俳優・国仲涼子が6月13日に都内で『OiTr』サービス説明会&公認アンバサダー就任発表会に登場した。
『OiTr』(オイテル)は、生理用ナプキンを個室トイレに常備・無料提供するサービス。生理のある人が抱える社会的負担を軽減し、ジェンダーギャップの是正に貢献することを目的に誕生している。
今回の公認アンバサダー起用を聞いたときに「私は今の年齢が40後半なので、その時点でこのお話が来たということはすごく意味があることだなと感じています。私の年齢が30代なら、生理に関することをこうしてみなさんの前でお話するということができなかったんじゃないかなっていうのもあります。私個人の意見ではありますけど、生理痛が酷かったり、毎月、毎月体調が変わるとか、女性はメンタル的な部分でも悩むところでもあるんです。そういうのってなかなか人に相談することもしづらく、自分で受け止めて自分で解消するっていう、そういう雰囲気に女性のなかでなっているのではってなんとなく感じているんです。そこに正面から向き合ってくださる、オイテルさんがこんなことしてるんだと感動しまして、それになにか協力したいと思っています。アンバサダーに就任できたことを嬉しく思っています」と、思いを語る。
オイテル株式会社 代表取締役 﨑山真氏からも、「オファーさせて頂いたときにテーマが生理のお話ということもあってご辞退されるかなとか正直な気持ちではありました。それでご承諾頂いたときに『ちょっとでも力になれるなら』というお言葉を頂き、そんなお言葉をいただけると思っていなかったので嬉しく思った記憶があります。受け取る側、提供する側の優しさの循環を作るという国仲さんの素敵な笑顔を見て嬉しく思っています」と、受けてもらえたことを嬉しく思ったそうだ。
トークセッションも行われ、国仲は、生理で困ったことは?という話題へ、「数え切れないくらいあって」という。それは、「ドラマの撮影中に来たりして、メンタル的に落ち込んじゃったりするんです。商業施設がロケ現場だったときにそこにオイテルが置いてあれば、そこにあるという安心感がメンタルの維持にもつながって」と、実例を話していた。
プライベートでは、「家族の場合は一緒に暮らしているから、『きょうお母さんイライラ気味だから』と察してくれていると思うんですが、自分から言うのもな……というのもあって。私は男の子2人なので詳しいことは話してないんですが、子どもに生理な症状っていうこうものがあるんだよとか、涙もろくなったりする人がいるんだよという事を知ってくれるといいのかなって思いますね。それに、男性の身体と女性の身体は違うんだよっていうことを伝えていければいいのかなって。生理は誇らしいことなので隠すことではないので立派な女性の身体になったよというのを伝えていければ」と、伝えていきたいことを話していた。
「生理にまつわる問題、悩みは人それぞれですが、なかなか人に言いづらく、職場で言いづらいものがあると思うんです。とくに女性は。職場でも、もう少し気軽に話せる環境であってほしいなとか、近くに相談できる人がいると心のゆとりが出てくるので、オイテルのサービスを通して、このサービスが当たり前になってくれたら良いなと思って。協力できることはしますので。よろしくお願いします」と、メッセージを寄せていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