サニブラウン選手「ひゃくえむ。」幕間映像出演!撮影協力を担った陸上関係者公開

サニブラウン選手「ひゃくえむ。」幕間映像出演!撮影協力を担った陸上関係者公開2

 声優キャストに松坂桃李、染谷将太、笠間淳、高橋李依、田中有紀、種﨑敦美、悠木碧、内田雄馬、内山昂輝、津田健次郎を迎え9月19日より公開予定の劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』(監督:岩井澤健治/配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース)。本作の幕間映像に現役の陸上100mのサニブラウン アブデルハキーム選手が登場していることが8月14日に発表となった。

 『チ。―地球の運動について―』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した漫画家・魚豊氏の連載デビュー作が原作。陸上競技の世界で、「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描いた物語となっている。主題歌はOfficial髭男dismの書き下ろし最新曲「らしさ」となっている。

 幕間映像冒頭からサニブラウン選手が「陸上含め、人生について結構リアルでしたね」と、本作を観た感想を熱く語る様子からスタートするものとなっている。さらに映像には、陸上に魅せられた2人の主人公、トガシと小宮の小学生から高校時代、そして社会人までの姿が映し出される中、トガシ役の松坂桃李、小宮役の染谷将太のインタビューコメントも。「それぞれの登場人物たちの言葉が刺さって」(松坂)、「絶対面白い作品になるだろうなと思って挑みました」(染谷)と語っている。

 なお、いち早く作品を鑑賞したサニブラウン選手は、「100mは勝負の世界ですし、弱肉強食で人生何が起きるか分からない。そうやって人生を懸けている人たちの競技です。ただ、そこにのめり込み過ぎて初心を忘れてしまう場面もあるので『なんで走っているんだ?』と問われると確かになと。大人になると色々ついてくるので(笑)トガシや財津のようにトップを走り続ける感覚など、登場人物のセリフや心情に共感できるシーンがいくつもありました。陸上含め、人生について結構リアルでしたね。トガシと小宮の最終レースに自分も入れてくれてもいいなと思いました」と話している。

 また、本作の撮影協力を担った陸上関係者も公開。徹底的にリアリティを追求するため、第一線で活躍してきた陸上アスリートからスプリントフォーム協力を得て、彼らの走りを3DCGで再現し、それをベースに作画しているという。

 トガシのスプリントフォームを担当したのは、江里口匡史氏。2012年ロンドン五輪の日本代表であり、日本選手権の男子100mで4連覇(2009~2012)という圧倒的な実績を残した江里口が、トガシの美しく颯爽としたフォームを担う。

 小宮を担当したのは、山本匠真選手。ナッソー2024世界リレーの日本代表であり、今後にも期待が高まる若手有望株の山本。ひたむきな努力で急激な成長を遂げていく小宮と重なる、力強い走りを見せる。

 樺木(CV.内田雄馬)で参加したのは、鵜澤飛羽選手。専門の200m走でパリ五輪出場(2024)、アジア選手権でも2連覇を果たし、今年9月に東京で開催される世界陸上2025にもすでに出場が内定しているトップスプリンターだ。担当した樺木も、劇中では同じく将来有望なランナーであり、そのフレッシュで伸びやかな走りがポイントとなっている。

 財津(CV.内山昂輝)を引き受けたのは、金丸祐三氏。日本男子400mを長年牽引してきた存在であり、北京大会(2008)から3大会連続の五輪出場のほか、日本選手権11連覇(2005~2015)、アジア選手権制覇など、輝かしいキャリアを持つ元名選手も参戦。こちらもまた、絶対王者・財津に相応しい貫禄溢れるレースは必見。

 最後に海棠(CV.津田健次郎)を担ったのは、朝原宣治氏。アトランタ大会(1996)から4大会連続の五輪出場、中でも北京大会(2008)では、4×100mリレーで銀メダルに輝くなど、日本陸上界を支え続けてきたレジェンドとして知られている。

 ■陸上関係者
 ・江里口匡史(トガシ)
 ・山本匠真(小宮)
 ・鵜澤飛羽(樺木)
 ・金丸祐三(財津)
 ・朝原宣治(海棠)

 ■YouTube URL
 https://youtu.be/8dsk32JfO7Q