田中圭「三谷幸喜『おい、太宰』」は「自分が主軸なのでなるべくフラットに」!初日開催

田中圭「三谷幸喜『おい、太宰』」は「自分が主軸なのでなるべくフラットに」!初日開催2

ピースで初日!(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・田中圭が7月11日に東京・TOHOシネマズ日比谷で「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版」(配給:WOWOW)初日舞台あいさつを俳優・小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチ、三谷幸喜監督とともに開催した。

 三谷幸喜氏のオリジナル脚本で自ら監督を務める“完全ワンシーンワンカットドラマ”。2011年11月にWOWOWで放送された山道に迷い込んだ夫婦を描いた『short cut』。2013年12月に放送された空港を舞台に大騒動を巻き起こす『大空港2013』。そして、昨年秋に撮影された第3弾の本作となる。今作の舞台は「海」。海辺を舞台に、太宰治を敬愛する平凡な男・小室健作(田中)が太宰治(松山ケンイチ)の恋人のトミ子(小池栄子)に一目惚れしたことから、心中を引き止めるために奮闘するというタイムスリップコメディ。

 本作は120分長回しという神経がすり減りそうななかで撮影したという本作。田中は「大変だったのはみんなでスタジオで台本読みやリハーサルしたんです。けど実際にロケ場所に行ってみると予想以上だったんです。日によって潮位が違って撮影場所が微妙に変わったり、後は天気の問題。天気が一致しないとなかなかOK出るのかなって不安もあって。比較的集中を切れずにやりました。あとは汗が噴きでたことかな」と、苦労したことが多かったそうだが、小池は「汗異常でしたよね。それは(劇中でも)触れざる得なかった」というほど大汗をかいていたそう。すると三谷監督は「きょうは汗がかかるような仕掛けにすればよかった……」とハチャメチャなことを言い出し一瞬わちゃわちゃする様子が。

 和気あいあいとした撮影の雰囲気を窺わせつつ、田中は「自分が主軸なのでなるべくフラットにやろうと」と心がけていたことを話していた。

 ほかにも撮影中、田中がこれまでよりも早く所定の位置に戻ってきたため梶原が猛ダッシュした撮影回もあったと告白。そんななか別の役をやるなら?と質問が挙がると、田中は「みんな嫌です」と釣れない返事。これは先程の梶原の全力ダッシュなどにも関係しており「善さんは移動しているのを見ているし、映っちゃいけないタイミングの中でタイミングの測るのが疲れそうで。善さんは山に行くときは座るという技も編み出してしましたが、考えられないです」とのことだった。

 本作は、6月29日よりWOWOWで放送・配信されたが、本作では劇場のみで特別映像「もう一つのエンディング」が楽しめるというものとなっている。このことに劇場版が真のエンディングの気持ちで作ったと三谷監督から伝えられていた。

 「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版」は公開中!

 ※写真特集記事
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 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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田中圭「三谷幸喜『おい、太宰』」は「自分が主軸なのでなるべくフラットに」!初日開催3

“置き、太宰”ポーズでわちゃわちゃ!