松坂桃李 鈴木亮平とは「目線のやり取り」で“会話”や「孤狼の血」続編聞いたときは「脚がガクガクしました」!西野七瀬 村上虹郎の頼もしいエピソードも披露

松坂桃李 鈴木亮平とは「目線のやり取り」で“会話”や「孤狼の血」続編聞いたときは「脚がガクガクしました」!西野七瀬 村上虹郎の頼もしいエピソードも披露4

 俳優・松坂桃李が21日、東京・丸の内TOEIで主演映画『孤狼の血 LEVEL2』(監督:白石和彌/配給:東映)公開記念舞台あいさつを鈴木亮平、西野七瀬、音尾琢真、中村梅雀、小栗基裕、白石監督とともに開いた。

 映画『孤狼の血』は、昭和60年代の広島・呉市をモチーフとした場所が舞台。一匹狼という言葉がふさわしい一癖も二癖もある暴力団係の刑事・大上章吾(役所広司)と、その大上につけられた松坂演じる新人刑事・日岡秀一が、地元で抗争を繰り広げている2組の大規模なヤクザ組織と渡り合っていくハードボイルド作品として2018年に公開。大きな反響を呼び、第42回 日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにするなど旋風を巻き起こしており、本作はその3年後を日岡を主役に据えた続編となる。

 ブラックスーツ姿で登場した松坂。観客の入った劇場を見回し「こんな状況のなかたくさんの方が来てくださって嬉しいです」と笑みを浮かべるとともに、「最高のエンターテインメント作品ができたと思っています。それをお届けできることに幸せを感じてます。ネタバレに気をつけながら、みなさんと時間を共有していきたいなと思います」と、気持ちを伝える。

 鈴木は、「ついにこの日が 来たかという気持ちでいっぱいです。文字通り心血を注いで撮影しました」といえば、音尾は「前作に引き続き、吉田という役で出演しているんです。なんで、続編に出れるんだろうか?その理由をいま発表します!白石監督のバーターです!」と真面目な表情を浮かべながらお茶目な発言で、会場を沸かせた。

 役作りの話題となり松坂はオファーが来たときに、「圧倒的に不安でした」と心情を吐露。「1が公開されて割とまもなく、東映さんから『続編やります』というお話を頂いたんです。そこで、『これ、続編やるってことは、あれ?僕が役所さんがやっていた立ち位置をやるのか!?』と思って、その気持ちが積み重ねていくと、不安が高まってきて。前作は大上さんの背中におんぶにだっこ状態だったので、役所さんがやっていた立ち位置に立つのかと思うと脚がガクガクしましたね」と、押しつぶされそうだったという。

 そんななかでのクランクインとなったという松坂は、「実質作品のなかでも3年僕の実質の時間のなかでも、3年開いたなかで入ったんですけど、3年の間、日岡のなかになにがあったのか、どういう思いで過ごしてきたのかと考えていると、自分の中で日岡のイメージは狼に育てられた犬という感じで行こうと、漠然としたぼやっとした感じで行こうと思ったんです。それで、台本を読ませて頂いてそこから小さく構築して、現場に入りました」と気持ちを固めて下準備をしていったそうだが、「初日から思ったのはこれは僕がわーっと1人で、大上さんがやっていた立ち位置うんぬんではなく、ここにいるキャストの方々含めて、強力な方々が日岡の前に嵐のようにバーっと入ってくるので、この嵐の中に巻き込まれているなかで、これだけの心強いキャストのなかでパート1を超えていけるなと思いましたね」と、気持ちが変化があったそうだ。

 そんな松坂へ中村が「自然体で現場に溶け込んでいてすごいなと思いました。痩せ方もビックリしちゃったし」と、たたえていたり、撮影の現場で鈴木が「日岡と馴れ合うわけには行かない役なので、広島入りしてからほとんど(松坂)話してなくて」と役作りのために、松坂とあるシーン以降まで会話をしないようにしていたそうだが、松坂としては、「上林との目線のやり取りで、とっても会話したような気になりましたね」と、言葉はかわさなくとも目で会話を交わしていたというエピソードも語られていた。

 一方、西野は「この作品はいっぱいっぱいになりながら周りの方に助けてもらいながら参加でした」といいとくに西野が演じた役の“弟”を演じた村上虹郎には助けられたそうで、「過去に1度別の作品でご一緒したんですけど、姉弟役は初めてだったんです。緊張していたんですけど、最初から(村上が)“おう姉ちゃん!”という感じで来てくれてやりやすかったです。それに、クランクアップが同じ日で、スタッフさんにあいさつを回るというときに、私が恥ずかしくて行けなかったときに、『一緒に行く?』と言ってくれてめちゃくちゃ頼もしかったです!」と、お礼していた。

 さらに西野は作品へ「熱いところはすごく熱く感じて、冷たいところはとことん冷たく感じるような温度感を感じてもらえれば、より一層作品の中の世界観に入れるのかなと思います」と、アピールしていた

 ほかにも唐突に最近テンションが上がったことは?という質問がされ松坂は悩みながら漫画『ONE PIECE』の作者である漫画家・尾田栄一郎氏から井浦新を通じてサイン色紙をもらったことなどを楽しげに話していた。

 最後に白石監督から、「人のエネルギーというか元気が出る映画になっていると思います。心残りはお世話になった広島・呉に行けないことです。動員100万人達成したらお礼しに行きたいと思っています」と話し、松坂からは「いろんな方々の力を借りて、いろんな方の懐に温められ続けて、ようやくお渡しできる日が来て、本当にすごう嬉しいですし、コロナ禍の中で難しいと言われていましtけど、なんとか作ることができて、その分エネルギーにあふれた作品になっていると思います。そのエネルギーをエンドロールの最後まで観ていただいて、本当に2回目、3回目が観たくなるような映画になっています。そういうことを含めて、まだ観ていない方たちに感想を伝えてもらえたら幸いです」と、メッセージを寄せていた。

 映画『孤狼の血 LEVEL2』は全国公開中!

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