映画「ミッドナイト・バス」会見が開催！
お笑いトリオ『ネプチューン』で俳優・原田泰造、七瀬公、女優・山本未來、小西真奈美が2日、東京国際映画祭（通称：TIFF）内で映画『ミッドナイト・バス』（監督：竹下昌男／配給：アークエンタテインメント）記者会見を竹下監督、音楽を担当したヴァイオリニストの川井郁子氏、製作を担当した星野純朗氏とともに開いた。
作家・伊吹有喜氏の同名作が原作。バツイチ中年男で新潟―東京間を走る長距離深夜バスの運転手の高宮利一（原田）。その別れた妻との思いがけない再会、そして現在の恋人、娘・息子などとの関係などの心情をしっかりと描いた、家族の再生の物語。なお、本作は東京国際映画祭特別招待枠作品となる。
スーツ姿で現れた原田は、「緊張しているんです……」と言いつつ、いきなり持ちネタの「♪曲がったことが大嫌い！原田泰造です！！」と声を張って歌い出すという意表を突いた自己紹介で、キャスト陣をはじめ記者たちを爆笑の渦に巻き込みつつ、「いろんなところで撮影してどんなものができるんだろうって思っていました。新潟に行かせて頂いて、こんなに綺麗なんだって思ったのが第一印象です。傷ついた人達が再生されていく、感動系の映画に出れて本当に良かったと思いました」と、しみじみ。
本作撮影のために原田は大型自動車免許を取得したそうで、そのときのやりとりについて、「監督から話を頂いたときに、『運転している画が欲しい』と言われて、『大型の免許を取ったほうが良いですかね？』と聞いたら、監督から『そうなるねぇ』って。やれと言われたわけではないんですけど、いつのまにかそうなっていて（笑）」と、ゆる～く始まったのだとか。
その免許取得のために通った教習所では「みなさん親切で『何、映画？協力するよ』って。だんだん行くのが楽しくなって（笑）。横についている本物のバスのドライバーの方たちにいろいろ褒めてもらいながらで、やっぱり僕って褒められて伸びるタイプなのかなって」と、笑う原田。
ついには、利一の元妻役の山本、恋人役の小西、息子役の七瀬に挟まれているということで、原田は「嫌いなわけで別れたわけではない女房と、現在の恋人といま挟まれてるんです。息子まで居るし、石田純一さんってすごいんだなって！」と茶目っけたっぷりのコメントで、場内を沸かせまくると「それぐらい僕の中で『ミッドナイト・バス』が生きているんだなって感じています」と、うまく着地させていた。
山本はそんな原田へ、「泰造さんも面白いところもありますが、たおやかで優しい男性だったので、利一と泰造さんのキャラクターが重なって、私も役に投影することができました」というと、小西も、「利一さんと出会って長い時間を過ごしているという感じを出そうと思って、撮影に入る前に原田さんとなるべくお話をしようと思っていたんです。でも、努力をしなくても毎回お会いするたびに距離の近いお話ができて、長い間過ごしてきたかのような雰囲気を出せたのではないかなと思います」と、称え原田は気恥ずかしげに笑う一幕もあった。
映画『ミッドナイト・バス』は2018年1月20日より新潟先行ロードショー！同1月27日より有楽町スバル座ほか全国ロードショー！
「♪原田泰造です！！」
原田泰造
小西真奈美
山本未來
七瀬公
川井郁子氏