松山ケンイチ2年間役作りで「脚本を読んだ時の感動を表現する言葉が今でも見つかりません」と熱意!吉田恵輔監督オリジナル作品映画「BLUE/ブルー」で負け続きのボクサーに

松山ケンイチ2年間役作りで「脚本を読んだ時の感動を表現する言葉が今でも見つかりません」と熱意!吉田恵輔監督オリジナル作品映画「BLUE/ブルー」で負け続きのボクサーに1

 俳優・松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生、東出昌大が2021年4月に公開予定の吉田恵輔監督オリジナル作品となる映画『BLUE/ブルー』(配給:ファントム・フィルム)に出演することが8日、発表となった。

 吉田監督が脚本も手掛けており、挑戦者を象徴する“ブルーコーナー”で戦い続ける者たちの生きざまを描く。すべてを懸けてボクシングに挑んでも、成功は約束されていない。それでも前に進む姿が胸を打つ、静かに熱い若者たちの物語。

 主人公は、誰よりも努力し情熱を注ぐも、負け続きの先輩ボクサー・瓜田(松山)。同じジムに所属するのは、抜群の才能とセンスを持ち、チャンピオン目前の後輩・小川(東出)と、好きな娘の為に始めたボクシングにのめり込んでいく新人・楢崎(柄本)。彼らの挑戦を見守るヒロインは、瓜田の初恋の人で、今は小川の婚約者の千佳(木村)。平凡と非凡、憧れと嫉妬、友情と恋、4人それぞれが複雑な想いを抱え、4者4様の魅力的なキャラクターが登場となる。

 脚本に惚れ込んだ松山は2年の期間をかけて役を作り込み主人公・瓜田を熱演してみせており、「吉田監督の作品は言語化できない映画言語だと感じていましたが、今回の脚本もそうでした。この脚本を読んだ時の感動を表現する言葉が今でも見つかりません。瓜田は、自分の培ってきた全てを他人になんのちゅうちょもなく差し出すことができる人です。敗者は勝者を作り、想いを繋ぎます。またその勝者はいつか敗者となり次の勝者を作り繋ぎます。自分は次の世代に何を繋いでいくのか考えさせられました」と、全身全霊で演じた様子を窺わせている。

 木村も吉田監督作品への出演を熱望しての出演となり、ずっと素敵だなと思う作品を作られている吉田監督とのお仕事のチャンスに、これは面白くなるぞ、とマネージャーさんと喜んだことを覚えています。一途で真っ直ぐでどうしようもない、そんな“男”と言う存在をとても愛おしく思う映画ができました」と、自信を見せている。

 映画『BLUE/ブルー』は2021年4月に新宿バルト9ほか公開予定!

 ■ほかキャストコメント
 ○柄本時生
 肉体を使う仕事をほとんどしたことが無かったので楽しかったです。ここまでボクサーを描かれた本はないのかなと。。
 ボクシング以外無いんだと言われている感じがしました。静かに起きる衝動を是非。

 ○東出昌大
 4人のボクサーの人生が映っていました。
教訓めいた事も、下手したら感動すらも、お届け出来ないかも知れません。
 しかし、紛れもない事実として、人生を賭けて戦う人々が映っていたこの映画を、私は愛おしく思います。

 ○吉田監督
 中学生の頃から現在まで、30 年近くボクシングをやっています。何箇所もジムを渡り歩き、たくさんのボクサーと出会い、見送っていきました。そんな自分だからこそ描ける、名もなきボクサー達に花束を渡すような作品を作ったつもりです。

 公式サイト:https://phantom-film.com/blue/
 公式twitter:@bluemovie_21

 ※記事内の吉田監督の吉は「つちよし」

 ※記事内画像は(c)2021「BLUE/ブルー」製作委員会