを大きく使ったパフォーマンスが展開。またこれも前回印象的だった宮野の表情もより豊かに、そしてより自信たっぷり見られる。こうした、グループ全体だけではなく個々のアップデートというものも2nd LIVEでは多く見ることができた。最後は宮野がステージ後方の階段を駆け上がって振り返り、「……最高」とひとこと。そこから小戸森とバトンタッチして真緑の「LOVE?YOU?Save the EARTH!!」へ。ここでもアッパーな電波サウンドに乗せて小戸森は前回に増して生命力に満ちた、弾けるような歌とダンスをステージいっぱい使って披露。中盤にはステージ中央に現れた花壇に、じょうろを使って水をやるという演出も含めて、地球への愛に満ちた真緑らしいステージが展開される。
そこから暗転すると藤野が登場、ステージに残った小戸森と、リリースされたばかりの花火&真緑のデュエット「チュリ♡CHUちゅきらり♪」がスタート。スタイリッシュな4つ打ちのサウンドのなかで、階段にふたり腰掛けたりと動きを見せるなか、基本的に藤野と小戸森は鏡合わせように、お互いに手を合わせたりとシンメトリカルな振り付けを見せていく。ここでの、トリッキーなメロディを歌いながらお互いの呼吸を合わせるようなパフォーマンスはさすがのひとこと。最後はぐっと手をつないでのエンディング。また今回はユニットなどの曲も多かったため、こうした手に触れる演出も多かった印象だ。
そしてメインのステージに気を取られていると、続いての奇跡と輝夜の「POP LOVE」が突如として会場中央のセンターステージから響き渡る。視線が一気にセンターステージに注がれるなか、坂野と天沢は360度ぐるりと観客に囲まれながら、どの角度にもわかるように四方を次々と向いてアクティブなパフォーマンスを見せる。かと思えば、トロッコに乗ってさらに観客の近くへ進んでいく。まるで同じ演出を一度としてないようなこのスピード感が圧巻で、気がつくとセンターステージからメインステージへとたどり着いていた。そこから天沢が残って輝夜の「クラリトブライト」へ。椅子を使ったダンスが印象的なこの曲、天沢のピンと伸びた姿勢と、会場を掌握するような視線など素晴らしいパフォーマンスが展開されていったところで、突如電話が鳴って音楽止まる。翔音からの電話という演出によって涼ノ瀬が登場し、ここであらたにコラボが始まった。ひとつの椅子を使ってふたりが蠱惑的なダンスを見せるというスペシャルなステージに息を呑む会場。またここでも1st LIVEからのアップデートが見られた瞬間だった。そして続いての翔音の楽曲「Trick or Toxic」でも天沢が序盤まで残ってパフォーマンスするというスペシャルな演出が見られる。そこから天沢が退場したあともエレクトロスウィングなサウンドに乗せて涼ノ瀬がコケティッシュなダンスと表情を見せていく。
そしてふたたび会場が暗転すると、今度は涼ノ瀬に加えて宮野が再登場、玲と翔音によるエモーショナルなロックナンバー「青春ソーダ」へ。ここまでインカムマイクを使ってきたメンバーだが、ここでのふたりはハンドマイクを握っている。そして注目すべきは、ここでのデュエットではあえてふたりの距離感をしっかり見せているところ。近づこうとすれば離れ、同じ振り付けをしていても片方だけにスポットライトが当たり、もう片方は暗く見せるなど、この付かず離れずの絶妙な距離感が玲と翔音の関係を表現しているようだった。最後はしっかりと手をつないで階段を登り、「じゃあね」「またね」と言って別れる。ストーリー性のある演出が素晴らしい新曲のパフォーマンスとなった。
