8月22日より公開となった『大長編 タローマン 万博大爆発』(監督:藤井亮/配給:アスミック・エース)が公開初日から3日間で動員3.3万人、興行収入5000万円を突破したことが8月27日に発表。あわせて4人の著名人からの作品へのコメントも公開となった。
2022年7月に放送され話題を読んだ特撮ドラマ『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』(NHK教育)。ドラマは「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと岡本太郎のことばと作品をモチーフに制作され、岡本太郎(日本を代表する芸術)×特撮(日本を代表するエンタメ)の組み合わせで製作。それが視聴者の心をとらえ、深夜での放送ながら口コミが拡がり、放送されるたびにXのトレンド1位を獲得する大反響となった。続編の制作や関連書籍が増刷を重ねが作品が、ついに、スクリーンに進出することとなった。
公開初日を迎えると、公開を待ちわびていた家族連れや友達同士、子ども、若者、年配と幅広い客層が多く劇場に足を運んだという本作。都内の劇場では売り切れ回が続出、グッズを買い求める人で賑わいを見せ、TOHOシネマズ 日比谷で週末12回上映中7回満席、TOHOシネマズ 新宿で週末12回上映中9回満席、TOHOシネマズ 池袋で週末12回上映中8回満席が出ることも。とくに都内や太陽の塔とも縁のある大阪では、70~80%程の高い充足率となった。Filmarks(フィルマークス)の「8月第4週公開映画の初日満足度ランキング」では1位を獲得する結果も残した。
なお8月29日から9月4日までの『大長編 タローマン 万博大爆発』の入場者プレゼント第2弾として、「劇場限定 宇宙大万博チケット」が全国の上映劇場で配布されることが決定(※数量限定、なくなり次第終了)したこともアナウンスされた。
■以下、著名人コメント
◯あらゐけいいち(漫画家)
自分も当時の特撮やドラマをみるたびに「この少しのズレが面白いな」と思っておりました。
しかも岡本太郎大好きなので、もしかしたらこの映画は自分のために作られた映画なのでは?
と錯覚してしまうような、不思議な感覚でした。
◯アンジェリーナ1/3(Gacharic Spin/ailly・アーティスト、ラジオパーソナリティ)
私は今、1970年にいる。
あの時代の興奮を2025年で擬似体験できている幸せったらありゃしない!
ずっとサブリミナル効果を
叩きつけられているようで
105分間瞬きするのも惜しいくらい
次々とべらぼうがやってくる!!
まるで熱が出ている時に見る夢みたいだ。
映画見終わった後、体温が上がっていた気がする。
そして改めて、
岡本太郎、タローマンは
いつも心の中に潜んでいる
”自分のままを生きる”
”自分が選んだ道を正解にしていく”を
カッコつけずにやり切ってくれる。
例えでたらめであっても
貫く事のかっこよさを教えてくれるのは
いつだってタローマンだ!!
なんだか何を言っても野暮な気がする!
みんなも劇場へ向かってくれ!
おバカと天才は紙一重!くらえ!爆発だっ!
■佐久間宣行(テレビプロデューサー)
ホラーじゃないのに怖い
スポ根じゃないのに熱い
呪いのような熱気とディティール
最後には泣けた。それは作り手の愛と志に。
すごいものを見た。
■山崎貴(映画監督)
まさに「何だコレは!」としか言いようのないデタラメでベラボウな映像暴力
我々は100年残る偉大な作品をも投げつけられているのかもしれないし、そうでもないかもしれない。
今やってる自分の作品も感染してしまいそうでとことん迷惑です(笑)
とにかく皆さんコレは一旦目撃して後世に語り継がなければなりません。
※記事内写真は(C)2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会