『スーパー・ダーリン』で新衣装もお披露目！
『WITH #IIZE Tour 2019 by IdolTimePripara』昼の部が23日、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれアイドルユニット『WITH』の夢川ショウゴ役・山下誠一郎、三鷹アサヒ役・小林竜之、高瀬コヨイ役・土田玲央が、新曲にダンスに朗読劇にトークにと、昼・夜公演で集まったファン計4000人を魅了した。
『WITH（ウィズ）』とは、女児向けコンテンツ『プリパラ』シリーズのTVアニメ『アイドルタイムプリパラ』に登場しているアイドルユニット。女の子アイドルが多く登場する『プリパラ』内にて、男性アイドルたちが活躍する“男（ダン）プリ”のトップアイドルとして『プリパラ』内に新しい風を運んだ。2018年3月の『アイドルタイムプリパラ』放送終了後もユニットとして活動しており、昨年6、7月に、東京と大阪で初となる単独イベント『「朝も！夜も！どんなときも！always WITH you！！」 by アイドルタイムプリパラ』も好評となり、今年再びの単独イベントとして帰ってきた。
開演時間になり、場内の大スクリーンにアタック映像が流れると、ショウゴの青、アサヒの赤、コヨイの紫とメンバーのイメージカラーのサイリウムが場内に揺れる。そして、暗転した会場に王子様ルックで背中にはWITHの“W”と羽の入った衣装で3人が現れ、人気曲『好きにしてI-I-Z-E』の披露からスタート！
「いいぜ！」と歌いながら可愛らしいポーズをとったり、メンバー1人1人の『好きにしていいぜ……』コールのところではピンスポットがバッチリ当たる照明演出のなか、ちょっぴりセクシーなボイスが場内にたっぷりに響くという気持ちもアガる構成。楽曲の最後にはバックダンサーとダンスを合わせて統一感あるもので締めて、キラキラ感あふれる幕開けを見せた。
山下から「プリパラと言ったらこの曲でしょう！」と3曲目にチョイスしたのは『プリパラ』で大人気の楽曲『Make it!』のカバー。ここではキャスト陣が、客席に降りて1人1人にハイタッチするような感じとなり、通路でパフォーマンスや手振り、“かしこま”ポーズなど満載で、ファンたちも目を輝かせ、歌い終えた後には客席から「いいぜ！」コールが巻き起こっていた。
そのまま朗読劇へ。こちらは『めざせ！アクションスター篇』と題した『WITH』のレッスン中に起きたエピソード。『WITH』にはアクションが足りないと言い出すアサヒに、戦隊ヒーローを連想したショウゴに合わせて変身ポーズの振りも入れまくる山下。続く「天知る、地知る、お味噌汁！キャプテン味噌！とんふー」と、土田もノリノリ！小林は「シラを切っていてもマジお見通しだぜ！この中に犯人がいる！俺のハート盗んだ犯人がいる！お前ら全員だぜ！！」と、客席に向かって銃を撃つポーズを見せ、“撃ち抜かれた観客たち”からは黄色い歓声があがりまくり、観客を巻き込む。
さらには、めが姉ぇ、めが兄ぃの声真似を小林と土田が行い、高いクオリティーに観客達を驚かせたり、“2人のアサヒ”を小林と土田で行い、土田がアサヒを似せたうえ小林と「マジヤッベェー！」と声を合わせそのシンクロ具合に大歓声も。朗読劇をしながらキャスト陣のアクションもふんだんにありつつ、物語のてん末は“忍法友情のWITH”で乗り切ったが、そのセリフの最後には曲名を紛れ込ませ、そのまま楽曲へなだれこむというワクワク要素満載となった。
中盤の歌唱中には“ショウゴ投げキッス”で山下がステージから投げキッスを飛ばしまくって、場内を沸かせたり、『男プリミニ劇場』と題した3人の大喜利映像演出で『こんなWITHは嫌だ』で『アイドルタイムプリパラ』であったシーンの“エスコートが下手”というお題で、エスコート相手の名前を覚えてなかったり、階段を上って疲れるなど、観客を笑わせまくった。
