小野賢章「来週逝くかも……みたいに思いながら」と“死亡フラグ”に怯える!日本沈没通じて「自分だったらどうする」

小野賢章「来週逝くかも……みたいに思いながら」と“死亡フラグ”に怯える!日本沈没通じて「自分だったらどうする」7

 声優・小野賢章が15日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでアニメーション『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』(監督:湯浅政明/配給:エイベックス・ピクチャーズ)舞台あいさつを声優・上田麗奈、村中知、湯浅監督とともに開いた。

 日本SF界の小松左京の大ヒット小説『日本沈没』初アニメ化。『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などで世界的な評価を受けた湯浅監督による作品で2019年にNetflixで全10話で配信された作品が湯浅監督の手で約2時間半に編集されている。2020年現在の日本を舞台に、未曾有の事態をごく普通の家族の目線で描いている。主人公・歩たち武藤家と近隣の2人を合わせた6人が東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めて、幾多の生と死、出会いと別れの果てに、生き残った彼等が見る“未来”とは。

 イベントは村中がネタバレが怖いと話しているところに、湯浅監督が積極的にネタバレをして笑いを誘い、3人がビックリして場内には笑いが起こったりと、和気あいあい。

 そんななか小野は、「以前から湯浅監督の作品すごく好きで、まずはそれに参加できるのがとても嬉しかったんです」と、出演できての喜びを語りつつ、「やっぱりこの作品はドキッとさせられることがとても多いんです。日本に住んでいると地震が多いですし、起きてもちょっと大きかったくらいで震度3だとなんとも思わなかったり。でも、この作品にかかわってフィクションじゃないというか、いま僕が喋っているこの瞬間にも起こりうる事態だなって、この作品にかかわってあらためて思いました。もし、実際にこれが起きたときに、自分だったらどうするんだろうということに向き合った収録期間でした」と、しみじみ。

 小野が演じたカイトというキャラクターへは「カイトは個性的で縛られてないし、群れないし、他人の考えにあまり影響されないというか。そういう自由な縛られないキャラクターだったので、そういう意味では楽しく演じさせて頂いたなって」と、回想。

 ちなみに、湯浅監督は意図的にあまり役についてや先の展開などを説明せずにアフレコを進めていたそうで、湯浅監督が「誰がいつ死ぬか分からない」という状況だったという。これに小野は「そうなんですよ(苦笑)。だから、めちゃめちゃ不安だったんですよ。もしかしたら来週逝くかも……みたいに思いながら。今週で終わりですと言われるかもと」と、怯えながらだったのだとか。とくに「いいセリフ言うとヤバいです。あれ、まさか……ってなります」というと、上田も村中も心当たりがあるのか大いにうなずく。さらに小野は「あと、『ちょっと行ってくる』と、単独行動したりとかはヤバいですよね」と、“死亡フラグ”のパターンを解説すると、上田は「言えないシーンですけど、トラウマになってます!」と、共感していた。

 イベントでは作品タイトルにかけ、もしも突然避難することになった場合、持って行きたいものについて話すコーナーもあり、村中が家族の思い出が詰まり5歳から持っているというアザラシのぬいぐるみといえば、小野は、「携帯は大事だなと思ったんです。電波がつながることによって命が助かることもあるので。あとは、僕は目が悪くていつもコンタクトしているんです。ですので、メガネを持っていくかも」とも話していた。

 『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』は公開中!なお湯浅監督、音楽を担当した牛尾憲輔氏、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーによる“イヤホンで聴く副音声付き上映”となる『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』超解説副音声上映も実施中!

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