2025年4月13日から10月13日までの期間に大阪・此花区の夢洲で184日にわたって開催された『2025年日本国際博覧会』(2025 大阪・関西万博)。そんな大阪・関西万博内で数々の重要な要人をもてなした迎賓館が10月15日にメディア向けに初公開された。
迎賓館は大屋根リングを設計した2025年日本国際博覧会 会場デザインプロデューサーの建築家・藤本壮介氏が設計。館内は回廊となっており、日本と世界をつなげる「輪の回廊」を表現。日本の自然を大切にする心を表現した庭園、世界と人々を共有する広い空、平明な屋根、それらを和の回廊でつないでいる。
エントランスに入るとまず目に入るのは、ガラス張りの回廊の中央の庭園には水が張られ、その水の中で柳が1本揺れているという光景。光の入り方や雲の流れ次第で、水面に映る光景が移ろい、訪れた日や時間によって印象が変化していく。
館内には『夢洲』、『咲洲』、『舞洲』の3室の貴賓室、日本の「赤」に彩られたダイニングルーム、立食形式だと120人が入ることができ天井はガラスの鏡面のように映り空間の広がりを感じさせるバンケットルーム、さらに3室の待機室もお披露目となった。
2025年日本国際博覧会協会の儀典長・引原毅氏が報道陣の説明に立ち、本館では会場内最上級接遇が行われ158ヶ国及び7国際機関に対応。国王、皇太子、大統領、副大統領、首相といったその国を代表する方や、副首相や大臣クラスの方が本館でもてなしたと説明。日本では両陛下、皇嗣殿下・妃殿下、皇族も接遇した。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