そこから今度はステージの下手側から遠藤と瀬古が登場、麻衣とのりこのデュエット曲「Darling Wanted!」が披露される。リリースされたばかりの楽曲ながら、会場は一瞬にして「Wanted!」の大合唱だ。そのなかで遠藤と瀬古は時におしゃべりをするように歩きながら、時に息のあったダンスを見せながらと、下手側から上手側へと進んでいく。大きなステージを広く長く使って会場を大きく盛り上げた。ふたりがステージを去ったあとは、今度は綾咲がトロッコに乗って登場、ポルカの「オドルポルカ」がスタート。トロッコのなかでも踊り出しそうなエネルギーがいっぱいな綾咲、会場に手を振ったり途中でじゃんけんをしたりと楽しませながらセンターステージに到達。ここではワルツのリズムに乗せて、やはり楽しげなステップを優雅に見せていった。そこから奥村が加わって、ポルカとゆくりの「Spinning Parade」へ。お互いを大切に思う仲の良さが伝わる息のあったパフォーマンスが見られる。また奥村もゆくりのソロとはまた違ったキュートさが見えており、最後はふたりで綺麗なハートマークを作って終えた。
そしてそのまま「REGAIN AGAIN LLLLOVE」の大きなキックの音が鳴らされると、センターステージに10人が集結。大歓声のなか、いきづらい部!が誇る大パフォーマンスが展開される。1st LIVEでは大きなステージで横一列に並ぶ圧巻のステージングが披露されたが、今回はそれより狭いセンターステージ。そこで10人が四方に分かれてパフォーマンスしたり、横一列ではなく前後を駆使して並んだりなど、前回とはまた異なる複雑かつ圧倒的なパフォーマンスを見せた。これは過去にフェスでも見られたものだが、そこからもさらなるアップデートが施されたようで、次々とフォーメーションが入れ替わるスリリングなステージはこの曲ならではだ。ここでも2nd LIVEの進化を見せ、前半のステージを終えた。
ここまでが前半パートのDay.1の模様。しかしDay.2にはDay.1にはなかった楽曲も披露されている。まずはDay.2のソロ・ユニットパートの幕開けを飾った、遠藤による麻衣の「ひっさつマイマイモード」。この曲でしか摂取できない栄養というか、とびきりかわいい麻衣の一面を存分に魅せた。その後登場した藤野は、炎が舞うなか扇子を手にして花火の「First Ride」をキュートかつ熱く披露した。
またDay.1では坂野と天沢が「POP LOVE」を披露したあと、天沢のソロになったが、Day.2では坂野が奇跡の「マジカル♡レシピ・シルブプレ!」を披露。調理台が登場しながらエネルギッシュなステージが見られるなか、1st LIVEの時と同じく瀬古と小戸森の登場に加え、今回は綾咲と遠藤も登場してより一層わちゃわちゃとしたクッキングステージが展開される。その後、瀬古がのりこの「センチメートル・ランデヴー」で王道アイドルソングをステージ上からトロッコ上から披露。また奥村はゆくりの「二人はいつでも Happy End」をまさにハッピーかつスウィンギンにパフォーマンス。トロッコに乗ってセンターステージに移って、綾咲との「Spinning Parade」へつながっていくDay.2ならではの演出もまたよかった。
圧倒的な物量とクオリティで前半を駆け抜けたあと、しばし幕間映像へと移行。ここでは最近L高生になった人にも今回のライブのコンセプトを知ってもらうために「なんとなくいきづらい部がわかっちゃうTV」と称してこれまでの活動のハイライトを楽しく紹介する振り返り映像が見られた。そこからいよいよ後半パートへ突入していく。まずは新衣装に身を包んだ10人による「SUPER SUMMER SENSATION!!」が披露される。ここではハードコアですらあるパンキッシュな爆音に乗せて盛り上がる楽曲で、ステージ上の10人も猛スピードで動き回る。中盤からはメガホンも手にして、よりラウドに盛り上げるステージに、観客もコールを叫びながら夏っぽい大騒ぎを見せた。
