アニメーション『映画トロピカル～ジュ！プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪！』（監督：志水淳児／配給：東映）完成披露舞台あいさつが16日、都内ユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、キュアサマー／夏海まなつ役のファイルーズあい、キュアラメール／ローラ役の日高里菜、キュアコーラル／涼村さんご役の花守ゆみり、キュアパパイア／一之瀬みのり役の石川由依、キュアフラミンゴ／滝沢あすか役の瀬戸麻沙美、雪の王国シャンティアのプリンセス・シャロン役を演じた松本まりかが登場した。
“トロプリ”の略称で親しまれ、プリキュアシリーズ最新作で18作目の「海」×「コスメ」をモチーフにした常夏ハイテンションな『トロピカル～ジュ！プリキュア』。劇場版となる本作では、雪の王国・シャンティアに招待されたまなつたちが、突如謎の怪物が現れ王国に閉じ込められることに。そんな大ピンチに、『ハートキャッチプリキュア！』のキャラクターたちが駆けつけ……。
まずは、5人でプリキュアイベントおなじみの“名乗り”で盛り上がったところで、ファイルーズから「みなさんを前に、フルにお客さんが入った状態で映画の公開をお祝いできるのは2年ぶりらしくて、スタッフのみなさんがものすごく努力していたのを見ていたので、そんな素敵な場所にキュアサマーと一緒に来れたことが嬉しいです！」と、弾けるような笑顔を浮かべる。
それぞれ作品を観てみた感想へ。ファイルーズは、「トロプリは常夏の舞台の作品なので、TVアニメでもヤシの木だったり、サンサンと輝く太陽だったりそういう日常です。けど、今回は雪の国に行って、冬のファッションだったりがものすごく可愛いいんです！この映画でしか観れないプリキュアたちの一面だなと思っています」というと、石川もそこは自身のポイントだったようで「みんなの服装や髪型がいつもと違っていて、私は見たことないぞ！という髪型になっているので注目してもらいたいです」と、アピール。
日高は作品を観てみて、「いつも元気で明るくてというイメージがありますけど、どこか切なかったり、寂しい気持ちになるような、そういったシーンやセリフもたくさんあって、観終えた後に大切な人に会いたくなるような作品になりました」と伝えると、花守はもう1歩踏み込んで、「映画の台本を頂いて、映画で使われる楽曲もみて、真夏のように輝くトロプリのみんなが冬の世界にいるギャップがあって面白いなと思ったんです。それで台本を読んでみたんです。そうしたら、これはトロプリの子たちしか描けない物語がここにあるんだという感じが、私の中では何個もありました。観て頂いたみなさんに、それが胸に届いたときに、雪が溶けるように感動して頂けるのではないかなと思います」と、詩的な表現とともに話す。
石川はといえば、『ハートキャッチプリキュア』のキャラクターのみんながやってくるというポイントにテンションがあがったようで、「映画ならではで、全然違和感がなくて、すぐ友達になれそう！というかかわりが素敵だなと思いました」といい、瀬戸は「まなつたちがいつもいる世界とは変わりますけど、あらためて思ったのがいい子たちしかいない！まなつの優しい言葉選びというか、こういうときに友達にこういう言葉をかけてあげられるんだと、大人の私も気づいたんです。こういうふうに接していきたいよねという気づくものにもなっていると思います」と、熱弁をふるっていた。
ほかにも、ここがポイントという部分へ花守は「あえてお花というものに注目してもらえると楽しんでもらえると思います」と話したり、ファイルーズは「まなつがTVシリーズでは先頭に立ったり腕を引っ張ったり、巻き込んだりしていますけど、この作品ではローラが自分の目的を見つめて頑張っている。それをトロピカル部のみんなで応援するというのがあります。寄り添って、そっと背中を押して上げるまなつの一面を見てもらえれば」と、コメントを寄せていた。
最後にファイルーズから「舞台は雪の国ですけど、1年中心はサマーなので、サンサンときらめく太陽のようにトロピカっていますので、映画を観たあとにみなさんもトロピカっていたなと思ってもらえたら嬉しいです！」と、メッセージを寄せる。
そしてこの日は、キャスト1人1人がキャノン砲を手に持ち発射しての華やかなものとなったが、花守は大きい音が苦手なのか、キュアコーラルに耳を塞いでもらいながらと和気あいあいな光景も見られるものとなっていた。
『映画トロピカル～ジュ！プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪！』は23日より全国ロードショー！
