西野七瀬 劇団☆新感線舞台けいこが楽しくなったのは「きのうくらい」!古田新太からの温かな視線や「本番で頭真っ白になったらどうしたらいいんだろう」と不安吐露

西野七瀬 劇団☆新感線舞台けいこが楽しくなったのは「きのうくらい」!古田新太からの温かな視線や「本番で頭真っ白になったらどうしたらいいんだろう」と不安吐露3

 女優・西野七瀬が25日、2月26日より上演予定の2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』(演出:いのうえひでのり)オンライン製作発表会に登壇。俳優・古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、木野花、脚本を担当した中島かずき氏、演出のいのうえひでのり氏も出席した。

 本作は、劇団☆新感線がコロナ禍での劇団公演について日々模索する中で、“デキない”ことを悩むのではなく、「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客様が元気になる作品」を創るべく、名付けて“Yellow/新感線”として発進。この“Yellow/新感線”は、JR新幹線を安全に走行させるために点検や診断を行う黄色い新幹線であり、走行の希少さから、見た人は幸福になるとも言われている、ドクター・イエローから着想を得て、コロナ禍でも劇団☆新感線を求める方々へ笑顔を届けるべく、そしていつかこれまで通りの大規模な公演ができる日に向けて、まずは“Yellow/新感線”として走り始める。

 木野以外のキャストが『劇団月影花之丞』赤ジャージを羽織って登場。すでに1月上旬からけいこもスタートとなっているが、西野は、「私自身が舞台に出るのが初めてなので、舞台げいこも未知の世界だったんです。けれど、楽しくて居心地のいい場所だなって、きのうくらいに思いました。慣れてきたかもしれないと思えるようになりました」と、つい最近楽しさを感じたという。

 すると古田も、「月影花之丞劇団員のモブシーンで、そのときななちゃんがすげー楽しそうにしていて、あっ、楽しくなってきたなと思いました。一座の人と動いているときが楽しそうと思っています」と、温かく見守っていることを窺わせるコメントも。

 それまで、西野としては、「けいこ初日は緊張しすぎて、誰の目も見れなくて、ストレッチもガチガチになっていて」というほど固まっていたそうだが、「さらに馴染めるようにというか、楽しんでいけたらいいなと思います」と、さらにカンパニーに馴染みたいと目標を掲げる。

 劇団☆新感線作品はこれまでに鑑賞しているという西野は、「声が大きいです」と感じた特徴を話しつつ、「初日に古田さんから『もっと声張った方がいいよ』と。いのうえさんいにもそう言って頂いて、言われないようにしないとなと思っています」と、声を張っていきたいとも語っていた。

 そんな西野を見ながら木野は「一挙にここに来たかと。ここを体験すると、大抵の舞台は大丈夫なんじゃないかなと。ここから先、もっと欲を持てば楽しくなるんじゃなかなと」というと、西野は「頑張ります」と、素直に返事し、古田も「ななちゃんはまだ緊張しているんだろうなと。とにかく大きい声を出していけばいいから」と、こちらは気楽な感じで声をかけ、西野も「頼れる先輩方々なので、すごく楽しいです」と、笑みが浮かんだ。

 ほかにも、本作はいのうえによると40代以上なら分かるネタをいろいろ入れているそうだが、西野にそのネタが理解できたかという質問も飛び、「なんとなーくしか分からないんですけど、(元ネタの)映像を観せて頂いてビックリしました」とのこと。さらに、「ポスターが解禁されたときも連絡が来て『かわいい』と言ってくれた人もいて。これで本番も出るのと言われたんですが……」と、その部分はいまのところ詳細は言えないそうだ。

 そんな西野について、振りの覚えが早いと驚かせていたが、「いのうえさんががつけてくれる演出は振り覚えみたいに感じてます」と、相性もいい様子。ただし、西野は不安もあるようで、「一人でしゃべるところがあって、もしこれ本番で頭真っ白になったらどうしたらいいんだろうと。それがどうしようっていまから不安な要素ではあります」と、吐露することもあった。

 2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転(つきかげはなのじょうだいぎゃくてん)』東京公演は2021年2月26日から4月4日まで東京建物 Brillia HALLにて、大阪公演は4月14日から5月10日までオリックス劇場にて上演予定!

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 ■STORY
 あの『紅天狗』から18年! 月影花之丞が帰ってきた!
 「すべての道は芝居に通ず!」という、劇団月影花之丞・座長<月影花之丞(つきかげはなのじょう)/木野花>の号令一下、今日もその稽古場はむせかえるような熱気に満ちていた!
 芝居に己をぶつけるのは、ベテランの風格あふれる<塾頭剛太郎(じゅくとうごうたろ う)/古田新太>、ワケありの元トップ女優・<水林星美(みずばやしほしみ)/西野七瀬>、大口契約ほしさに稽古に参加する保険外交員の<東影郎(ひがしかげろう)/阿部サダヲ>といった面々!そして、この一座に潜入しようとする一人の男が。インターポール極東支部捜査官の<モスコウィッツ北見(きたみ)/浜中文一>である!劇団員の塾頭が国際的な殺し屋“イレイザー”という秘密情報をキャッチした北見は、インターポール魂にかけて暗殺を阻止、“イレイザー”を逮捕せんと入団希望を装い、首尾よくオーディションに合格、潜入に成功した!
 出自も演じる理由もバラバラな役者たちによる、熱く激しい稽古! それぞれの思惑が交錯する中、迫りくる本番初日!
 そして、水面下で進行する暗殺計画が全貌を現したその時、歴史の闇に埋もれた一大プロジェクトが甦るのだった……ッ!!!!

 ※記事内写真は「撮影:田中亜紀」

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