俳優・田中圭主演で小池栄子、松山ケンイチらが共演し6月29日午後10時より放送・配信予定のドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』。本作の劇中ビジュアルが5月19日に公開となった。
三谷幸喜氏のオリジナル脚本で自ら監督を務める“完全ワンシーンワンカットドラマ”。2011年11月にWOWOWで放送された山道に迷い込んだ夫婦を描いた『short cut』。2013年12月に放送された空港を舞台に大騒動を巻き起こす『大空港2013』。そして、昨年秋に撮影された第3弾の本作となる。
今作の舞台は「海」。海辺を舞台に、太宰治を敬愛する平凡な男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディ。
主人公の小室健作を演じるのは三谷作品初主演で本シリーズの大ファンでもある田中圭。太宰の恋人・矢部トミ子役には三谷脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の好演も記憶に新しい小池栄子、健作の妻・小室美代子役には今ではすっかり三谷作品の常連となった宮澤エマ、健作と出会う漁師・打雷次郎役には三谷が監督した全映画に出演している梶原善。さらに、太宰治役には太宰と同郷・青森県出身の俳優・松山ケンイチとなっている。
約100分間一度もカメラが止まらないという“NG”が許されない極限の緊張感の中、俳優陣は三谷作品らしい一癖も二癖もある役を演じることとなる。
<ストーリー>
小室健作(田中圭)は太宰治を敬愛する平凡な男。妻の美代子(宮澤エマ)と出席した結婚披露宴の帰り道、偶然太宰が心中未遂を起こした海辺に迷い込む。太宰ゆかりの地に興奮した健作は暗い洞窟を進んでいく。その先に現われたのは太宰治(松山ケンイチ)と恋人のトミ子(小池栄子)。タイムスリップしてしまった健作はトミ子に一目惚れをする。しかし、史実では2人はもうすぐ心中してしまう。トミ子を助けたい健作は奔走する!