再びのトークコーナーは、Tシャツ姿で登場しトーク。山下は「2度目の単独ができて嬉しいです！思いがあふれちゃう」と、瞳を潤ませる一幕。そんなエモーショナルなシーンがあったかと思えば、カミカミでやり直しもあったりと、緩急のついたトークで楽しませた。
後半はソロソングコーナーを展開。ここでは初披露の楽曲を連発させたが、それぞれトロッコを使ったりダンスを前面に出したりと個性あふれるステージングで、ファンの目線を釘付け！
ソロコーナー終わりでの新曲『スーパー・ダーリン』ではラフでカジュアルな新衣装を身にまとった3人が登場。同曲スタートの瞬間に大スクリーンに「5：00」のタイマーカウントが入り、ところどころにキャラクターのソロセリフや歌詞にも「5minutes」と5分間を意識したものを入れ込みつつ、カウントが「0：00」になった瞬間、ピタリとパフォーマンスを終えるという、挑戦的楽曲で魅せていた。
続けても新曲で初披露の『JUST NOW』。こちらは、“時間”がテーマだった『アイドルタイムプリパラ』を感じさせる楽曲で、曲中には“Hay!Say!”“Ray!Wow!”と平成・令和の年号が盛り込まれたうえ、『プリパラ』を彩った『Make it!』『Ready Smile!!』といった名曲タイトルも。
ラストのスピーチの前には、新衣装の“第二形態”ともいうべき上着を脱ぎ、「格好いい！」などの声が飛びまくるなか、フルアルバムの発売をアナウンス（山下誠一郎「ビッグニュース」とWITHフルアルバム10月発売大発表でビジュも公開！小林竜之 森脇真琴監督の書き下ろしドラマへ「マジヤッベェー！」）しつつ1人1人スピーチをしていく。
土田は、「みなさんの応援があるからこそ、あったからこそです。アルバムも決まってドラマCDもついて、俺らがやりたいと言っていったことがかなっていくね。夢は言い続けていれば叶います。だから、本当に感謝しています。ありがとうございました。これからも『WITH』をよろしくお願いします！」。
小林は、「1年前単独イベントを開いてから、こんなに来てくれる人が増えて、1年間でこんなに知ってもらええたんだ、新しく好きになってくれた方に、2回目の単独公演を観てほしかったので、全身全霊をかけて準備してきました。みなさんに笑顔になってもらえると本当に幸せです。たくさんの方に、もっともっと『WITH』を知ってもらって、頑張っていきたいなと思いました」。
山下は「本当に、まさか単独公演2回目やらせて、僕らの頑張り、支えてくれる2人、、スタッフのみなさんのおかげです。“夢はもう夢じゃない 誰だって叶えられる”まさにそのとおりですね」と、『Make it』の歌詞を引用し会場をエモーショナルな雰囲気にしつつ、「（真中）らぁらがそう言ったんです（笑）。だから本当にすごいと思いました。アルバムの発売も決定して10月まで期間がありますが、この後の神戸公演しかり、最高の時間をお届けします」。
3人のエモーショナルなスピーチに場内には“男プリ”名物の「いいぜ！」コールがそこかしこに飛び交う。そして山下から「みんなの好きな色に変えて？」とサイリウムの色をリクエストし、色とりどりのものが会場を包むなか「ここはもう、“ぷちゅう”だぜ！」と、『プリパラ』的な表現をしたコメントで「冒険の旅に出発！」と、新曲『Quest Milky Way!』を歌唱。ポップな楽曲となり、会場一体となった手振りも入るなど楽しさ満載の楽曲とともにラストスパートをかけ、公演を走り終えた瞬間、観客たちから再び「いいぜ！」の声が飛び交いまくる熱狂状態のなか終演を迎えていた。
※記事内写真は（C）T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / IPP製作委員会
『エスコート・パレット・ショウタイム！』
『MYCS』
『SHOW ME SO SWEET RULE』
『Make it!』
朗読劇
