俳優・坂口健太郎が5月13日に大阪・関西万博会場内で『KOREA Connected -韓国コレクション-』イベントに登場した。
坂口は韓国コレクションのスペシャルゲストとして、韓国観光名誉広報大使に任命されたことからゲストに。
輝くブロンドヘアとともに鮮やかに登場した坂口。会場から拍手と歓声が寄せられ、大韓民国文化体と育観光部のユ・インチョン長官がステージに登壇し、坂口をハグで歓迎。「韓国観光名誉広報大使」の委嘱牌(いしょくはい)がユ長官から手渡された。
ユ長官は、冒頭に「僕はユ・インチョンと申します。よろしくお願いします。僕は坂口健太郎さんが大好きです!」と、日本語で挨拶し、「坂口健太郎さんに韓国観光名誉広報大使を受託いただき、本当にありがたいです。坂口健太郎さんが両国の若い皆様が未来に向かって共に走っていけるように、さまざまな役割を果たしていただきたいと思います」と、坂口への期待と日韓の未来に向けた想いを語った。
坂口は、ユ長官のコメントを受け、「この度は韓国観光名誉広報大使に任命いただき、とても光栄です。初めてお話をいただいた時、僕に務まるだろうかと思いましたが、韓国でドラマを撮らせていただいたり、さまざまな活動をするなかで、自分にもできることはまだまだあるんじゃないかという気持ちもありました。コミュニケーションや文化の違いがあるなかで、橋渡しのような立場を任せてもらえるのはとても光栄なことだと改めて思いました。これから日本や韓国のみなさんに、お互いの国のことをより深く知ってもらえるように精いっぱい務めさせていただきたいと思っています」と、大使としての決意を新た。
任命式に続いて行われたトークセッションでは、ユ長官と坂口が登壇し、韓国の観光地の魅力について語り合う。来場者に向けておすすめの観光地を尋ねられたユ長官は、「皆様におすすめしたいのが、慶州です。日本で言えば京都のような都市で、非常に古い“古都”です。今年11月にAPEC首脳会談が慶州で開催される予定です。韓国の伝統ある新羅の文化を体験することができます。このような古都に行っていただくことで、混雑した大都市とはまた違った趣を感じていただけると思います」と、コメント。
坂口は「まだ伺ったことがないので興味があります。僕もすごく歴史が好きで。都心で撮影することが多いんですけど、韓国の古都にも行ってみたいと思いました」と関心を寄せ、歴史と文化が息づく街・慶州に対する期待が広がるひとときとなった。
続いて、坂口が韓国観光名誉広報大使として出演した観光ポスターが、初お披露目されました。スクリーンに映し出されたのは、爽やかさの中にどこかノスタルジックな雰囲気を感じさせる新ビジュアル。客席からは、ひときわ大きな拍手が湧き上がりました。坂口は、「ポスターは3週間くらい前に撮影しました。(撮影時は黒髪だったんですけど)時間に余裕があったので、雰囲気を変えてみようと思って韓国で金髪にしました。本当は金髪にする予定じゃなかったんですけど、“せっかくなら金髪にしてみようかな~”とぼそっと言ったら、こうなりました」と、はにかみながら当時のエピソードを披露。
続いては、坂口によるトークショーへ。今回のイベントテーマ「#つながる韓国」にちなみ、坂口が感じる“韓国とのつながり”について語っていく。韓国グルメの話題では、「僕はカルグクスが好きです!本当によく食べましたね。朝はカルグクスかコムタンを食べて、夜はだいたい焼き焼き肉って…それを毎日繰り返します」と、韓国滞在中の“お決まりの食生活”を明かす。
韓国での思い出について尋ねられると、「漢江ラーメンを食べました!」と笑顔でコメント。「漢江でラーメンを食べると、やっぱりなんか味が違う気がする!きっと味は同じはずなのに美味しく感じました。天気も良かったので楽しかったです」と、思い出を振り返った。最近では、韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』への出演をはじめ、UNIQLO KOREAやGQ KOREAの表紙を飾るなど、俳優としてだけでなく、モデル・バラエティ分野でも韓国での活躍の場を広げている坂口。
5月4日には、韓国で2回目となるファンミーティングも開催されました。
トークショーの後半には、来場者から事前に寄せられた質問に坂口が答えるQ&Aコーナーも開催。1問目の「韓国で必ず買うものはありますか?」という質問には、「リップクリームとか、パックとか。これだけつけとけばいいみたいなもの。あとはビタミンも買ってます!」と回答。「撮影中に監督に“ビタミン飲んでるか?”と聞かれて、“飲んでない”と答えたら、“絶対に飲まなきゃダメだよ!”と言われて。それから買ってます」とエピソードを交えて話し、K-Beautyの意識の高さを語る。
続いて、「坂口健太郎くんの韓国語の習得がすごいなと思うんですが、どうやって覚えているんですか?」という質問には、「全然すごくないです!」と少し驚いた様子で回答。「撮影に行ったときに“皆さんと喋りたい!”と思って、通訳の方に日々聞いていました。ただ、ハングルが全く読めないので、耳で聞いて覚えてます」と語り、学びの姿勢を明かしました。また、印象的なエピソードとして、「韓国のファンの方が、自分のファンになったことがきっかけで日本語を勉強していると教えてくれて、すごく嬉しかったです。通訳の仕事を目指していて、“いつか一緒に仕事がしたいです”と言ってくださって。嬉しいですよね」と感動をにじませた。
トークの締めくくりには、韓国観光名誉広報大使となった坂口から、来場者へ向けたメッセージが届けられました。「仕事でもプライベートでもよく行きますし、とっても好きな国ですので、皆さんもぜひ行ってみてください!」と語りかけると、客席からは大きな拍手が送られた。最後に手でハートのサインを送る姿も見せていた。