“ミセス”の愛称でも親しまれているバンド『Mrs. GREEN APPLE』のヴォーカル&ギター担当の大森元貴、ギター担当の若井滉斗、キーボード担当の藤澤涼架が7月12日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony” SPECIAL GREETING & CINEMA VIEWING』スペシャルイベントを開催し、司会はDJの大抜卓人が務めた。
昨年、計10日間にわたって約20万人を動員した定期公演『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』。そのライブの模様を収めたBlu-ray・DVDが7月8日より発売されリリースを記念し、ライブ映像を映画館で楽しめる1度限りのイベントを開催することとなった。
300館を超える劇場でライブビューイングがされるなかで、まずは“Harmony”を振り返ることに。「楽しくて音楽していたなって。毎回違うものがあるライブだったので、昨日のことのように思い出せるライブです」(大森)、「演奏陣も、来てくださるみなさんも、より自由にその時間を楽しむということを重視していたので毎回毎回新しいものが生まれる時間だあったと思います」(藤澤)、「10公演ありましたけど毎回新鮮で全部が初日公演のようでした」(若井)。
作品を見返してみて、大森は「すっごい好きです」とストレートな気持ちを。「映像チェックの段階から楽しんでて、“すごっ!”と、観てました。監督さんもよくぞここまでって気持ちですし、それぞれのチームがグッジョブ」と、チームを讃える。
続けて大森は「僕らは世界で唯一“ミセス”のライブを見れないのですが、凄い楽しいことできていたんじゃと思えるくらい好きな映像作品です」と、より手応えを実感したようだった。
続けて、事前に公式Xで寄せられた質問に答えていくコーナーへ。ライブツアータイトル『Harmony』の意味として、大森は「直訳すると調和で、音楽はメロディ、リズム、ハーモニーで成り立っていると言われているんです。音楽的調和とグルーブとか、ミセスの調和という形で」とのこと。さらに衣装が毎公演少し違っていたのだそうだが、楽曲によってカチッと決め打ちしていた上着はあったそうだが、そのシャツなどは多く用意してもらった衣装のなかからその日の気分でチョイスしていたとの裏話も披露していた。
イベント終盤には、デビュー10周年を祝したケーキ&花束のサプライズがスタッフたちから行われることに。メンバーカラー藤澤(黄)、大森(赤)、若井(青)の花束が手渡され、観客たちも拍手と「おめでとう!!!」の声でお祝いする温かさあふれる空間が広がる。
そして藤澤から「音楽の楽しみ方を感じられるような作品です」とアピールし、若井から「“Harmony”の魅力が詰まっているので、まんべんなく楽しんで。若井のギター格好良かったと思ってもらえると思います。もっくん、りょうちゃんもよかったと思ってもらえるのでは」と、メッセージを。大森からは「スクリーンでくまなくいろんな物を見つけてもらえれば。それと、今年予定されているドキュメンタリー映画でも大事になってくるんです。そのドキュメンタリーを描く上で」と、予告めいた締めくくりの言葉が寄せられていた。
降壇の際には大森が歌唱パフォーマンスをするようなフリをしたり、若井がドア前でエアギターをしながら後ろ足で去っていったりと、お茶目さ全開の一幕も見られた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