『2021 MISS TEEN JAPAN』決勝大会が29日、都内で開かれグランプリには愛知県出身で中学2年生の鈴木爽（スズキ・アキラ、13）さんに輝き、会場には応援アンバサダーの新川優愛（26）、平祐奈（22）、トラウデン直美（21）も駆けつけた。
日本のティーンを代表するミス・コンテストとして13歳以上、17歳以下の女の子を大賞に2011年から開催している大会。今年は5645通の応募があり、地方大会から選ばれた13人が会場で最終審査を受けることとなった。審査員特別賞には福岡県出身の碓井恵花（ウスイ・ケイカ、15）さん、準グランプリには福岡県出身の黒川ありさ（クロカワ・アリサ、14）さん、そしてグランプリに鈴木さんが選出された。
鈴木さんは小さい頃からバレーボールを行ったり映画やドラマで活躍できるモデルを目指しモデルウォーキングのレッスンに通ったりと研鑽を積むとともにモノマネや地元の演劇の舞台などにも積極的に参加。特技披露では、ドラマ『半沢直樹』（TBS系）の半沢のクライマックスシーンでの迫真のスピーチを再現し、審査員や報道陣の度肝を抜いたかと思えば、これまでの人生で1番ネガティブになったことを問われると、新型コロナウイルスでのおうち時間で「激太りしてしまって（苦笑）」というところから5キロ落とし、本大会に臨んだという可愛らしいエピソードなどさまざまにアピールしていた
グランプリをコールされた際に鈴木さんは、「本当に嬉しくて、きょうはグランプリを獲りに来たので、応援してくださったみなさんにありがとうと言いたいです」と、涙ながらにお礼していた。
終了後には、鈴木さん、新川、平、トラウデンとともに囲み会見を開催。近くに有名人がいるということで、「ティアラを新川さんにつけてもらっているときに、とても近くてヤバい！と思って。（3人と）隣に並んでいいのかなって。今も緊張しています」と、感激といった様子。
そんな鈴木さんへ、新川は「特技披露のときに、1つの舞台を観ているのではないかというくらいの演技力でしたし、初めてこんなに人がいるなかでできるというのが感動しました」と感想を伝えれば、平は「笑顔がチャーミングですし、ステージに立って特技披露のときは、すごい真っ直ぐな眼差しでその瞳の奥には芯の強さがあってメリハリがしっかりしているなと感じました。すごい良かったと思います。メッセージを伝える力を持っているなと思ったので政治家にも向いているのかもと思いました」とも。
トラウデンも「演技のところでも最後までやり通す気持ちの強さや、いままで努力してきたからこその自信を感じましたし、13歳だったときの私はこんなにしっかりしていないです。ヘラヘラしていました。末恐ろしいなと思います」と、講評を伝える。
さらに、鈴木さんへ芸能界で仕事をするときの心得を3人が伝えることとなり、「次はああなりたいこうなりたいと思って、小さいことを努力し続けることが大事かなと思います」と、新川。平は努力とともに「何でも楽しむこと」を伝えると、トラウデンもうなずきながら「楽しいっていうのは顔に出るし、表情に出てきて、その輝きが出てくると思うので」と、アドバイス。
一方、鈴木さんは「新垣結衣さんと中条あやみさんに憧れていて変顔とかNGなしでやりたいと思います」と、意気込む。すると、記者から「こういった世界で生き抜く秘訣として、ウソでもいいのでこの場にいる3人の誰かを言った方がいいのでは……」との声があがり、4人とも騒然！これに鈴木さんは新川の方を向き「ドラマ『ギルティ ～この恋は罪ですか？～』観てました！」「きょうも兄から『（3人の）サインをもらってこいよ』といわれて来ました」と、素早く反応するクレバーさを見せ、逆に平が「無理しなくても大丈夫だから！」「正直でいいんだよ！」と、フォローする一幕もあった。
「半沢直樹」のシーンを再現する鈴木さん
