廣木隆一監督 長尾謙杜の自転車の「漕ぎ方が一生懸命」を称賛!プロデューサー陣が買った“翳り”

廣木隆一監督 長尾謙杜の自転車の「漕ぎ方が一生懸命」を称賛!プロデューサー陣が買った“翳り”1

 『なにわ男子』長尾謙杜と俳優・山田杏奈がW主演し俳優・醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、『AmBitious』真弓孟之が共演し10月24日に全国公開を予定している映画『恋に至る病』(監督:廣木隆一/配給:アスミック・エース)。本作の新場面写真が8月6日に公開となった。

 作家・斜線堂有紀氏の小説『恋に至る病』が原作。2020年3月末に発売され、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超え30回を超える重版を繰り返している話題作となっている。内気な男子高校生・宮嶺望役を長尾、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景役を山田が演じる。

 公開されたのは長尾演じる宮嶺望の等身大の表情が切り取られた場面写真3点。

 自宅で大好きな蝶を育てている宮嶺の、小さな水槽をじっと見つめる柔らかで、どこか無防備な表情。普段から他人と深い関係を築かないように生きてきた宮嶺が、家ではふっと力を抜いている様子が感じられる、素顔を映し出したカット。

廣木隆一監督 長尾謙杜の自転車の「漕ぎ方が一生懸命」を称賛!プロデューサー陣が買った“翳り”2

 教室でのカットは、クラスで一人お弁当を食べている時、景(山田杏奈)の声が聞こえてきて思わず振り返る様子を切り取ったもの。内気な性格の宮嶺も、好きな人が話している内容はしっかり聞いている姿が微笑ましく、一瞬の反応からも、少し不器用な性格が伝わってくるもの。

 景と向き合うカットは、「君は、僕のために人を殺したの?」という疑念と、「僕は君が好きだ。たとえ殺人犯だとしても」という恋心が揺れ動く、複雑な感情が一瞬にして宿る、息を呑むような目力が印象的なカットとなっている。どこまでも純粋な宮嶺の性格を象徴するような瞬間が多く切り取られ、視線だけで感情が伝わる長尾の繊細な演技に注目だ。

 また、長尾と山田について本作のプロデューサー陣からのコメントも公開。「長尾さんの持つ“翳り”にはリアリティがある。本作は良い意味で“痛みを伴う物語”になったらいいなと思っていたので、その表現に説得力があるふたりだった」とキャスティングを振り返っている。

 本作のメガホンをとった廣木監督は「ふたりは良いバランスだった」と振り返り、長尾については「自転車乗っている時の彼の漕ぎ方が一生懸命で、その一生懸命さが純愛映画としては必要だった」とピュアなラブストーリーに抜群の演技を披露した長尾を絶賛している。

 映画『恋に至る病』は10月24日よりPG-12で公開予定!

 ※記事内画像は(C)2025『恋に至る病』製作委員会

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