“パディントン”故郷ペルー 大阪・関西万博のパビリオン!無料で試食提供時間も

“パディントン”故郷ペルー 大阪・関西万博のパビリオンで「多様な気候による文化」伝える11

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 『大阪・関西万博ペルーパビリオン記者説明会』が9月6日に大阪・関西万博内のペルーパビリオンで開催された。

 国土は日本の3.4倍、飛行機で約20時間を要するペルー。映画『パディントン』シリーズの主人公のクマ・パディントンの故郷は、実はペルーで2024年公開の映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』では、この故郷ペルーを舞台にジャングルなども大冒険している土地として知られている。今回、国際協力機構 (JICA)中南米部とペルー政府が、ペルー北部観光の魅力とJICA協力の成果を紹介する特別イベントとなっている。

 ペルーといえば、古代インカ帝国の遺跡で“空中都市”の異名も持つマチュピチュや、ナスカの地上絵をイメージされる方がいるかもしれないが、本イベントではそれだけではない魅力も紹介。JICA職員で中南米部 南米課企画室の木村明広氏は海岸・山岳・熱帯雨林と豊かな自然が生み出す「多様な気候による文化」が魅力と話す。

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 その多様な文化を伝えるため、ラカ・ラモス通商観光省観光副大臣は「観光商品の多様化専門的な観光商品の開発」を行っているといい、それによって「訪問者を引き付けながら地域社会へと還元し、そのことで、競争力があり、国内の地域に文化的な価値をもたらすことを目的としています」と、狙いを語った。

 同席した、ペレス・フローレス ランバイェケ州知事は1899年に最初の日本人がペルーに到着し、農業、商業に尽力しともに発展をしたという古い歴史があることを伝えたり、オルナ・コラレス アマソナス州知事からは観光が「50年前では見向きされませんでしたがいまは注目を浴びています」と、第二のマチュピチュとも呼ばれているクエラップ遺跡や、アマゾン奥地の密林に囲まれたゴクタの滝などを紹介し「自然が宝です」ともアピールした。

 これらの観光名所への移動をスムーズにするためにベルナベ・オレジャノ経済財務省多年度投資計画局投資管理課長からは道路整備にも力を入れ、「主要な観光名所にアクセスがしやすくなるようにしています」と、明かしていた。

 なお、館内では多種多様な食材に恵まれたペルーの食材や、コーヒーやチョコレート、アルパカの毛などを用いた手工芸品の展示なども行われている。無料試食も行っており、午前10時30分からはコーヒーとチョコレート、午後1時30分と午後4時からは季節に応じた料理(9月はお芋の料理だそう)、午後6時からはブドウを発酵させて造られる蒸留酒のピスコを提供してくれるとのことだった。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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180度の半円形巨大モニターと天井にモニターが設置された部屋も

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ナスカの地上絵が天井に投影され見上げながら楽しめる様子も

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試食を提供しているコーナー

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ピスコ

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出席の関係者