山田裕貴「BLUE GIANT」熱い気持ち!間宮祥太朗“ネクスト”話共感

山田裕貴「BLUE GIANT」熱い気持ち!間宮祥太朗“ネクスト”話共感4

サックスの吹きまねをする山田

 アニメーション映画『BLUE GIANT』(監督:立川譲/配給:東宝映像事業部)初日舞台あいさつが17日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれ宮本大役の山田裕貴(32)、沢辺雪祈役の間宮祥太朗(29)、玉田俊二役の岡山天音(28)、立川監督(41)が登壇した。

 漫画家・石塚真一氏が2013年より『ビッグコミック』(小学館)で連載しているシリーズ累計890万部超の同名作が原作。サックスで世界一を目指す主人公の宮本大と、のちに大が結成するジャズトリオ『JASS』のメンバーになるピアノの沢辺雪祈とドラムの玉田俊二の3人のキャラクターが中心。仙台から「世界一のジャズプレーヤーになる」という夢を追った大が上京するところから始まり、凄腕ピアニストの雪祈との出会い、大の高校の同級生・玉田がドラムへの情熱に目覚める姿、そして3人でステージに挑む。さまざまな挫折や葛藤を抱えながらも、夢に向かって熱く生きる若者たちの情熱がほとばしっている。

 上映後に登壇したキャスト陣。山田は「どうでしたか?」と観客たちに尋ねると大きな拍手が沸き起こり、これには山田も胸をなでおろしつつ「作品の力があり、お話の力があるので、みなさんの心に届くと信じていました。自分が声をやる責任を感じていて、ちゃんと響いたかなというのがみなさんの反応で分かるので、きょうは楽しんでいってください」と、コメントを。

 続く間宮は、こういった大きなスクリーンではない状況で本作を一足先に観たそうだが、「ここで」と、スクリーンの方を振り向くと山田も一緒にスクリーンに振り向き2人で声を合わせて「観れたらいいなぁ」と、アピールした。

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2人で声をあわせて「観れたらいいなぁ」

 いよいよ初日を迎えたが、山田は、「楽しみでした。自分の声を聴いてもらいたい登用ロイ、早く『BLUE GIANT』を観て欲しいと思って。演奏魂を揺さぶられるものが感じられるんです。ジャズを普段聴いている方ももちろん楽しめるし、持っている魂を感じてほしいと思って」と、万感の思いを。

 続けて、好きなシーンや思い入れのあるシーンは?という質問が。これに山田は「ラストのライブシーンすかね」と挙げる。そのシーンは「台本読んでも泣いて、練習しながら泣いて、アフレコの時も入れなが泣いて、完成版のもらったディスクを観ても泣いて、どんだけすごいんだこの作品はって思って。だから、劇場で観たらどうなっちゃうんだろうって」と、何度も感涙したそうで、話している間も声がどんどん大きくなり興奮している様子を。

 さらに、一足先に観た観客からSNSで作品に感動したという感想を読んだという山田も胸いっぱいになったそうで「何げなしに観にこうと思った方にも、なんか伝わるんだなって。それは、共感・共有を無理矢理したいわけではなくて、そういう人がいるだけで僕らはこの仕事をしていて良かったと感じていて。原作知らない方も泣けると思います!」と、気持ちを熱く伝えていた。

 トークでは、作品を通して見えたキャスト同士の新たな一面という形で展開。岡山は間宮について、言葉に詰まっていたが、間宮が「そんなにあらたまらないよね。10代のときから知ってて、ちょこちょこ会ってるし」と、フォローし距離が近いからこそ出て来ないといった様子。山田については、「アフレコ中、サックスを拭きながらセリフを言う難しいシーンで自分のミスもさらして僕らも応援したくなっちゃうんです。僕らはそういう事できないので」と、魅力を。ちなみに、間宮は岡山へ、実は筋トレを良くしている“肉体派”俳優と明かして、岡山を照れさせることもあった。

 続けて、間宮から山田について。「裕貴くんはニアミスみたいな感じでいて、でもお互い『ずっとネクストブレイク欄にいるよね』といって(笑)」というと、山田もその“ネクストブレイク”には共感があったようで「同じ気持ちだったよね。いつも次と言われて」とうなずく。それだけに間宮としては「親近感があったんです。自分とか世界とか突き詰めた話をしているときに、真摯に向き合っていて。それは近くで話して感じています」というと、逆に山田は間宮へ、「ちょっと僕の中では動物的でトラのようなイメージがあるんです」というと、間宮は「(阪神)タイガース応援してるもん」と、返してニッコリ。さらに山田は続け、「僕のほうが年下ですけど大人に感じています」とのことだった。

 イベント後半には原作者の石塚真一氏から3人を称えるメッセージも挟みつつ、山田から、「この作品を表すために、言葉にすればするほど小さくなってしまうんじゃないかって感じているんです。たしかに、『3人が青春を駆け抜ける熱い映画』だと言えば、簡単に伝わってしまうんです。ですが、音楽もそうですが、言葉じゃなく、観に来た、聴きにきた人にしか分からない感想があるんです。この映画はこんな感じですというのがすごく嫌で、そんなときにみなさんの声が重要なんです。みなさんの思った感想を書き連ねてもらうことで、青く、大きく……」と一瞬言葉に詰まるご愛嬌もありつつ、「青く大きく光る炎のような作品にしてもらえたらと思います」と、しっかりしたメッセージで締めていた。

 映画『BLUE GIANT』は全国公開中!

 ※山田裕貴過去記事
 ・山田裕貴「ONE PIECE FILM RED」舞台上で感涙
 ・山田裕貴“X”を作って「オールナイトニッポンX」パーソナリティアピールや特番後に小栗旬からかけられた声披露!「人間として、いち1人の生きる人として、楽しく」【山田コメント部分ほぼ全文】
 ・山田裕貴ドラケンの名言で厚い感謝とともに「みんなの想いがあって」!「東京リベンジャーズ」が「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’21/第27回 AMD アワード」にてAMD理事長賞受賞

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