藤ヶ谷太輔 「“今カノ”、“元カノ”!(笑)」にプレゼントのワケ!?主演ミュージカル「ドン・ジュアン」東京公演ゲネプロ開催でセクシーダンス披露も

藤ヶ谷太輔 「“今カノ”、“元カノ”!(笑)」にプレゼントのワケ!?主演ミュージカル「ドン・ジュアン」東京公演ゲネプロ開催でセクシーダンス披露も1

記念撮影中に投げキスを飛ばす藤ヶ谷

 “キスマイ”の愛称で親しまれる『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔が21日、東京・赤坂ACTシアターで主演ミュージカル『ドン・ジュアン』(潤色・演出:生田大和)東京公演公開ゲネプロを開いた。

 スペイン・セビリアを舞台に、数多くの女たちを魅了し、愛を貪るプレイボーイのドン・ジュアン(藤ヶ谷)を描いた作品。物語の舞台はスペイン・アンダルシア。毎夜、欲望の赴くままに女と酒を求め続けて放蕩の限りを尽くす色男、ドン・ジュアン。そんな稀代の色男がいつしか、「真実の愛」によって変貌していく……。

 舞台は2幕構成で展開。第1幕では、思いのままに放蕩を尽くすジュアンがセクシーさあふれるダンスや歌唱で魅せる。第2幕では愛に目覚めつつあるジュアンの姿を表情や演技、ダンスで目を引いた。

  終演後には藤ヶ谷、真彩希帆、鶴見辰吾、演出の生田氏が会見を開催。すでに今月7日より大阪で幕を開けた本作だが、藤ヶ谷は、「再演という形でドン・ジュアンをやらせて頂いて、すべてにおいてパワーアップしていないといけないというプレッシャーがあるなかでした」と、開演前は不安があったそうだが、「このカンパニー・スタッフなら乗り越えていけると思いました」と、けいこを重ねるごとに思っていったそうで、「安心をご提供しながら、良いステージをご提供できればなと思います」と、意気込んだ。

 2年前の初演と比べて藤ヶ谷の演技はどうかと生田氏に質問も飛んだが、「“たいちゃん”の演技、カンパニー全体も、存在している舞台の大道具などは一緒です。ですが、2年間の時を経てのより奥行きと深みが増したともので、手応えを感じています」と、藤ヶ谷の愛称の“たいちゃん”呼びで舞台自体もそうだがお互いの距離も近くなっている様子を窺わせる。ちなみに、藤ヶ谷は生田氏を、「“いくちゃん”と呼ばせて頂いています。こういう場所で生田さんと呼びますが」と、も明かしていた。

 続けて鶴見も、藤ヶ谷の成長について、「深みですね。人間の深みがドン・ジュアンに出てきた。そこが今回グレードアップした1番大きい見どころではないでしょうか」という。さらに、藤ヶ谷演じるジュアンは胸元もざっくり開いた服を着ているが鶴見は「あの姿で楽屋袖をウロウロ歩いているんですよ」と、明かすことも。その藤ヶ谷の胸筋はトレーニングをしての賜物だそうで、「2年前より体は少し大きくなりました……でも、このままだと見どころが胸筋になっちゃう」と笑いつつ、「たしかに見どころの1つにはなるかもしれませんし、こんなに肌けるのないですし、男性としての魅力をドン・ジュアンは常に出していないといけないので」と、ジュアンの魅力の1部だと話していた。

 新型コロナウイルス禍のなかでのけいこの話題へ。藤ヶ谷は「気楽にコミュニケーションが取れないですし、初演のときはけいこ終わりの流れで何人かと食事して、生まれるものや見つけるものがあったんです。ですが、今回はけいこ時間も限られていますし、集中してとにかくやると」と、大変だったそう。そこで藤ヶ谷は「僕はカンパニーの何人かとZoomを初めてやったんです。それでコミュニケーションとりながらやりました。不安な部分は多々ありますけど、それをみんなで探して、やっと東京がスタートするのかなって」と、コミュニケーションの工夫もあったそうだ。