そこからMCでは、1st LIVEの最後に告知された第2回ユニット組み分けについての話題に。電話やSNS、手紙と「いきづらい部!のメンバーにどうやって告白する?」というテーマで3組に分けられたのだが、ここからはそこで生まれたユニットの曲が続いていく。まずは電話で告白という、綾咲、宮野、坂野によるこーるみー!!!の「全力Calling!! I LOVE YOU!!」から。電話をする振りも加わった、コミカルでわちゃわちゃした3人の姿が楽しいステージが披露されていった。続いては遠藤、天沢、涼ノ瀬から成るSNS派のユニット・既読待ちLoversの「tap tap tappin’!!」へ。トロッコに乗った3人がスタイリッシュなサウンドに乗せて、またSNSというだけあって「この気持ち、届いてますか?」という甘酸っぱさも感じさせる、キュートなステージが見られた。ユニットの最後は藤野、瀬古、奥村、小戸森の4人による恋文乙女純情派がセンターステージに登場し、「未完成なラブレター」がスタート。ユニット名からもわかるように手紙という一種古風なアプローチだけに少しレトロな歌謡テイストの楽曲で、また4人ということで個々のボーカルを重層的に聴かせるステージとなった。
ユニットのステージが終わったあとは、サテライトごとの楽曲へと続いていく。まずは会場がしばし暗転すると、メインステージ上とセンターステージ上それぞれにベッドが置かれている。そこにメインでは坂野が、センターでは瀬古がそれぞれパジャマを着てベッドに腰掛けている。そこに始まったのは福井サテライト・Mi×Nori=Teaによる「シンメトリー」。前回もふたりの距離感を表現したパフォーマンスを見せていたが、今回は物理的に距離を置いて、しかし夜ふたりで電話しているような設定で息のあった、まさにシンメトリカルな振りを見せる。ステージ後方の映像で見ると、手前の瀬古、後方の坂野という奥行きのある演出がよくわかるというのも凝った演出だ。電話を切ってベッドに入るというエンディングまで、前回よりアップデートされた素晴らしい仕上がりとなった。
続いては仙台サテライト・SH1ONの涼ノ瀬が登場、「Silent Stella」へ。メインステージ中央に立った涼ノ瀬を囲むように、天から光の粒の輪が広がり、降りてくる。いわゆるドットイメージという照明手法なのだが、LEDの粒が有機的な動きを見せるなかで、楽曲の近未来的な世界観がさらに前回よりさらに増幅された演出となった。最後はドットイメージが満天の星となって降り注ぐなか曲が終わり、会場は歓声を上回る大きな拍手に包まれた。次のステージは奥村が登場しての「Pray for love」へ。引き続きドットイメージが活用されたのだが、ここではLEDが赤く、同時にステージ上には炎が立ち上るという光景が広がる。そのなかで奥村はスタンドマイクを握ってシンフォニックメタル調のサウンドのなか歌い上げ、そして美しいバレエの振りも見せるという荘厳な世界観を見せていく。
そんな前回よりアップデートされた強烈な世界観が続いたあとは、綾咲、遠藤、宮野、藤野という浅草サテライトのユニット・CHAKI!が登場。彼女たちの魅力の詰まった「凸凹Quartet」では持ち前の下町情緒あふれるサウンドに楽しげな4人を見せてくれる。続いて登場したのは瀬古によるのりこの楽曲「恋のワンタイムパスワード」。今回は大きなハートマークがついたステッキを持って登場。ステッキをマイクのように持ったり肩に担いだりと見せ方も広がりがある。そして中盤ではお馴染み、「私のものにしてあげる、バキュン!」というフレーズでは、ステッキを銃のように使ってみせた。こうしたアイテムの活用は、続く麻衣の「Public Style」でも同様に、ここでは遠藤を取り囲むような大量のPCと共に披露。遠藤が歌いながらさまざまなPCをタイピングしたりラップトップを閉じたり、あるいは途中でメガネをかけるなど終始凝った演出が見られた。
