ガールズ演劇シリーズ「女王ステ」新章『不滅部隊編』第1作『Rose』(脚本・演出:吉田武寛)が7月2日に東京・品川の六行会ホールで開幕。その初日直前に開催された公開ゲネプロと囲み会見の公式レポートが公開となった。
作品は「女王ステ」は「誰も救われない、誰も報われない物語」をキャッチコピーに、 血塗られた実在の悲劇をモチーフにし、女優のみで描くオリジナル舞台シリーズ。全三部作で構成される【不滅部隊編】の第一作『Rose』では、秘密裏に存在した女性だけのドイツ軍部隊「不滅部隊」の結成と敵対勢力による戦い、そして悲劇的な運命が描かれる。
元『BiSH』のモモコグミカンパニーと元『ZOC』の藍染カレンがW主演。共演には大滝紗緒里、佐武宇綺、田中ちえ美、小日向美香、小山百代、生田輝らが集結している。
以下、公式レポート部分。
戦争の気配がする欧州が本作の舞台。街で作家活動をするミアの前にドイツ軍特別部隊に所属するリーザと出会う。
あることがきっかけとなり、敵対勢力への復讐を誓ったミアは、ドイツ軍特別部隊への入隊を志願する。
圧倒的な迫力ある銃撃アクションと心揺さぶる歌唱シーン。そして歌とガンアクションが融合したクライマックスシーンは、息を呑むという言葉がぴったりだ。
そして、女王ステには欠かせない、特殊な儀式で召喚される存在の“悪魔”とその悪魔の呪いによって永遠の命を与えられた“不死者”の存在は本シリーズでも踏襲。是非劇場で確かめて欲しい。
公開ゲネプロ後に囲み取材が行われ、W主演のモモコグミカンパニーと藍染カレンが登壇。初日を目前に控えての心境を語った。
モモコグミカンパニーさん(以下、モモコ)「舞台経験はまだ多くないので、稽古が始まる前からめちゃくちゃ不安だったんですけれども、この1ヶ月の稽古期間、藍染さんを含めキャストの皆さんにすごく助けられて迎えた初日だったかなと思って、周りにとても感謝しております」
藍染カレン(以下、藍染)「今回女王ステシリーズは、初めての参加となるんですけれども、今まで女王ステを好きでいてくださった方にも、新しく女王ステを観たいという方にも、楽しんでいただける作品を絶対に作りたいと思って稽古に励んでまいりました。モモコさんをはじめ、いろいろなキャストの方にたくさんの刺激をいただいて、ついに初日を迎えることができて、本当に嬉しく思っております。最後まで全員で安全に戦い抜けるように、全力で挑んでまいりたいと思っております」
藍染演じるリーザとの出会いがきっかけに運命が大きく動いていくミアを演じる上で大切にしたことについて、小説家としても活躍されているモモコは「人が書いた脚本を演じるというのも楽しそうだなと思ってやってみたんですけど、すごく難しくて……。でも、物語を書いていたり、いろいろなことに悩んじゃうのは、ミアと同じ部分にも感じていて、自分でも普段感じているような感情をミアにも落とし込めるように意識して臨んでおりました」とコメント。
圧倒的な存在感を放つ一方で、繊細な一面を持つリーザを演じる上で意識したことや魅力を感じた部分について、藍染は「リーザは、思っていることを素直に口に出せない、顔にも上手く出せないという弱さや繊細なところを強く武装して、実際に強くなって生きてきた人物だと思っていて、最初はずっとたくましく強いリーザをミアが憧れてくれるようなヒロインになりたいと思っていたんですけれども、だんだんとリーザを通じて“人間ってこういうところがあるよな”といったような、リーザの愛らしいところもしっかり見ていきたいな思っています」と自己分析した。
大きな見どころでもある歌唱シーンと本格的な銃撃アクションについて、モモコは「苦労した点は全部です(笑)。銃を持ってのアクションも本当に馴染みがなくて、かっこよく見えるとしたらどうしたらなるんだろうと、先生に教えてもらいました。あと弱々しかったミアが、最後の大立ち回りで銃を持って挑む、成長したシーンが一番の見どころだと思います」、藍染は「このビジュアルを最初に見た時、きっと戦うのであろうとは予想していたんですけれども、想像の5倍は戦いました。しかも私だけでなく、ほぼ全てのキャストが戦いまくりで、私自身こんなに戦う女の子の舞台は珍しいなと思っていましたが、よく女王ステシリーズに出演されている方も『今回はめちゃくちゃ戦うね』と言ってたので、今回すごく戦っているんだと思います。女の子がちょっとロリータみたいな服を纏った状態でバリバリ戦っていくというのは、すごく美しいと思いましたし、みんながみんな、自分の思いを込めて戦い、そして踊り抜くところに女王ステの素晴らしさがあると思っていますので、注目していただきたいです」とそれぞれ回答。
