4月13日からスタートし10月13日まで大阪・夢洲を舞台に開催されている『2025年日本国際博覧会』(通称:大阪・関西万博)。終了1ヶ月半となった8月下旬に中国パビリオンを訪ねた。
中国パビリオンは、『自然と共に生きるコミュニティの構築―グリーン発展の未来社会―』がテーマ。その外壁は、中国の伝統的な書道の巻物を広げた形がモチーフ。古代の書物「竹簡」をイメージしたものだそうで、外観から連綿と続く歴史を感じさせるような佇まい。
館内は「一章 天人合一」(人と自然と宇宙は一体)、「二章 緑水青山」(青い山と緑の水)、「三章 生生不息」(絶え間ない発展)と、過去・現在・未来を3章立てのゾーンで分けられている。
エントランスにもなる「一章 天人合一」は、パンダのぬいぐるみが出迎えてくれる。そのパンダぬいぐるみ近く、天井からいくつもの書体が降り注ぐ「文字の滝」では、その書体が床面にくるとフロア内を文字が流れていく演出が施されており、自分たちが歴史の上に成り立っていることをさりげない形で体感できるような雰囲気に。
『二章 緑水青山』では、砂漠化への取り組みや、ジャイアントパンダの生息域などを映像も交えて感じられるものに。
『二章 緑水青山』から『三章 生生不息』の間には、日本と中国の関係性を感じられるようなレリーフが並ぶ回廊がある。ドキュメンタリー番組『プロジェクトX~挑戦者たち~』でも取り上げられ、砂漠の緑化に成功した農学者の遠山正瑛氏のレリーフ、手塚治虫氏のイラストを元に掘られたアトムと孫悟空のレリーフも展示されていたりと、目を引くものとなっている。
『三章 生生不息』では中国の24時間を映像で見せていたり、係員の方が「一番重要」という目玉企画の月の表と裏の砂をそれぞれ展示しており、これを覗き込んで見学することができ、列が途切れなくできていた。
なお、この中国パビリオンは予約がなくても、並ぶことで入館が可能。待ち時間は訪れた時間によってまちまちのようで、本サイトスタッフが訪れた日は、1.5時間待てば入れるようだった。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