芳根京子 熱演を寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみが称賛で「とにかくすごくガッツがある」や悔し涙を流していたとも!「ヤバいぞ」と感じていたこととは?

芳根京子 熱演を寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみが称賛で「とにかくすごくガッツがある」や悔し涙を流していたとも!「ヤバいぞ」と感じていたこととは?3

 俳優・芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、風吹ジュン、小林薫が2日、都内ホテルで映画『Arc アーク』(監督:石川慶/配給:ワーナー・ブラザース映画)完成報告会を石川監督とともに開いた。

 ストップエイジングによる「不老不死」が完成した近未来の日本が舞台。主人公・リナ(芳根)は同施術を受け30歳の身体のまま永遠の人生を生きていくことになるのだが、その果てには……という物語。

 モードな感じのドレスで登場した芳根は「きょうを迎えられてホッとしています」と、喜びを口にする。

 役作りへ芳根は、「まずは1人では作れなかった役だなと本当に思います」と切り出した芳根は「撮影前に考え込んでも分からないと思って、監督とよく話し合って現場に行って考えましょうと。現場で見たこと触れことを形にしていくという作戦で。ですから、石川監督とは二人三脚で一緒に同じ歩幅でリナという女性を作っていきました」と、苦労があったよう。

 続けて寺島は、「とても不思議な映画ができ上がったような気がします」と切り出しつつ、主演の芳根へ「芳根さんは前半にご一緒したんですけど、とにかくすごくガッツがあって、ずっと撮っているところがあって、うまく行かなくてく悔し涙を流してしまったり。撮影時間もだいぶおそくなっていったのですが監督はまだ撮ろうとするから監督に『帰してあげて』と私から言って。でも、監督に応えようとする芳根さんも素晴らしかったし、まだまだ撮ってやろうという監督も素晴らしくて」と、芳根の頑張りを褒める。

 悔し涙のことを聞かれた芳根は「そんなこともありましたね」と、軽く流していたが、そこから共演者による芳根を褒める話しが続くことに。清水は「本当にガッツがあって、大変な現場でしたけど、絶対に『できない』と言わないし、年下のなのに、引っ張って頂きました」と、心強かったといい岡田は「この小さな体からどこからそんなパワーにが出てくるのかというので、支えたいなと思って。よく頑張ったな」と、ねぎらうと芳根も「ありがとうございます」と、笑みを浮かべていた。

 作品内ではプラスティネーションという死体を無数の紐で吊りあげてポーズをとらせるというシーンがあり、これを芳根と寺島が劇中で披露する。このシーンへ芳根は「しのぶさんのプラスティネーションを見ていて、これはヤバいぞと感じました。自分のレベルの足りなさを感じたので、たくさんの紐を引っ張って練習しました」と、良い緊張感があったという。

 すると寺島も「私の見せ場はここしかないなというので、ここさえできれば大丈夫かもと思って(苦笑)。リナに技術を受け継いでいく立場なので、リナよりうまくないといけないと思って」と、プレッシャーを感じていたそうだが、死体役のダンサーと息を合わせて「何回も気を合わせていく作業が楽しかったです」と、胸弾む部分もあったと先輩女優としての余裕も感じさせるコメントもあった。

 そして芳根から「この作品が完成したのを見たときに、新たなジャンルの映画が完成したと思いました。作品の重要な役割を頂けたことを嬉しく思います。個人的なことですが映画の単独主演が7年ぶりらしくて、そのことはネットニュースで知ったのですが、気合の入っている作品です。あまりこういうことを言いませんが、本当に気合が入っています」と、感極まったのか涙で目を真っ赤にしながら、なみなみならぬ熱量で伝えていた。

 映画『Arc アーク』は25日より全国ロードショー予定!

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作品のポイントの1つとなる紐が張り巡らせられた空間でのイベントとなった