本作が初共演となる2人にお互いの印象や印象に残っているエピソードを聞いたところ、モモコは「一度もお会いしたことはなかったので、だから勝手なイメージしか持ってなくて、最初はすごい強い子なのかなと思っていたりしたんですけれども、実際会ってみると、とても親しみやすくて人間味溢れる子だなと思って、すごく安心しました。稽古場に行くときに一回だけお会いして、その日は雨が降っていて、私は面倒という理由で傘をささないタイプですけど、藍染さんが気づいてくれて、相合傘で稽古場まで行ってくれて、優しくしていただいたのをすごい覚えてます」と微笑ましいエピソードを挙げ、藍染は「モモコさんはたくさん動く舞台が初めてということだったので、どういうお稽古になるんだろうと思っていたんですけど、稽古序盤から、普段から言葉を取り扱う方なのもあってか、演出の吉田さんに『ここのセリフってどういう意味なんですか? こういう心であってますか?』とか、丁寧にセリフを取り扱っていて、言葉をすごく大事にする方なんだなと思って、とても素敵だと思いました。あとモモコさん自身は、普段あまりご飯食べないらしいんですけれども、この稽古期間、体力をすごく使う中で、一生懸命おにぎり食べていて、『あ、可愛いな』と思いましたし、そのためにご飯を食べてくれて有難いなと思いました」と稽古中でのエピソードを明かしてくれた。
また稽古期間中に「ここが女王ステらしさ」と感じた部分について、モモコは「私は衣装がすごく素敵だなとずっと思っていて、すごく役に入り込みやすくて、素敵だなと思います」、藍染は「女王ステは悲劇をメインに据えて、たくさんのシリーズを作られて、今回もメインどころは悲劇というところではあると思うんですけれども、その中にも心に温かい、そして熱いものがあるストーリーだなと思いましたし、今回は薔薇をモチーフにしているところが、いろんなところに散りばめられていて、すごく美しい瞬間が多いので、観ているときに楽しいのではと思うので、早くお届けしたいです」とそれぞれ挙げてくれた。
最後に公演を楽しみにされている方に向けてメッセージを贈った。
モモコ「本格的な舞台は初心者なので、お客さんも同じように舞台初心者の方も、観に来て欲しいとすごく思っていて、ただ観ているだけというよりは、音やアクションにも注目していただければ、あっという間の舞台になるんじゃないかなと思うので、ぜひこれを機に足を運んでいただければ嬉しいです」
藍染「ついに今日から開幕ですけれども、今回はダブルキャストの方もたくさんいらっしゃって、〈Ark チーム〉〈Coffin チーム〉とそれぞれ違った良さが味わえるので、ぜひ両チームともに楽しんでいただけたらなと思っております。全員で最後まで安全に美しく戦い抜けるように頑張りますので、どうかよろしくお願いします」
女王ステ 不滅部隊編『Rose』は7月12日まで上演。
■出演
モモコグミカンパニー…ミア
藍染カレン…リーザ
大滝紗緒里…ニコル
佐武宇綺…クラウディア
田中ちえ美…フレイヤ
小日向美香…ロッテ
〈Ark〉
小山内花凜…エッダ
中村裕香里…グラスミュッケ
隈本茉莉奈…クララ
厚木那奈美…シュヴァン
黒崎澪…レベッカ
日和ゆず…ドロッセル
若松来海…ジルヴィア
〈Coffin〉
佐當友莉亜…クララ
牧浦乙葵…グラスミュッケ
松村キサラ…エッダ
吉武千颯…シュヴァン
十条月…ジルヴィア
三波春香…ドロッセル
本条万里子…レベッカ
小山百代…アルマ
生田輝…アドラー
〈サーヴァント〉
石田みう
大畑杏雛
大藤みら
後藤楓
杉下希美
山口輝鈴





















