俳優・三浦宏規が9月に東京と台湾で開催予定の「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」にて公演内一部楽曲にて指揮者デビューを果たすことが8月2日に発表となった。
『のだめカンタービレ』は、漫画家・二ノ宮知子氏が『Kiss』(講談社)に2001年より連載し全13巻の累計発行部数3900万部突破の人気作。2023年にドラマ版でも主演した俳優・上野樹里を主演に据えミュージカル化され、全公演が瞬く間に数分で完売という驚異的な反響を呼んだ。ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!も2023年のミュージカル版キャスト・クリエイティブチームが再集結!のだめ役・上野樹里、シュトレーゼマン役・竹中直人、そして同役で菊田一夫演劇賞も受賞した千秋真一役・三浦宏規が出演し、フルオーケストラで送る。
台湾公演では現地のプロオーケストラを、東京公演では名門・東京フィルハーモニー交響楽団でタクトを振ることとなる。
三浦は本公演の情報が解禁になる前から、9月の本番に備え、公演のクラシック音楽監修を務める元NHK交響楽団首席オーボエ奏者で現在は指揮者として全国で活動している茂木大輔氏の直接指導のもと、けいこを重ねていたという。先日、有志オーケストラの協力を得て、三浦指揮による初のオーケストラとのリハーサルも行われ、実際に指揮台へ上がった。
オーケストラメンバーたちの視線が注がれる中でまず挑んだのが名曲中の名曲、ベートーヴェン『交響曲第7番』。リハーサルは、緊張感を保ちつつ徐々に集中力も高まり指導も白熱。終了後、演奏者たちから「三浦さんの想いが伝わって来た」と評を受け、さらに本格的な指揮を目指すリハーサルとなった。この模様を一部撮影した動画とスチール写真も公開となった。
今回の発表にあわせ三浦と茂木氏からのコメントが公開となった。以下全文。
◯三浦宏規
ピアノ教師である母親に「大それたことをしている」と言われ、実際目の前のオーケストラの音に圧倒され緊張しましたが、指揮をするのは凄く楽しいです。
先生がタクトを振ると途端に音色が変わるのも勉強になりました。
まだまだ学ばなければならないことが多いので、本番までにこれからもっと練習を重ねて行きたいと思います。
◯茂木大輔
三浦さんはもはや、俳優が指揮者のフリをする、という段階では無く、音大の指揮科の生徒へ教えるようなレベルで指導をしています。一度教えたことはすぐに習得しますし、本番ではきっと素晴らしい指揮を見せてくれると信じています。
※記事内写真は(C)二ノ宮知子・講談社/ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!製作委員会