【平昌五輪】カーリング 女子予選ラウンド「日本vsイギリス」日本3敗目!藤沢選手「アイスを読む力が遅れてしまった」

【平昌五輪】カーリング 女子予選ラウンド「日本vsイギリス」日本3敗目!藤沢選手「アイスを読む力が遅れてしまった」1

 平昌オリンピックは20日、カーリング 女子予選ラウンド「日本vsイギリス」を行った。日本女子代表の「ロコ・ソラーレ(Loco Solare)北見」は、前半3-3の同点で折り返した第6エンドに3点スティールされ、3-6と一気に点差を広げらる。その後。粘ったが6-8で敗れ、通算成績を5勝3敗とした。

 リード:吉田夕梨花(24= LS北見)、2nd:鈴木夕湖(26= LS北見)、3rd:吉田知那美(26= LS北見)、スキップ:藤沢五月(26= LS北見)、サブ:本橋麻里(31=LS北見)のメンバー。

 日本が先攻で第1エンドがスタート。第1エンドを1点に抑え、後攻の第2エンドで3点を奪って幸先いい滑り出し。ところが日本が後攻の第4エンドで1点スティールされ、続く後攻の第5エンドもブランク・エンドにしたあたりから流れが変わる。

 後半の第6エンド、日本が後攻だったが、スキップ藤沢選手の“ラス投”は、相手のナンバー1、2ストーンを弾き出すダブルテイクアウトを狙う。しかし、ガードストーンに当たってしまい、軌道が変わり、相手のストーンを弾き出すことが出来ないばかりか、相手に3点スティーされてしまう。

 第7エンドも日本が後攻。嫌な流れを断ち切りたい日本。スキップ藤沢選手の1投目で、相手のナンバー1、3のダブルテイクアウトに成功したのに対し、イギリスのスキップ“ラス投”で、日本のナンバー1、2のダブルテイクアウトに失敗、ストーンを一つ残してしまう。そしてスキップ藤沢選手の“ラス投”は、イギリスのナンバー1ストーンを弾き出し、ナンバー1と2を確保し、2点を取り返す。

 第8エンドは日本が先攻。ハウスないに日本のストーンが3つのみと、スティールのチャンス。相手のスキップが戦ラインのガードストーンをくぐり抜け、日本のナンバー1を押し、逆にイギリスがナンバー1になる絶妙なショット。スキップ藤沢選手の“ラス投”は、イギリスのナンバー1を弾き出したかったが、ガードに当たって失敗。相手に1点入り、5-7と2点差。

 第9エンド後攻の日本は、なんとか2点、最悪でも1点取って望みをつなぎたかったが、逆に1点スティールされ、5-8と3点差に広げられてしまう。第10エンド3点を目指したが、イギリスはハウス内にストーンを残さない展開に。残り1投のときに、ハウス内に日本のストーンが1つとなり、逆転不可能で、日本がコンシード(ギブアップ)で試合終了。

 【カーリング女子順位表】4位までが予選突破(2月20日午後5時現在)
 1 韓国 7試合 6勝 1敗
 2 スウェーデン 7試合5勝2敗
 3 日本 8試合5勝3敗
 3 イギリス 8試合5勝3敗
 5 中国 8試合4勝4敗
 5 アメリカ 8試合4勝4敗
 7 カナダ 7試合3勝4敗
 8 OAR(個人資格ロシア) 7試合2勝5敗
 8 スイス 7試合2勝 5敗
 10 デンマーク 7試合1勝6 敗

 藤沢選手は、「(惜しいゲームでしたね)出だしはいいスタート切れたんですけど、中盤以降アイスの変化に対応するのが、遅くてこういう結果になってしまったので、もっともっとアイスに対して集中しないといけないなぁというのは、実感しました。
 (中盤以降、ダブルテイクアウトも出て、チャンスも作っていたと思うのですが?)チャンスも作れて、相手にプレッシャーも掛けられてはいたと思うんですけど、アイスを読む力がちょっと遅れてしまったので、しっかり・・・試合入る前から、若干、違うねという話はしていたんですけど、もう少しみんなで読まなければ行けなかったかなぁと思います」

 吉田(知)選手は、「(吉田さんはいかがでしょうか?)中盤以降のアイスの変化への対応が遅れたんですけど、誰か1人の責任とか投げる人の責任とかでは全くなくて、4人誰かが気付けば絶対に決まっていたショットがたくさんあったので、やっぱり、いかに4人でチームコミュニケーションを取ってひとつのショットを決めるかというところで、もう一度、明日に向けてしっかり、課題を修正したいなと思います
 (アメリカとカナダが敗れました。次、スイスに勝てば確実に決勝トーナメント、準決勝に進める状況です。スイス戦に向けて一言お願いします)本当に、ただただ、今のケームでできなかったことを次にシッカリ修正して、もっといいパフォーマンスをしたいだけなので、そのあとの結果がどうなのかというところではなく、今日できなかったことを明日シッカリやりたいなぁと思います」

 藤沢選手は、「予選は明日で最後なので、自分たちの出来ることを最後の最後しっかりチームで、やり遂げることが大事なのかなぁと思うので、勝敗はその後ついてくることなので、自分たちのやるべきことにしっかり集中したいなぁと思います」


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