俳優・浜中文一、有沙瞳、松本梨香、長江健次、前田耕陽、大鳥れい、曽我廼家寛太郎らが10月4日に大阪松竹座でに松竹創業百三十周年 大阪松竹座さよなら公演『大阪は踊る!』(演出:川浪ナミヲ)初日公演を開催した。
道頓堀に石油が湧いたという架空の大阪ミナミが舞台。石油によって大阪市長による大阪再生プロジェクト『道頓堀油田開発計画』が始動し、大阪市役所の雑用処理係“どないしょう課”に勤務していた市職員の前田拓郎(浜中)を筆頭が右往左往したり、東奔西走するというコメディ作品。協力者がひとり、またひとりと増えていくが、事態はとんでもない規模に広がっていく……。
架空とはいえ道頓堀を舞台にしているだけあり、大阪弁でのセリフの応酬をはじめ、新喜劇のような間でのやりとりがあり、作品独特のリズムが生まれていく様子も。お芝居だけではなく、ダンスシーンもありキャスト全員でダンスを披露も。
また、内閣総理大臣 村井賢次郎役の前田耕陽がキーボードを肩から提げて演奏する様子や、松本梨香は長年演じ続けたアニメ『ポケットモンスター』シリーズのキャラクター・サトシのセリフである「ゲットだぜ!」を言うシーンもあり、彼女の演じる役が何を“ゲット”したのかは見てのお楽しみに。さらには、浜中が道頓堀商店街組合の会長の柳田浩介役のお笑いコンビ『海原はるか・かなた』の海原はるかの髪を息で吹き飛ばす、お馴染みの芸にも挑戦したりと目を引く趣向が凝らされた舞台となっていた。
初日のカーテンコールで浜中から「12日まで大阪を盛り上げられたら」と意気込んでいた松竹創業百三十周年 大阪松竹座さよなら公演『大阪は踊る!』は10月4日から10月12日まで大阪松竹座にて上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