デジモンtri.第6章初日が開催！
劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri. 第６章「ぼくらの未来」』（監督：元永慶太郎／配給：東映アニメーション・東映）初日舞台あいさつが5日、東京・新宿バルト9で開かれ石田ヤマト役・細谷佳正、ガブモン役・山口眞弓、武之内空役・三森すずこ、泉光子郎役・田村睦心、太刀川ミミ役・吉田仁美、城戸丈役・池田純矢、望月芽心役・荒川美穂が登壇した。
初代『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編を全6章で描く劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri.』。2015年11月に第1章『再会』から始まり、16年3月に第2章『決意』、同9月に第3章『告白』、昨年2月に第4章『喪失』、同9月に5章『共生』が上映されファンからの熱い支持を得ている作品。第1章『再会』から第5章『共生』までの累計興行収入は7.5億円、動員数48万人を記録するなど、その人気の健在ぶりを見せている。そのフィナーレを飾る本作では、世界の崩壊を食い止めるため、選ばれし子どもたちとパートナーデジモンたちの必死の戦いが描かれる。
上映後、デジモンイベントではお馴染みとなった、影ナレーションでのキャラクタ同士の掛け合いの後にキャスト陣が登壇。それぞれ神妙にあいさつするなか、池田が「太一役の花江夏樹です」と、おどけて笑いを誘う様子も。
細谷は「初日を迎えられて嬉しいです。『tri.』になってから選ばれし子どもたちがちょっと大人になったなっていうのをご覧いただけて嬉しいです」と、まずは初日を迎えての気持ちを伝え、山口は足掛け約3年となった本作へ「やっと終わったなっていう感じです。嬉しいような寂しいような感じです」と、万感といった様子。
本編へ三森は「涙してしまって劇場で良い画質、いい音で観て頂けたら感動してくれるに違いないと思って。とくに最後の曲は『エモい！』と思って」と、物語には何度も泣かされたそうで、荒川は「胸に穴が空いているような気持ちです。ああいう結末になったのは衝撃的でした」と、しみじみ。田村は「ワクワクもありながらドキドキもあって個人的には納得できました」と、心にストンと落ちる出来であることをアピールした。
作品のみどころへは「普遍的な問いかけというか現実的なメッセージを提示しているところが、6章は映画ぜんとしていたところがあって」という細谷だったが「映画つながりで浪川さんが演じている先生が拳を出すところがあるんですが、浪川さんだけに、ターミネーターみたいだなって」と、『ターミネーター2』などでジョン・コナー役を演じた“中の人”ネタで笑いを誘うことも。
続く山口は細谷が自画自賛になるのでちゅうちょしたヤマトとガブモンのシーンを遠慮なく「自分たちのシーンがとても良かったです（笑）」と、言い放ち笑わせると、三森が補足として、「何回観てもじわじ来るんです。戦闘シーンも格好いいけど、ヒューマンドラマなところもいいんですよね」と、うなずいていた。
ほかにも、吉田は6章を通してミミへ、「自分の意思で人の気持ちを思いやれる子になっているのはすごく素敵だなって」と、成長に目を細めたり、田村は光子郎の活躍がなければ、「何も解決できなかった可能性がある」と、アピール。池田はパートナーデジモンのゴマモンを演じた竹内順子へ「助けられたなって。ゴマモンから聞こえてくる声の感情に乗ってやらせて頂いて頼りになる先輩でした」と、信頼を寄せたものの、以前竹内と一緒に飲みに行くという約束が果たされていないことをぶっちゃけ、しょんぼりといった感じだった。
なお、本編の最後の最後にはデジモンアドベンチャーの新プロジェクト始動のアナウンスがあったが、吉田は「新プロジェクトというのがわれわれはどうなるのか分かりませんが……」というと池田が「噂では僕が主役だと言われているんですが（笑）」と、ウソか本当か分からないことを言い出し笑いを誘うこともあった。
最後に細谷から「みなさんの応援があったからこそ走り続けてこられたと思います。そんなみなさんとこうやって初日を迎えられて嬉しいです。『tri』はここで終わりますけど、引き続きデジモンアドベンチャーの応援をよろしくお願いします！」と、呼びかけその場を後にしていた。
劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri. 第６章「ぼくらの未来」』は公開中！
モンたちも座席から見守るなかでのものに
浪川のくだりで手を上げる細谷
デジモンtri.第6章初日が開催！
