滝川クリステル、知花くらららが「HAPPY WOMAN AWARD 2019」受賞！
アナウンサー・滝川クリステル（41）、女優・知花くらら（36）が8日、都内ホテルで『HAPPY WOMAN AWARD 2019』アワード表彰式に登壇した。
国連が制定している3月8日の『国際女性デー』を日本の新文化として定着させることを目的として、『HAPPY WOMAN 実行委員会』が主催するイベント。表彰式では今後さらなる活躍が期待される輝く女性を表彰するもので、滝川、知花のほか『ハースト婦人画報社』などの編集長を務める十河ひろ美氏、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス取締役の島田由香氏、株式会社ヴィエリス代表取締役社長の佐伯真唯子氏が受賞者として登壇となった。
知花は2007年から、飢餓のない世界を目指して活動している国連の食糧支援機関『国連WFP』のオフィシャルサポーターを務め、その後、13年に『国連WFP』日本大使に就任。積極的に現地への視察に赴き、日本と外国の架け橋になれるような活動をしているということで受賞。スレンダーな体型にぴったりフィットした黄色のドレス姿で登壇した知花は笑みを浮かべながらスピーチに立った。
「このような賞を頂いて大変光栄に思います。2010年に、スリランカを訪れたことがありました。戦争の爪痕が残る時期でして、お母さんたちのとあるグループとお話をする機会があったんです。『今、何が必要ですか？』と質問して、勝手に食べ物とか家とか、戦争で焼けてしまったものをと想像していたんです。でも、そのお母さんは『商売をはじめたいから、そのための資金を貸してください』と言われて、びっくりして。今の生活だけでも大変なはずで、子どもたちも散り散りになってしまっているなか、前を向いて、というよりももっと先の未来を見て、自分たちの暮らしを守ろうとしている元気いっぱいの眼差しに私もエネルギーをもらった思い出があります。私はエッセイ『くららと言葉』も書いていますが、36年間生きてきて、女性たちの眼差しと言葉で私ができているのかなというのを、毎回感じさせられています。今年12年目の国連WFPの活動ですけど、現地の人々の、みなさんの表情を交えてお伝えできれば。命の大切さ、食料の大切さを伝えていければと思っております」
続けて、滝川アナは、今回の受賞は3つのポイントがあるといい、1つ目は、自身の財団『一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル』を立ち上げ動物福祉・生物多様性保全への活動をしていること、2つ目は、認定NPO法人『世界の医療団』の親善大使を務め、世界で弱い立場にいる人に保健、医療支援に携わっていること、3つ目は、国連に関連するイベントに積極的に登壇し、報道の経験や社会貢献にわたる深い経験を伝え、女性の活躍推進をグッと後押ししているということから、今回の受賞となった。
「このような賞を頂いて、嬉しく思っています」と、ほほ笑みとともに切り出した滝川。国際女性デーへは、自身の中では身近に感じていたといい、「3年前イタリア人の夫婦の家に招かれることがあって、ちょうどこの日が、国際女性デーだったんです。そのご主人から、『女性として存在してくれてありがとう』と花束を渡されて。驚いたと同時に、女性として感謝される日というのがあるんだと。母としてとかはあると思いますけど、女性の存在そのものを感謝されるということがあると。それがどんどんリアルを持ってしみついてくれると思うんです。日本でも、2018年からイベントが始まって、嬉しく思っていました。女性としてへの感謝を伝えてほしいなと思います。そうしていけばメディアとしてもどんどん広がっていくかなと」と、心境を。
さらに、滝川アナといえば、13年9月にオリンピックを東京に招致するためIOC総会でプレゼンテーションの際に、「お・も・て・な・し」という言葉とジェスチャーで日本人のホスピタリティを表現し、東京五輪を引き寄せた立役者として知られている。このことにも言及することがあり、「私といえばオリンピック・パラリンピックのスピーチでご存知の方がいるかもしれません。来年に控えていますが、結果を残せて、そのときに自分の女性としての立場がお役に立ったのかなと思って」と、感慨深げな様子も見せていた。
