須賀健太 神宮寺勇太に「僕は落ちました、もう神宮寺担です!」伊野尾慧の魅力は“真ん中にいるのが似合う人”と“いいお兄ちゃん”の「ギャップ」とも

須賀健太 神宮寺勇太に「僕は落ちました、もう神宮寺担です!」伊野尾慧の魅力は“真ん中にいるのが似合う人”と“いいお兄ちゃん”の「ギャップ」とも1

 アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の伊野尾慧が連ドラ単独初主演し『オトナの土ドラ』枠で現在放送中の『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ准教授・高槻彰良の推察』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)。21日放送の第3話では1話から出演し須賀健太じている難波というキャラクターにフォーカスが当たることもあり、須賀が役どころや現場エピソードなどについて語った。

 原作は作家・澤村御影氏の「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ(角川文庫)。伊野尾演じる完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰と、アイドルグループ『King & Prince』神宮寺勇太演じる過去に怪異を経験したことで嘘が分かる能力を手にしてしまった大学生・深町尚哉の凸凹バディが、「コックリさん」や「神隠し」といった怪異事件の謎に挑む異色の民俗学ミステリー。第2話では『わら人形の呪い』を巡る騒動が起こり、呪われた陸上部員とその姉の心の闇が浮き彫りに。完全記憶能力と民俗学の知識による推察で高槻が見事、呪いを解いたかに見えたが……。

 第3話では、高槻が運営するサイト【隣のハナシ】に投稿された1本の動画から、鬼伝説が残る村に高槻たちは調査に向かう。そこでかなり古い人骨が見つかり、物語は想像を越えた展開を見せる。そんな中、“嘘が聞こえる”がために孤独を抱えた神宮寺演じる尚哉の周辺にも変化が……。須賀は第1話から登場し、尚哉の名前を間違え続けるも、憎めない陽気さゆえに許されてしまうというユニークなキャラ・難波役だが、第3話ではキーパーソンとなる。

 以下、インタビュー部分全文。

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 ――役について教えてください。
 須賀:難波要一は今っぽく言うと「陽キャ」。神宮寺くん演じる深町(尚哉)と正反対の、陽気なキャラクターで、深町を気にかけている同級生です。普通の大学生を演じるのは初めてなので嬉しかったのですが最初は「26歳の僕に18歳の役!?」と驚きましたね。でも、30過ぎて高校生を演じている先輩方もいるので「僕もまだまだイケる!」と思っていたのですが、愛美役の吉田あかりさん他同級生を演じるリアルな10代と話すと、やっぱり世代間ギャップを感じて……この前の撮影では、授業終わりに「この後、タピオカ飲み行こうぜ」とアドリブを言ったら「もう古いです」と言われて、すぐ調べましたよ、次の流行りを!(※飲むチーズケーキ)そうやって勉強しつつフレッシュに演じていきたいですね(笑)。

 ――監督から「自由にやって」と言われているとか?
 須賀:「こんなに自由でいいのかな?」と不安に思うぐらい自由にやらせてもらっています。最近では「ここで難波、一言!」とか言われて、もう大喜利に近いですよ(笑)。もともと僕はアドリブが苦手なので、今回、瞬発的にアドリブを考えるのは楽しくも大変で、試されているし、成長できる現場だなと感じています。ドラマを見ている方はもちろん、共演者の皆さんにも笑ってもらい、ほっとしてもらえたらいいなと思いながら、難波というキャラクターをリアクションの面白さなどで表現しています。アドリブは今のところ百発百中に近いぐらい現場では採用していただき、難波アドリブ総集編にしたら結構な長さになると思うんですけど、DVDの特典映像とかではなく、なるべく放送本編でも採用されたらいいなと思っております(笑)。

 ――ファッションもとても個性的ですね!
 須賀:そうなんですよ!しかも、難波が着ていた衣装が、その何日か後にスタッフの間で流行ったりするんですよね。先日衣装として着たオーバーオールがそうでした。(※スタッフ数人が自前のオーバーオールで合わせてきた)だからもう難波はこのチームのファッションリーダーです(笑)!今回、本当に衣装替えが多いのですが、多分、「(高槻)先生はスーツ」というシバリがあるので、衣装さんの“遊びたいフラストレーション”が難波に全部注がれているんじゃないかと(笑)。でも衣装でもキャラクターが出しやすいので、有難いことに“衣装に助けられている”感じはありますね。

