岩田剛典「取り越し苦労」だったことや『復活』に希望を込める!“弟”新田真剣佑から「“岩ちゃん”」と慕われる姿も【岩田コメント長め】

岩田剛典「取り越し苦労」だったことや『復活』に希望を込める!“弟”新田真剣佑から「“岩ちゃん”」と慕われる姿も【岩田コメント長め】2

 『EXILE』で『三代目 J SOUL BROTHERS』の“岩ちゃん”岩田剛典(31)が7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『名も無き世界のエンドロール』(監督:佐藤祐市/配給:エイベックス・ピクチャーズ)完成報告会見を俳優・新田真剣佑(24)、女優・山田杏奈(19)、中村アン(33)、佐藤監督(58)とともに開いた。

 作家・行成薫氏の同名作が原作。互いに親がおらず少年期からの付き合いがあり“ある事件”をきっかけに人生が大きく変わってしまったキダ(岩田)とマコト(真剣佑)を描いた作品。自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するため、キダは裏の社会、そしてマコトは表の社会で、10年もの時をかけ、社会の底辺から必死でのし上がっていく。果たして、異なる世界に身を置く、2人が命懸けで仕掛ける一世一代の企みとは……。

 もともとは観客を入れて完成披露試写会での開催だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から無観客となりメディアと関係者のみで、ライブ配信で行われるものに。これに、岩田は「きょうは本来、お客さんを入れての上映だったんですけど、きょうは無観客とさせて頂いたことをお詫びさせて頂きます」と、座長としてコメントしつつ、「画面の向こう側のみなさんとつながっている時間を精いっぱい楽しんでいきたいと思います。楽しい時間にしましょう」と、カメラに向けて手を降った。

 作品の役柄の話題が振られ、岩田は「キダという役は心優しく穏やかな人柄ですが、とある出来事をきっかけに人間がまるごと変わってしまうような、そんな大人の時期と学生の時期というものを大きく演じ分けないといけないキャラクターだったので、そこのコントラストを表現できるように意識ました」と、こだわった部分とともに、もう1つあるようで「この作品自体はキダがストーリーテラーでもあるお話なので、そこは作品の軸として作品を成立させていくのかをずっと考えていましたね」と、全体を俯瞰して進めていたそうだ。

 続けて、真剣佑と山田と3人の幼馴染という関係性の演技へは、「自分が年上だったのでいろいろ意識して、考えすぎた部分があったんですけど、それも取り越し苦労になってすんなり入って」と、すこぶるうまくいったそう。さらには、3人の幼馴染の仲良さは撮影に入ってどれくらいの期間で築いたのかという質問も飛んだ。これに、岩田は、「初日から和気あいあいとしてましたね。最初のシーンはカラオケボックスでしたけど、その日に連絡先も交換して」と、序盤から関係性をうまく築けていたことも明かした。

 岩田と真剣佑へお互いの印象を尋ねると、岩田は「日本アカデミー賞で新人賞を受賞したきに面識はあったんです。でも、現場では初共演で。メディアで見るイメージのままで、明るくて天真爛漫だなって。撮影が終わるころには年の違う兄弟というか人懐っこい弟という感じで」というほど距離が詰まったのだとか。すると真剣佑が「岩田さん、“岩ちゃん”って呼んでもいいですかと言って、それ以降は“岩ちゃん”と呼んでます」と、愛称呼びをできる関係性にまでなったのだとか。

 さらに、新年の抱負をそれぞれ発表。そのなかで岩田は、『復活』とし、「各業界のみなさま、苦しい状況のなかで自分たちもエンタメのお仕事に携わらせて頂く中で、ライブイベントとか、生で直接観客のみなさまと同じ空間で届けられるエンタテインメントだったりで、自分たちの発信したい100%で発信できる年ではなかったんです。いまの情勢で復活というと気が早い気がしますけれど、今年1年の終わりにはエンタメも復活してほしいし、映画館も復活してほしいし希望を込めて復活としました」と、気持ちを込めて話していた。

 イベント終盤には明日8日が山田の二十歳のバースデーということで、岩田&真剣佑によるサプライズのバースデーフラワーをプレゼントすることに。ケーキを形どった花が壇上に登場し岩田と真剣佑が“せーの”で声を合わせ「「お誕生日おめでとう」」と、拍手し、「二十歳って人生に1回しか来ないので、二十歳は特別な年にしてもらいたいですね。応援してます」と、メッセージを寄せていた。

 そして、最後に、岩田は、「この映画が本当に公開されるまで、脚本を頂いてから2年ほど経立つなと思うんですけど、公開が間近と聞くと感慨深いです。(キャッチコピーで)“ラスト20分”というサスペンスを売りにしている作品ではなりますが、自分としては究極の純愛、ラブストーリーものだと思いますし、命の重みを伝える作品だと思っています。劇中に『1日あれば世界は変わるんだよ』というセリフがあるのですが、たった1つの出来事で人はこんなに変わってしまうんだということと、どんなことがあっても変わらない友情ということで、今このタイミングで、いろんな方にご覧になって頂ければ」と、メッセージを寄せていた。

 映画『名も無き世界のエンドロール』は29日より公開予定!

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