藤井直樹、岡﨑彪太郎ら舞台『あの夏、君と出会えて』甲子園素盞嗚神社や甲子園歴史館来訪

藤井直樹、岡﨑彪太郎ら舞台『あの夏、君と出会えて』甲子園素盞嗚神社や甲子園歴史館来訪2

 俳優・藤井直樹、岡﨑彪太郎が7月7日に兵庫・甲子園周辺で舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』(演出:木村弥寿彦)甲子園キャンペーンに野球監修を務める元プロ野球選手・今成亮太氏とともに訪れた。

 作品は高校野球の聖地“甲子園”。太平洋戦争中の東京を舞台に、高校野球の全国大会が中止されていた時期の昭和17(1942)年8月に開催されたものの、公式の記録としては認められず、「幻の甲子園」とも呼ばれた大会を題材にした作品。令和7年の現在から、昭和17年にタイムスリップした令和の青年が、当時の球児たちと共に苦境を乗り越えながら甲子園出場を目指す姿を、瑞々しさとともに描き出す。

 以下、公式レポート部分。

 晴天に恵まれた7月7日、野球監修をつとめる今成とともに、甲子園の地を訪れた藤井、岡﨑。甲子園球場のすぐ近くにあり、多くの野球ファンが参拝することで有名な「甲子園素盞嗚神社」で公演の成功祈願を終えると、「甲子園歴史館」では高校野球や阪神甲子園球場の歴史に関する展示を見学し、スコアボードの真下に入ってグラウンドを一望できる「バックスクリーンビュー」で記念撮影を行いました。

 今成の案内で一通り甲子園歴史館の見学を終えた藤井は「たくさんの展示がありますけれども、1つ1つにきっとドラマがあって、いろんなエピソードがあるんだなと思うと、たくさんのエネルギーをもらいました。」と感動した様子。岡﨑も「僕たちが演じさせてもらう時代のものを実際に見られたし、最近のコロナ禍の時期に近いものもあり、本当にすごく勉強になって、見ているだけでも鳥肌が立って、より一層気合いが入りました。」と興奮気味。

 そんな二人の反応に今成は「野球人としたら当たり前であることが当たり前じゃないというか、2人の反応を見て、『これは話しがいがあるな』と。二人の力になれたらいいなと思って今日は話させていただきました。」と笑顔で語ります。

 公演へ向けた野球練習はすでに始まっており「舞台ですので、実際にボールを投げたり、打ったりするわけではないので、投げた後の目線などで『こうした方が臨場感があるんじゃないか』という、見栄えのいいフォームにしたいなと思っています。でも、本当にみんな練習を楽しんでくれているので、まずはそれが1番!」と今成。

 練習の感想を問われた藤井は「練習をやっている時はいつもあっという間で、『もうそろそろ時間です』と言われるたびに『え!もう終わるの!』みたいな感じで。僕は本当に野球経験が0だったので、少しずつできていくのがすごく楽しいですし、今成さんがわかりやすく教えてくださるので。『うまくいかないな』って時も、教えてくださった通りに直すと、もう全然変わるんです」と目を輝かせます。岡﨑も「今成さんは本当に褒めて伸ばしてくれるタイプで、やる気も出ますし、(指導の際の)言語化能力がすごいなと。(野球はこれまで)全くやってなくて、テニス経験だけなんですけど、それもすぐに見抜かれてたんです」と今成の指導を絶賛。

 藤井は、今回の公演用に用意されたバットを身の回りに置いて「家具とかもちょっとどかして、家でいつでも振れるようにやってます」と自主練にも余念がない様子。岡﨑は「僕も筋トレと走り込みを5月ぐらいから始めて、今体重も2、3キロ増えてきました」と公演に向けた努力の日々を明かしました。

藤井直樹、岡﨑彪太郎ら舞台『あの夏、君と出会えて』甲子園素盞嗚神社や甲子園歴史館来訪3

 今回の見学を経て改めて公演への意気込みを問われると、「多分甲子園に向けて日々特訓されている方々って、それぞれいろんなエピソードがあると思うんですよね。今日ここで見たものを色々持ち帰って、甲子園を目指す学生たちの思いにもっと寄り添って、今後作っていければいいなと思っています。」と想いを語る藤井。

 岡﨑も「ここで見学させてもらって、球児たちの熱い気持ちも感じられて、改めて『中途半端な気持ちでやってたら失礼やな』と思ったんです。今、野球をやっている子たちが観に来ても恥ずかしくないように、僕たちが自信を持ってできるよう頑張っていかないとなと思いました」と真摯な瞳で語りました。

 甲子園歴史館見学後は、甲子園球場内のブルペンやベンチも見学し、実際のグラウンドを目の前にその迫力に圧倒された様子の二人。公演に向けた熱い夏の日々は続きます。

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