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 ――伊野尾さんとの共演経験&印象は?
 須賀:ドラマでは初共演です。年上の方に失礼な言い方かもしれないですけど“可愛らしいイメージ”がすごくあったので、今回のクールで大人っぽい役柄がお似合いでびっくりしました。それと今回、伊野尾さんは台詞の量がすごく多いですよね。僕の場合、長台詞があるとお芝居が縮こまってしまうんですけど、伊野尾さんはそういう感じが一切ないですし、人前に立つことに慣れているからか、すごく座長らしく“真ん中にいるのが似合う人”。なのに、カットがかかると“いいお兄ちゃん”という印象で、面白いことを言って和ませてくれたりするので、そのギャップがすごく素敵だなと思っています。

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 ――神宮寺さんとの共演経験&印象は?
 須賀:神宮寺くんは面白くて、一緒にいて楽しいです!現場で「兄弟みたい」と言われるぐらい、一緒にずっとふざけています。今回、友達という役柄ですが、最初は名前も覚えていないような単なる同級生からスタートして、回数を重ねるごとに、どんどん距離が縮まっていき、尚哉側も難波のことを信頼していき友達になる過程が、神宮寺くんと僕の関係性とリアルに重なる感じがしますね。僕は今、変顔もアドリブも全部神宮寺くんに笑ってもらうためにやっていますが、やり過ぎて、たまに神宮寺くんの笑いのツボにハマっちゃうこともあるんです。でも、神宮寺くんも結構瞬発的に反応して、僕のことを笑わせに来ていますからね。その様子を見ていたスタッフが「尚哉って難波といると結構喋るよね」と言ったとき、神宮寺くんは「尚哉のキャラ的にどうなのか?」と気にしたのか「あまり喋り過ぎないようにします!」と言っていたので、僕は逆に喋らせに行っています(笑)。その方が尚哉と難波の関係に近いかなって。でも、2人とも笑い過ぎてNGを出すまではないんですよ。笑ってしまっても“とりあえずやり切る”精神で楽しんでいます。神宮寺くんとは今回ご一緒して、その人懐っこさや、いい意味で等身大のいい人であることがわかったので、一気に好きになりましたね。僕は落ちました、もう“神宮寺担(じんぐうじたん)”です!

 ――視聴者へのメッセージをお願いします。
 須賀:今まで怪異を怪異として描く作品はあっても、怪異という現象の裏に人間の“ある心理”が隠されているといった本質的な部分を深掘りして見せる作品は無かったように思います。怪異は本物なのかどうか、そして登場人物たちが抱えている本質的な問題は何なのか。毎回どんな結末になるのかハラハラ・ドキドキ予想しながら見ていただく中で、難波が出てくるシーンで“くすっ”としたり“ほっ”としてもらえたら嬉しいです。あと、実はミステリーの裏で“難波の恋愛模様”も併走しているんです。監督からは「1話から、ちょっとずつ“デレ感”を出してくれ」という指示がありまして、そこもアドリブ全開の“難波劇場”でだいぶ広がっています(笑)。物語の本筋はミステリーですが、難波にとってはラブストーリーだと思っているので、難波の台詞の、どこまでが台本で、どこからがアドリブなのか…そこも楽しんでいただけたらと。これがわかったらかなりの“須賀健太上級者”です。皆さん、上級者を目指して、もし「これアドリブで言っているな?」と気づいたら、TwitterなどSNS上で「#難波アドリブ」でどんどん発信をよろしくお願いします!

 ■第3話あらすじ(8月21日放送)
 高槻(伊野尾慧)が運営するサイトに投稿された1本の動画。そこには洞窟の中で鬼に襲われる男の姿が…。殺到する問い合わせに困り果てた役場の依頼で調査を開始する高槻と尚哉(神宮寺勇太)、瑠衣子(岡田結実)たち。鬼伝説が残る山村の洞窟で彼らが目にしたのは穴が開いた髑髏だった。そこに毛皮を羽織り猟銃を手にした異様な姿の老人(久保酎吉)が現れる。「鬼神様に何する気だ!」鬼気迫る表情で高槻達に迫る老人。その後ろには無表情に赤子を抱いた女(奥村佳恵)の姿が。女にいざなわれ高槻達は鬼を守る家に足を踏み入れる。

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