間寛平 吉本新喜劇GMが12月24日に吉本興業・大阪本社内で『第四十七回 吉本新喜劇GM月例会見』を開催した。
寛平GMが月例で開いている会見で、新たなプロジェクトの発表や活躍した座員の紹介などのトピックスをGM目線で紹介する会見となっている。
MCは吉田裕が務めるなか、寛平GMと西川忠志が入場してきたが、クリスマスとあって忠志がクリスマスソングを超ハイテンションの目の覚めるような声量で歌いながらとダンスで入場してきて、一気に会場が温まる。
振り返りから。新喜劇の劇団員レイチェルが11月30日に開催したなんばグランド花月単独公演『FOREVER PARTY PEOPLE!!5』へ寛平GMは「レイチェルはレイチェルらしい新喜劇をやっていて、新しいパターンやなって」と、目を細めた。
新たなトピック1つめとして松浦真也から『吉本新喜劇セカンドシアター 謹賀新年!吉本新喜劇inセカンドシアター お正月SP』について。松浦は「(自身が)リーダーとしては3回目になりますかね。毎回高評価頂いております」と、アピール。すると横に居たアキが「どこでアンケートとったんや!」とツッコみつつ、松浦は「マネージャーが良いと言ってます……」と、声のトーンがちょっぴり小さくはなったが伝えた。
2つめは2026年1月25日からの『のぶよしto狂言to新喜劇to ~伝統芸能 狂言と吉本新喜劇の笑いの融合なんですねぇ…はぁい~』。のぶよしが狂言について「30分くらいでやる、テンポはゆっくりですけど、ショートコントなんです」と、いまの笑いに通じる共通点を話して興味を引きつつ、ポスタービジュアルが映画『国宝』に似ているのでは……?という疑惑へ質問が飛んだがのぶよしは「パクってはない!」とそこは即否定しつつ、「人間国宝の方も関わるので、今後の新喜劇を作るうえ座長さんには見てもらいたいと思っています」と、呼びかけた。
3つ目は2026年1月17日に山田花子ファミリーによる『ファミリーコンサート』とともに、『山田花子作「羊毛フェルトハムスター」FANY MALL販売』の話題へ。『ファミリーコンサート』については、「総選挙の公約で1位になったらファミリーコンサートやりますと言ってたので、それがかないました。チケットがもう完売なんです。好評でね。すぐ完売で決まったんです」とニコニコ。一方の『山田花子作「羊毛フェルトハムスター」FANY MALL販売』は7体のみ販売するそうだが1体2万5000円といい一同仰天。この販売への経緯として今年6月に開催した『吉本新喜劇 吉田ヒロギャグアート展vol.7』の際に山田花子作のフェルト作品『HAMHAMハムスター』シリーズ3体を1体1万円で販売してみたところすぐに売れてしまったそうで、そのアンコールなのだとか。
今回のハムスターは1体作り出すのに8時間かかっているそうで、「スキマ時間を見て」作り上げたという。ギャグアート展で1万円で販売していたものが2.5倍の値段になっていることへ「技術はギャグアート展のときより上がりましたから!きょう持ってきたもの以外でも、うどん屋の法被(ハッピ)を着たやつとかもあるんです!」と話したり、材料費としては「15円くらいです」と明かして、再び一同を仰天させていた。
4つ目はアキによる『吉本新喜劇アキプロジェクト公演「時が来た」』の再演。アキは若かりし頃に宍戸大全グループ、ジャパンアクションクラブ(現・ジャパンアクションエンタープライズ)、アクションスタントマンと巡り歩き、「時代劇のガチのお芝居をやりたいと思っていて」という気持ちを持っていたという。ついに、その念願かない今年3月に幕末の坂本龍馬らの姿を描いた本作を上演。「やってみて凄い高評価を頂いて、“見せてない人にも見せてあげたい”という声も頂いて。会社の人の応援も頂いて、公演できることになりました。普段とはまったく違う顔でやってます。どんな高評価を頂いたのか、確認しに来てもらえれば」と話した。その3月の公演について寛平GMも観劇したそうだが、アキは「寛平師匠も来て頂いて、寛平師匠も目が真っ赤だったらしいですよ」と感動していたといい、寛平GMも「これはすごいですよ」と、太鼓判を押していた。
5つ目は吉田裕による『新喜劇キャッスル2~LOVE or DEAD~』。こちらは吉田によると「新喜劇内で夫婦の6組と、若い子も何人か出ます」といい、内容としては、「夫婦間の物語をやります。ドロドロしつつもさっぱりして夫婦っていいものだなっていうふうに考えています」と、話していた。
6つ目は、寛平GMによる『吉本新喜劇×オリックス・バファローズ~関西がひとつになる夜~』、『寛平GM杯ネタバトル~吉本新喜劇記念日への道~』のトピック。とくに『寛平GM杯ネタバトル』へは今年の『M-1グランプリ』で優勝したお笑いコンビ『たくろう』をみて「刺激になって。ああいうふうに頑張ってほしいなって」という気持ちとともに、ネタ見せできる場所を1つでも多くという気持ちもあるそうだ。
ほかにも、忠志がリフォーム中という西川家に「電気暖炉ができました!」と最近の話題を伝えたり、寛平GMからは、集まった報道陣へ「みなさんのおかげで全国に新喜劇が知ってもらえるようになっています」とお礼するとともに「忠志が新喜劇の顔として1年頑張ってくれて、来年2月までという役目になっていますけど、2月のGM会見は西川きよしさんに来てほしい。きよし兄さんに暖炉のこととか聞いてみたい」と希望を挙げて会見を締めくくった。
■会見で触れられた内容
◯『吉本新喜劇アキプロジェクト公演「時が来た」』
2026年1月23日(金)~2026年1月26日(月)
近鉄アート館
◯『のぶよしto狂言to新喜劇to ~伝統芸能 狂言と吉本新喜劇の笑いの融合なんですねぇ…はぁい~』
2026年1月25日(日)
なんばグランド花月
◯吉本新喜劇金の卵13個目オーディション
2025年11月4日(火)~12月31日(水)
◯山田花子作「羊毛フェルトハムスター」FANY MALL販売
・山田花子手作りの羊毛フェルトハムスターを「FANY MALL」で販売
ショップ名:山田花子のなんやかんやショップ
個数:7つ
金額:一点2万5000円
購入ページは12月24日正午公開
販売は12月25日正午より
◯特別公演『新喜劇キャッスル2~LOVE or DEAD~』
2026年2月1日(日)
なんばグランド花月
◯特別公演『金の卵LIVE~金の卵12個目公演~』
2026年2月1日(日)
YES-THEATER (吉本新喜劇セカンドシアター)
◯吉本新喜劇×オリックス・バファローズ~関西がひとつになる夜~
2026年1月16日(金)
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
◯寛平GM杯ネタバトル~吉本新喜劇記念日への道~
日程:2026年2月5日
時間:①開場19:00 開演19:15 ②開場20:30 開演20:45
会場:よしもと道頓堀シアター
チケット:前売1800円/当日2000円 通し券3300円
出演者:吉本新喜劇座員33組
◯吉本新喜劇セカンドシアター(謹賀新年!吉本新喜劇inセカンドシアター お正月SP)
2026年1月2日、1月3日
出演者:吉田裕、西川忠志、五十嵐サキ、高井俊彦、宇都宮まき、大島和久、諸見里大介、松浦真也、いがわゆり蚊、けんたくん、もじゃ吉田、川筋ライラ、咲方響、吉田ヒロほか
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

















