アイドルグループ『Snow Man』ラウールに密着しPrime Videoで独占配信予定の初の単独ドキュメンタリー『ラウール On The Runway』。本作の配信が9月13日午前10時となったことやキービジュアル、60秒のPR映像が公開となった。
番組では、2024年1月から今年6月までの1年半をかけてラウールに長期密着したもので、ミラノコレクション、パリコレクションのランウェイを目指す姿が克明に描かれている。
8月某日には、都内で取材会を開催。冒頭、ラウールは舞台袖から「こんにちは~」と穏やかに登場。記者たちから大きな拍手が送られるなか、「こっ恥ずかしいですけど、世の中のみなさんにこの作品のことを少しでも伝えていただけたら嬉しいです」と、いまの心境を伝える。
「自分は負けず嫌い」だというラウール。ランウェイモデルに挑む理由については「日本ではアイドルとして『かっこいいね』と言ってもらえて、ありがたいことに、わりとちやほやしてもらえるというか。でも本心かお世辞かわからなくなることがあって、それで本場で自分を試してみたいと思って」と話す。
ドキュメンタリーの撮影期間はもともと1年の予定だったが、本人たっての希望で1年半に延長。「現地で思うように結果が出なくて、撮影クルーのスタッフに“続けさせてほしい、あと1回だけ”と伝えて、最近までラストの挑戦をしていました」と明かした。
日本での肩書きが一切通用しない世界に飛び込み、本人いわく「思ったよりもリスペクトされない」と感じたというが「自分にとってはそれが新鮮な経験だった」そう。「僕は小学生の頃に事務所に入って、16歳でデビューして、マネージャーさんがいつもクーラーの効いた車を用意してくれて…と、たぶん普通の10代・20代よりも甘やかされてきたというか、あまり苦しまなかったのかなと。それが結構コンプレックスだったんです。そんな中で、この1年半は苦しかったので、“俺も辛かったんだぜ!”じゃないですけど、自分はそういう経験がしてみたかったんだと気づきました」と振り返った。
参加したオーディションで“9割以上”落ち続ける日々については「就職活動のようだった」といい、「これまでは地元の友達に会っても、正直“共感できない”と思うことがお互いにありました。でも、この前、友人の就活話に全力でうなずけましたし、共感できた瞬間があって嬉しかったですね」とラウール。600日間に及んだ密着撮影を終え、「この作品はあまり馴染みのない世界のドキュメンタリーだとは思いますが、この世界のことを知ってもらいたいです。配信時間も1時間半とそこまで長くないので、ぜひ観てもらえたら嬉しいです」と熱を込めた。
■『ラウール On The Runway』PR映像
https://www.youtube.com/watch?v=wQzbiL4KA5A
※記事内写真は(c)Storm Labels Inc.