お次は梅田サテライト・Pluminaの奥村、天沢、小戸森の3人が登場。「Daitan Party Time」ではセンターステージを使って、3方向を向いてのパフォーマンスは王道のアイドルサウンドとともに華やかさを感じさせる。最後は3人が集まってぎゅっとハグをするところまで実にピースフルな光景が見られた。そこからすぐさまメインステージでは奇跡の「HomeRun Queen!!」が鳴らされ、お馴染みのポンポンを手にした坂野が登場。ハイパーアクティブなサウンドにポンポンを揺らし、バットを振るような動き、ステージの端から端までを全力疾走するというお馴染みのシーンを大会場で見事達成してみせた。こうしたお馴染みの安心感というものは会場を広くすることでより効果を発揮するというもの。しかし、ここからはふたたび様相が一変して、ステージ中央に金屏風と唐傘が現れるとそこに藤野が鎮座。正座して三つ指を揃えて首を垂れると、爆音と共に花火の「HIBANA―火花―」が幕を開ける。正座から足を崩しながらも座りながらメタルを歌うというのも新鮮だが、新衣装もやはり花火らしい和のモチーフがあるだけに雰囲気は抜群だ。実に豪華絢爛、かつ妍姿艶質なステージとなった。
ここまでがDay.1の後半のソロ・ユニットパートになるのだが、Day.2では宮野が玲の「いつか碧」を披露。宮野はソロでは風を読むように上空を見つめるシーンが多くあるが、ここでもドットイメージが活用されており、自身の上空にあるそよかぜ色のLEDの粒を見つめる姿が印象的だった。
その後は輝夜の「キミは夜のポラリス」では、天沢がステージの上から下までを使って存在感抜群のステージングを見せる。そんな天沢の華やかなステージから続けて、小戸森が真緑の「Little Green委員会」でメインステージからトロッコに乗り、センターステージまで駆け抜けて会場を一気にエコグリーンに変えていった。
終盤では翔音の「イキタクナイevery day」を涼ノ瀬がパフォーマンス。ゴージャスなレーザーやライティングのなか、その中心にひとり立つ涼ノ瀬の歌唱もダンスも、また表情もお見事。そして後半のソロ・ユニットコーナーの真打となった綾咲はポルカの「浅草Guilty Girlの歌」を賑やかに披露。お馴染みのステップや下町っぽい見栄が見られるなか、今回は黄色いキックボードも登場、ステージの端から端まで疾走していった。
そしてライブもいよいよクライマックス。本編最後には10人が集結して「What is my LIFE?」を披露。前回のライブでも冒頭と最後に披露されたいきづらい部!始まりの曲だが、今回はその2回をミックスしたようなステージングで、序盤はメンバーがステージを練り歩きながら客席に手を振る、そしてサビの終盤ごろからおなじみの息のあったフォーメーションが見られていくというスタイルだ。ここまで息もつかせないハイクオリティーなステージが続いたなか、こうした柔軟な姿勢というのもアップデートのひとつなのだろう。これもまた2nd LIVEを象徴する進化のひとつ。そんな10人の大きな成長を示して本編は幕を閉じた。
その後ステージ上のモニターにはライブを終えた10人の模様が映し出される。充実したライブを終えて、それぞれが少し興奮気味に感想を語る。そのなかでゆくりは、ひとり今回のテーマである“お返し”について考えていた。お返しのために企画された今回のライブ、しかしそこで得たものはL高生からのさらなる“お返し”だった。それに応えるには……と思い至った彼女の前に、9人の仲間たちが集まり、“お返しのお返し”に応えるべくアンコールへと向かっていく。そこで鳴らされたのはクラシカルなモチーフのイントロを持つ新曲「Tale of Primavera」だ。クラシックの名曲をサンプリングした荘厳なサウンドのなか、ゆくりを中心に演劇のような、シアトリカルなステージングが展開されていく。そして楽曲もどんどんと構成が変わっていく複雑な進行で、いきづらい部!のあらたな一面を見るようなスケール感で展開されていった。この日ステージに用意された大階段も含めて、ゆくりの原体験から生まれたような世界観を10人で表現する、さまざまな意味でのサプライズとなった。そこから階段を使ってゆったりとした「ヒミツミチ」を歌い、いつもの彼女たちの表情に戻っていくという構成も素晴らしい。
