映画『ハナレイ・ベイ』プレミアム上映会が開催！
女優・吉田羊（年齢非公表）、『GENERATIONS from EXILE TRIBE』の佐野玲於（22）俳優・村上虹郎（21）、佐藤魁（21）が2日、東京・丸の内ピカデリーで映画『ハナレイ・ベイ』（監督：松永大司／配給：HIGH BROW CINEMA）プレミアム上映会を松永監督とともに開いた。
作家・村上春樹氏の短編集『東京奇譚集』のなかの1編を実写映画化。ハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで、息子・タカシ（佐野）を鮫に襲われて亡くしたシングルマザーのサチ（吉田）は、10年間毎年ハナレイ・ベイに数週間通い続けていた。決して海には入ろうとしないサチだったが、ある日、現地で日本人サーファー・高橋（村上）と三宅（佐藤）と知り合い、2人から“ある話”を耳にすることになる。その話の先に待っていたものとは……。
吉田は登壇するなり「みなさんこんばんは、佐野玲於です」と、あいさつし笑いを誘い、佐野は笑いながら「さすがです」と、楽しげなやりとりから。
ついに一般の人の目に触れる日を迎え、吉田は「きのうから心がふわふわしているんです。心を捧げていたので、この映画の中にまだ心がいるのかもしれません」と、しみじみ。
続けて、佐野は「あんまいじんないでくだし照れるんで」と、前置きしつつ、オファーを受けたときのことへ、「監督からオファー頂いて、ライブにたまたま来てくださって自分をどうかと言ってくださったのが嬉しいです。頑張っていてよかったなって思いました」と、感激したそう。続けて、「それに吉田さんの息子役で、身の引き締まる思いでしたし、虹郎、魁と同世代に出会えたのも嬉しかったです」と、収穫も多かったようだった。
ちなみに、松永監督によると佐野の起用は1度、佐野の知らないうちに断れていたとも。松永監督は、「ここにいるメンバーが僕がお願いして出演してもらっていて、恋して告白するというもので、なので2回目で出てもらえると聞いて嬉しかったですね」と、相当熱烈なラブコールがあった様子も伺わせていた。
撮影では、松永監督の演出がスパルタだったといい吉田は「初日からコテンパンにやられまして、私の目の前でため息を何度もつかれて。この作品が終わったら女優をやめようと思うくらいでした」と、追い込まれたとしみじみ。
一方、佐野はハワイの思い出へ、村上と佐藤を見ながら、「波長がこれくらい合う人がいるんだろうかというくらいでした。2人とはハワイで有意義な時間を過ごさせてもらって」と、親交を深めたという。吉田は役作りのため3人と距離をとっていたということもあり、佐野は「現場中はあまり話してなくて、終わってから仲良くなった感じです」とのことだった。
イベント後半には『人生で一番大切な写真』を公開。佐野は早朝に本作の撮影現場に向かう途中で出会った虹がかかる写真をチョイス。「いろいろ悩んだんですけど選べなくて。思いついたのがこれで」と、佐野は苦笑いしながら、「現場に向かっている最中に朝6時くらいかな。前日すごい雨が降った後で、現場に向かう最中に道路で写真撮っている人がいて、なんだろって思ったら、この虹で。生で見ると泣きそうなぐらい感動しちゃって」と、気持ちを伝える。それでもどこか恥ずかしげだった佐野は「寝起きで俺の顔がパンパンで」と、理由を明かしたものの、客席から「カワイイ！」の声が飛び交い、吉田も乗っかったため、さらに佐野を照れさせる結果となっていた。
佐野からは、「こんな素敵な作品に参加できたことを嬉しく思います。たくさんの方に届けるべく、努力をしていきたいなと思います」と、意気込んだり、吉田から「この映画はどちらかというと地味な映画です。でも大切な人がいなくなったとき、サチが奮闘していく姿を見て何か感じ取ってもらえたらと思います」と、メッセージを寄せていた。
映画『ハナレイ・ベイ』は19日より全国ロードショー！
こちらが佐野チョイスの写真
