『HIBIYA LIVE FESTIVAL 2026』にミュージカル『憂国のモリアーティ』キャストが登場しショーを披露した。
『HIBIYA LIVE FESTIVAL 2026』はゴールデンウィーク期間中に日比谷エリアをエンターテインメントに染めるイベント。“モリミュ”の愛称でも親しまれるミュージカル『憂国のモリアーティ』は今回で3回目の出演を果たす。
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の鈴木勝吾、シャーロック・ホームズ役の平野良をはじめ、大澤信児、熊田愛里、田中奏、若林佑太、演奏はPianoを境田桃子、Violinを林周雅が担当しステージMCは午後1時の回をルイス・ジェームズ・モリアーティ役の山本一慶、午後3時の回はジョン・H・ワトソン役の鎌苅健太が務めた。
以下、公式レポート部分。
ミュージカル『憂国のモリアーティ』が『HIBIYA LIVE FESTIVAL』に参戦するのは、2019年、2025年に続き、今回で3回目。朝まで続いた暴風雨も一転、初夏の空気に包まれながら、W主演を務めるウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の鈴木勝吾と、シャーロック・ホームズ役の平野良が野外ステージに登場した。
2ステージとも、まず披露したのは『Op.3 ホワイトチャペルの亡霊』(2021年)より、ふたりのデュエットである『扉をあけて』。鈴木が語ったように爽やかな1曲は、この日の都心の心地良い天気を表したかのようなものに。「みなさんも心の枷を解き放って、自由に生きてほしいなと思いながら歌わせていただきました」と、客席に語りかける鈴木。平野はそんな鈴木が、実は毎公演このシーンで涙していたことを明かす。なおピアノの境田桃子は、『Op.3』のみ出演していなかったことから、「心に残っていたこの曲を、念願叶って弾けました!」と笑みを浮かべていた。
MCを挟み、続いてはソロ3曲のメドレーへ。まず鈴木は、『Op.2 大英帝国の醜聞』(2020年)及び『大英帝国の醜聞 Reprise』(2025年)より、「ウィリアムの一番の核を歌っている」と述べた『この世界を』を、ウィリアムの熱い覚悟を持って朗々と歌い上げる。
一方平野が披露したのは、『Op.5 最後の事件』(2023年)より『その凍えた魂を』。ふたりの出会いから巡るウィリアムへのまっすぐな想いに、多くの涙を誘った劇場での一幕が思い起こされる。がなるような歌いぶりだった公演時に対して、平野は今回、キーを半音下げたバージョンにしたと解説。ヴァイオリンの林周雅は、この難解なイレギュラーに即日対応したといい、“裏シャーロック”の自称も伊達でない天才ぶりで会場を沸かせた。
ソロ曲最後を締め括ったのは、各回のMC陣。1ステージ目はルイス・ジェームズ・モリアーティ役の山本一慶が、『Op.5』より『あなたがくれた命』を歌唱。実兄ウィリアムへの狂おしい想いを込めた楽曲に、歌唱が終わるや、鈴木はステージに走って帰還し、山本をハグ。平野もこれに続いて、ふたりを熱く抱擁していた。
2ステージ目は、鎌苅健太が『Op.1』(2019年)より『僕だけは』を熱唱。鎌苅自身「思い入れのある曲」だと語る1曲は、シャーロックを見守るジョンのような温かさを感じさせるものだ。最新作では披露されるのか、どうぞお楽しみに。
ラストを飾ったのは、『Op.3』より『巡れ輪舞曲』。『HIBIYA LIVE FESTIVAL』に初めてアンサンブル4名が登壇し、独特なリズムに加え、鈴木、平野を軸に6人全員が異なるパートを担当するという難解さでありながら、重厚なハーモニーを響かせる。初演時から「アンサンブルのみんなこそが『モリミュ』の主役」と言い続けてきた平野。鈴木も
『憂国のモリアーティ』が民衆のために立ち上がることを描いた話であることに触れ、「アンサンブルも共にステージに立ってくれて嬉しい」と、噛み締めるような表情を見せた。
以上
W主演の2人からもコメントが寄せられた。以下全文。
●ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役:鈴木勝吾
『モリミュ』では3度目となる『HIBIYA LIVE FESTIVAL』には、今から7年前、2019年の初演開幕前に初出演させていただきました。客席のなかには、そのときからご覧くださっている方もいらっしゃってて。当時はミュージカル作品に出られている出演者の方ばかりのなか、すごく緊張しながらも、「やってやるぞ!」とみんなで意気込んでいたのを覚えています。それから何度も呼んでいただけていることが大変嬉しいですし、今回初めてアンサンブルも一緒に出演できたことも、嬉しい気持ちでいっぱいです。6月からの最新作では、初演の物語に再び挑みます。
“変わらないもの”、そして7年を経た自分たちや新たに加わってくれる方々といった“変わるもの”を織り交ぜて、また新しいミュージカル『憂国のモリアーティ』のスタートを切りたいです。『モリミュ』をずっと応援してくださっている方、今作で『モリミュ』に出会ってくださる方、みなさんに届く作品にしたいと思っています。
■シャーロック・ホームズ役:平野良
去年も『HIBIYA LIVE FESTIVAL』に出演させていただきましたが、今回はステージの位置が変わり階段の上までお客様が見えるという違った景色だったからか、緊張しました。最新作は新キャストも、『モリミュ』に帰ってくるキャストもいたり、シャッフル公演や、本作作曲家・ただすけさんがピアノを担当するスペシャル公演もあるという、バラエティ豊かな公演となります。おさえるポイントはおさえつつ、広げるところは広げて、今後も『モリミュ』という文化が続いていけばいいなという想いと共に、我々も意気込んでいるところです。初演からは楽曲や構成が変更されるところもあり、初演をご覧いただいたことがある方にも楽しみにしていただきたいですし、最初の物語という点では、『モリミュ』に初めて触れていただく方にとって絶好の機会になると思います。みなさまぜひ、劇場へ足をお運びください!
※記事内写真は(c)三好 輝/集英社 (c)ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト








