7月27日に閉館する東京・銀座の映画館「丸の内TOEI」。そのグランドフィナーレを彩るプロジェクト『さよなら 丸の内TOEI』の一環としてファン参加型企画のクラウドファンディングが開催されることが5月19日に発表となった。
1960年9月20日に開業した丸の内TOEIが、東映株式会社本社の入る東映会館の再開発に伴い7月27日に閉館となり約65年の歴史に終止符を打つ。そこで『さよなら 丸の内TOEI』と題して、5月9日から7月27日までの80日間にわたって数々の傑作特集上映に加え、劇場を活用した各種イベントを展開している。
今回のファン参加型企画は、映画ファンの皆様とともに「丸の内TOEI」の思い出を未来へつなぐことを目的に企画。長年劇場で使用されてきたスクリーン、緞帳、座席シートなどをアップサイクルし、数量限定のメモリアルグッズとして届けるクラウドファンディングになるとのこと。さらに、6月30日までに支援された方々の名前を「さよなら 丸の内TOEI」の予告映像を再編集して制作する【特別映像のエンドロールに掲載】もするとのこと。この映像は7月27日の閉館当日に劇場スクリーンにて上映するほか、半年間限定でYouTubeでも公開する予定としている。
クラウドファンディングで返礼品としてラインナップされている商品は、
【座席生地をパッチワークしたスツール】
【スクリーンを再利用したカードケース(8,500円)などの小物】
【緞帳を活用した巾着(9,000円)、クッション】
【座席札を使用して制作するラゲッジタグ(7,000円)】
など。
また、大変貴重な
【丸の内 TOEI で使用されていた座席(30 万円・1点限り)・タイムテーブル・座席表(各10万円・1点もの!)】
【「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」のフィルム缶(各10万円・一点もの)】
などの現物のほか、劇場の記憶を手元に残せるグッズや、丸の内TOEIの裏側ツアーなどを含む
【支援者限定特別イベントへの参加権(5万円)】
などのリターンもあるとしている。
クラウドファンディングの開始に向けて東映株式会社代表取締役社長・吉村文雄氏は「この度のプロジェクトで制作するアップサイクル商品は、お手元で永く丸の内TOEIを感じていただけるように東映スタッフ全員から皆様へ感謝を表したものになります。これからも東映は引き続き皆様に愛していただける“ものがたり”を全世界に発信し続けてまいります。ご期待ください」と、コメントを寄せている。
6月2日18時よりCAMPFIREにて開始するとしている。
【プロジェクトページURL】プラットフォーム:CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/view/834714
【スケジュール】募集開始
2025年6月2日(月)18:00
一部支援募集終了:2025年6月30日(月)23:59
募集終了:2025年7月31日(月)23:59
※記事内画像素材は提供:東映株式会社