 座長としては「打ち上げもできないですし」と無念そうな藤ヶ谷。そのかわりに、「チームウェアを作りました。ドン・ジュアンは薔薇が印象的だったんで、絵はまったく描けないので口で伝えて作ってもらって、110着くらい作りました」と、ウェアで結束力を高めたそう。

 すると鶴見が「偉いのは2年前にやった初演のメンバーのウェアも作って渡しているんです。そういう気遣いが藤ヶ谷くんのハートの良さですよ」と、感心したそうだが、藤ヶ谷としては、「作らないと前回のマリア(蓮佛美沙子)と今回のマリア(真彩)がバチバチしちゃうので」という気持ちからだったのだとか。

 これに鶴見も「モテる男はつらいところだね」というと藤ヶ谷も「今カノ、元カノ!(笑)」と楽しげにしつつ、「僕にとってカンパニーが初めてで、みなさんに支えて頂いて、前に前に進めたというのが、あるので自然とそうなりました」と、しみじみだった。

 また『Kis-My-Ft2』メンバーは観劇に来る?という質問が飛ぶと、藤ヶ谷はこれに「もちろん観に来てくれると思います」うなずきつつ、「メンバーみんなドン・ジュアン好きなんです。再演やるといったときも、宮田(俊哉)、千賀(健永)が『やったー』って言ってて。男性の感想はメンバーからしか聞くことがないのもありますけど、だから頑張らなきゃなと思いますね」と、気合も入るようだった。

 そして藤ヶ谷は、「再演ですけど、自分にとって代表作に出会えたなというので、生田さんに感謝しています?」と胸を張りつつ、「再演という形で、初演のときよりすべてにおいて深さや奥行きというのを出そうということをテーマに置いてやっています。命を削っていて、その日にやれることを、その日に全力で出し切るという気持ちでやっています。エネルギーのある作品なので、応援してくださればすごく嬉しいなと思っています。誰1人欠けることなく大千秋楽まで走り抜けたいいなと思っています」と、気持ちを話していた。

 ミュージカル『ドン・ジュアン』東京公演は21日から11月6日までTBS赤坂ACTシアターにて上演予定!なお、本作DVDの発売も決定したことが発表。11月12日まで予約された方にはビジュアル写真&舞台写真満載の約50ページ予定の“別冊フォトブック”付きスペシャルエディションを同梱予定としている。詳細は『ドン・ジュアン』公式サイト(https://www.don-juan2021.jp/dvd)にて。

 ■出演
 ドン・ジュアン:藤ヶ谷太輔
 マリア:真彩希帆
 ラファエル:平間壮一
 ドン・カルロ:上口耕平
 エルヴィラ:天翔愛

 騎士団長/亡霊:吉野圭吾
 アンダルシアの美女:上野水香(東京バレエ団)
 イザベル:春野寿美礼

 ドン・ルイ・テノリオ:鶴見辰吾

 アンサンブルキャスト(五十音順)
 一条俊輝、伊藤寛真、風間無限、鹿糠友和、仙名立宗、西岡寛修、西田健二、宮垣祐也、山野 光
 弓野梨佳、小石川茉莉愛、島田友愛、鈴木百花、谷須美子、則松亜海、花岡麻里名、平井琴望、松島 蘭

 ■スタッフ
 作詞・作曲:フェリックス・グレイ
 潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団)
 音楽監督・編曲:太田 健(宝塚歌劇団)
 美術:松井るみ
 照明:笠原俊幸
 音響:大坪正仁
 振付:桜木涼介/大石裕香/佐藤浩希
 擬闘:栗原直樹
 衣裳:有村 淳(宝塚歌劇団)
 ヘアメイク:岡田智江(Studio AD)
 映像:西田 淳(Drill-inc.)
 歌唱指導:山川高風/やまぐちあきこ
 稽古ピアノ:太田裕子 森本夏生
 サウンドプログラマー:上田秀夫
 録音コーディネート:新音楽協会
 演出助手:坂本聖子 藤田知礼
 舞台監督:中西輝彦

 協力:宝塚歌劇団

 企画・制作:梅田芸術劇場

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