中村壱太郎 スーパー歌舞伎『もののけ姫』は「時代冒険活劇」!ジブリ「紅の豚」好きな理由?

中村壱太郎 スーパー歌舞伎『もののけ姫』は「時代冒険活劇」!ジブリ「紅の豚」好きな理由?6

最後に大きく訴える壱太郎(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 スーパー歌舞伎『もののけ姫』(演出:横内謙介)製作発表記者会見が6月5日に都内で開かれアシタカ役の市川團子、サン役の中村壱太郎、乙事主役の市川中車、演出を担当する横内謙介氏、株式会社スタジオジブリ 代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏、松竹取締役副社長 演劇本部長の山根成之氏が登壇した。

 スーパー歌舞伎初演から40周年を迎える本年。宮﨑駿監督が原作・脚本・監督を手掛け、壮大な自然と人間の物語を描いたスタジオジブリの不朽の名作『もののけ姫』が、壮大なスペクタクルとダイナミックな演出で魅了するスーパー歌舞伎として、新たな輝きを放つ。呪いをかけられた少年・アシタカを市川團子、山犬に育てられた少女・サンを中村壱太郎、またタタラ場を統率するリーダー・エボシ御前を中村時蔵、猪神一族の最長老・乙事主を市川中車が演じる。

 大勢の報道陣が会場に集まる中、壱太郎は「サンの役をこの度務めさせていただきますが、まずもって、たぶん僕の人生で一番大きな歌舞伎の記者会見になってます。こんなに人がいたの初めて見ました。それだけ注目されているということにあらためて、ワクワクとドキドキを感じています。多分、今日初めて歌舞伎の記者会見に来た方いらっしゃるんじゃないですか?手を挙げてください!いますよね、いらっしゃいますよね(笑)。そのぐらい注目されてるんだってことだと思いますし、この舞台は、僕も歌舞伎のいろんな会見で『初めて歌舞伎を見る方に来てください』とか、『歌舞伎が好きな方、見てる方も面白いですよ』って言ったりするんですけど、それにとどまらない、たぶん壮大な世界がこの舞台で広がると信じています」と、自身が感じたことを伝える。

 オファーを貰った時のことを振り返り、「このお話をいただいた時に、まず『もののけ姫』をあらためて知っていく中で、『時代冒険活劇』という言葉があって、まさに我々歌舞伎の歴史が脈々と受け継がれてきた時代として感じながら、僕ら今、冒険してるんです。『もののけ姫』があって、横内さんの演出があって、團子くんがいて、中車さんがいて、そしてたくさんの出演者、スタッフがいて、みんなでこの冒険を始めて、初日から千秋楽まで、活劇として冒険をしていく、とてつもない緊張を感じました」とこれまでの作品とはまた違った手応えを感じているようで「一人でも多くの人に見てほしい……じゃなくて、歌舞伎の新時代の幕開けの舞台になると僕はすごく今感じています。とにかく“これを見なければ損だ!”と、思わせるような作品にしたいと思っております」と、意気込んだ。

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 続けて壱太郎は「『サン』というのは、ありがたいことに『もののけ姫』というタイトルロールでもあります。その使命感も纏いながら、常にアンテナを張ってこの役を務めたいと思っております」と前置きすると、スーパー歌舞伎に変換されたときに「一言で表せないと思うんですが、少女と獣を掛け合わせた歌舞伎の女方になるんじゃないかなと思っております」と、方向性を語った。

 さらに台本を読んでみて「壮大なスケールがあるんだろうなと思っているんです。実は横内さんとも『サン』の姿でのスチール撮影の時にお会いできたんですけど。ゆっくりお話しできてないので、とにかく横内さんともう5、6時間喋りたい!たくさんのこと考えていらっしゃいます」と、とにかく知りたいことが多いと話すとともに現時点では3つのポイントがあるという。

 それが、「“人対人”で、どう生きるかということ」「人と生き物」、「生き物と自然がどう生きるか」の3つだそうで、「それを大きく括(くく)った丸の中で『サン』をどう演じるのかが起点になってくる台本だなと思いました」と、話していた。

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 またこの日の壱太郎の会見衣装にファーが入ったものをつけており、その話題を記者から振られると、「誰かが聞いてくれないか……と思っていたんです、この趣向を!(笑)聞いてもらえなかったら、趣向をした意味がなくなってしまうので、吉と出るか、凶と出るかと思っていましたが吉と出ました!」と大興奮!そのファーについては「『サン』のことが好きでいるかということを表したくて『サン』のビジュアルを撮らせていただいたときの色を使ってコーディネートしているんです」とまくしたてるように話していた。

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 ほかにも、好きなジブリ作品は?という質問に、「『紅の豚』なんです。すべてが壮大ですけど、ポルコという男が格好いいというより美しく見えることが素晴らしいなと思っていて。とにかく全部が美しい」とのこと。続けて、團子とお互いの印象を問われた際に、團子から「公私ともに相談させて頂ける存在です」といえば、壱太郎は「私もたくさんいろんな方の相手役をさせていただいてありがたいことなんですけれど、團子くんに僕が感謝することは、とにかく年上の相手役を嫌わない。一本突き進む素晴らしい男でございます」と、評していた。

 あっという間に会見時間も終わって、いよいよ退席となった際に、壱太郎は1歩前に出て「質問がしたくても時間がなかったためできなかった方は、個人取材バンバン受け付けまーす!」と、持ち前の明るさでダメ押しのアピールをして会場を和ませていた。

 スーパー歌舞伎『もののけ姫』は7月3日から8月23日まで新橋演舞場で上演予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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アピールした壱太郎を褒める2人

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中車からさり際に声をかけられる

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