そんな圧倒的なアンコールを終えて、最後のMCへ。その中心となった奥村は、おそらくその充実度からか言葉に詰まらせながら、しかししっかりとこの日の成功を口にした。ほかのメンバーも同様に感動に満ちた表情をしながらも涙はなく、頼もしさもある笑顔を見せていたのが印象的だった。そしてそんな10人によって、この日最後の曲となる「Dou-Da? DOING!」が披露された。この日2度目ということで最初のような振り付けはなく、宮野と藤野、瀬古、小戸森はトロッコに乗ってL高生により近いところでパフォーマンス。そして最後はステージに全員がぎゅっと集まって、綾咲の撮影で自撮りを行う。これが冒頭にポルカが撮影したもの――2nd Singleのジャケットイラストと同じ構図という実に粋な演出でもって、最高の2nd LIVEを終えたのだった。
2月の1st LIVEからおよそ7ヵ月。大幅なアップデートとあらたな魅力がなされた2nd LIVEとなった。およそ今の最高、ベストなアップデートというものが見られたわけだが、初ステージから1年あまりというキャリアでは驚異的とすらいえる。しかし、最高のネクストというのはすぐさま現れ、前回同様にDay.1のライブ後にはオンライン人狼ゲームをテーマにした第3回のユニット組み分け企画が告示された。そしてDay.2の終演後には、2027年3月から4月にかけて東京と兵庫で行われる“いきづらい部! 3rd LIVE ~いつかみんなで叶いそう~”の開催も発表された。
いきづらい部!の最高の更新、そして「みんなで叶える物語」は始まったばかりだ。
ライター:澄川龍一
カメラマン:VISUALNOTES. Inc./鈴木健太(KENTA Inc.)/ウチダアキヤ
【いきづらい部! 2nd LIVE Dou-Da? DOING! ~Reply to L~ Day.1/Day.2 セットリスト】※Day.1 と Day.2 で一部日替わり曲あり
M1. Dou-Da? DOING! / いきづらい部!
M2. Day.1:ジェットスターター / 五桐 玲(CV.宮野 芹) from いきづらい部!
Day.2:ひっさつマイマイモード / 麻布麻衣(CV.遠藤璃菜) from いきづらい部!
M3. Day.1:LOVE♡YOU♡Save the EARTH!! / 山田真緑(CV.小戸森穂花) from いきづらい部!
Day.2:First Ride / 駒形花火(CV.藤野こころ) from いきづらい部!
M4. チュリ?CHU ちゅきらり♪ / 駒形花火(CV.藤野こころ) , 山田真緑(CV.小戸森穂花) from いきづらい部!
M5. POP LOVE / 金澤奇跡(CV.坂野愛羽) , 此花輝夜(CV.天沢朱音) from いきづらい部!
M6. Day.1:クラリトブライト / 此花輝夜(CV.天沢朱音) from いきづらい部!
Day.2:マジカル♡レシピ・シルブプレ! / 金澤奇跡(CV.坂野愛羽) from いきづらい部!
M7. Day.1:Trick or Toxic / 佐々木翔音(CV.涼ノ瀬葵音) from いきづらい部!
Day.2:センチメートル・ランデヴー / 調布のりこ(CV.瀬古梨愛) from いきづらい部!
M8. 青春ソーダ / 五桐 玲(CV.宮野 芹) , 佐々木翔音(CV.涼ノ瀬葵音) from いきづらい部!
M9. Darling Wanted! / 麻布麻衣(CV.遠藤璃菜) , 調布のりこ(CV.瀬古梨愛) from いきづらい部!
M10. Day.1:オドルポルカ / 高橋ポルカ(CV.綾咲穂音) from いきづらい部!
Day.2:二人はいつでも Happy End / 春宮ゆくり(CV.奥村優季) from いきづらい部!
M11. Spinning Parade / 高橋ポルカ(CV.綾咲穂音) , 春宮ゆくり(CV.奥村優季) from いきづらい部!
M12. REGAIN AGAIN LLLLOVE / いきづらい部!
M13. SUPER SUMMER SENSATION!! / いきづらい部!
M14. 全力 Calling!! I LOVE YOU!! / こーるみー!!! from いきづらい部!
高橋ポルカ(CV.綾咲穂音) , 五桐 玲(CV.宮野 芹) , 金澤奇跡(CV.坂野愛羽)
M15. tap tap tappin’!! / 既読待ち Lovers from いきづらい部! 麻布麻衣(CV.遠藤璃菜) , 此花輝夜(CV.天沢朱音) , 佐々木翔音(CV.涼ノ瀬葵音)
M16. 未完成なラブレター / 恋文乙女純情派 from いきづらい部!駒形花火(CV.藤野こころ) , 調布のりこ(CV.瀬古梨愛) , 春宮ゆくり(CV.奥村優季) , 山田真緑(CV.小戸森穂花)
M17. シンメトリー / Mi×Nori=Tea from いきづらい部!金澤奇跡(CV.坂野愛羽) , 調布のりこ(CV.瀬古梨愛)
M18. Silent Stella / SH1ON from いきづらい部! 佐々木翔音(CV.涼ノ瀬葵音)
M19. Day.1:Pray for love / 春宮ゆくり(CV.奥村優季) from いきづらい部!
Day.2:いつか碧 / 五桐 玲(CV.宮野 芹) from いきづらい部!
20. 凸凹 Quartet / CHAKI! from いきづらい部!
高橋ポルカ(CV.綾咲穂音) , 麻布麻衣(CV.遠藤璃菜) , 五桐 玲(CV.宮野 芹) , 駒形花火(CV.藤野こころ)
M21. Day.1:恋のワンタイムパスワード / 調布のりこ(CV.瀬古梨愛) from いきづらい部!
Day.2:キミは夜のポラリス / 此花輝夜(CV.天沢朱音) from いきづらい部!
M22. Day.1:Public Style / 麻布麻衣(CV.遠藤璃菜) from いきづらい部!
Day.2:Little Green 委員会 / 山田真緑(CV.小戸森穂花) from いきづらい部!
M23. Daitan Party Time / Plumina from いきづらい部!春宮ゆくり(CV.奥村優季) , 此花輝夜(CV.天沢朱音) , 山田真緑(CV.小戸森穂花)
M24. Day.1:HomeRun Queen!! / 金澤奇跡(CV.坂野愛羽) from いきづらい部!
Day.2:イキタクナイ every day / 佐々木翔音(CV.涼ノ瀬葵音) from いきづらい部!
M25. Day.1:HIBANA―火花― / 駒形花火(CV.藤野こころ) from いきづらい部!
Day.2:浅草 Guilty Girl の歌 / 高橋ポルカ(CV.綾咲穂音) from いきづらい部!
M26. What is my LIFE? / いきづらい部!
M27. Tale of Primavera / いきづらい部!
M28. ヒミツミチ / いきづらい部!
M29. Dou-Da? DOING! / いきづらい部!
「いきづらい部! 2nd LIVE Dou-Da? DOING! ~Reply to L~」セットリストプレイリスト公開中
Day.1:https://lnk.to/IKIZULIVE_2ndLIVE_Day1_playlist
Day.2:https://lnk.to/IKIZULIVE_2ndLIVE_Day2_playlist
※記事内写真は(c)プロジェクトイキヅライブ!




























