“キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』千賀健永が7月17日に東京・日本橋三井ホールで没入型展覧会『クリムト・アライブ』オープニングイベントに登場した。
同展の公式アンバサダーに就任していた千賀がゴールドを取り入れた衣装で来場。まずは任命式が行われ千賀が任命証にサイン。
本展を先駆けてポイントとして、「僕も絵を描きますけど、クリムトの作品に初めて触れて、愛の壮大なテーマに触れると同時に、金を象徴とした背景。そのコラボレーションがクリエイティブだと思いました。時代を超えて誰もが楽しめるようなアートだと思いました」と、感想を。
続けて、「作品に込められているメッセージ性は本当に深くて、メッセージ性・作者を知らないと届かないものだと思うんです。でも、クリムトの作品を見ていくと、丁寧だなと思いました。金を象徴とした誰もが幸せになれるような空間。それと芸術的なきれいな曲線。その曲線を見ていると、僕はすご居心地のいい場所だと感じるんです。見に来る方は、アートに触れたことがない人たちも楽しめる空間だと改めて思いました」。
どの絵が好きかへ、「全部好きなんですけど、そのなかで『接吻』という作品が好きですね。男性と女性の描かれ方が違うんです。色のコントラスト、曲線の描き方も、2人のコントラストが違っていて」と、違いに魅入るといい、もし鑑賞後は、「2人の思いとか見た方の感想は違うと思うので、意見交換も1つのアートかなと感じています」と感想を伝え合うこともオススメ。
さらに、クリムトへは「愛とか生とかクリムトは多く描かれていると思うんです。それはアートにおいて親和性が高いテーマで、ストレートなメッセージだけじゃなく、おsの中に込められている深い思いとか、見れば見るほどじわじわと感じられて。もしかしたらクリムトはこう思ったんじゃという作者が考えたことじゃない。見ている人の感想。合っているか分からないけど、こう考えたんじゃという予想みたいなものも、アートを楽しむ1つじゃないかって思っています」と、熱弁を振るう。
そして、「クリムトの作品はたくさんあってメッセージ性も本当に深いです。作品だけでも魅力が詰まっています。でも、僕が1番魅力があると感じているのは、トレンドに干渉しないアーティストだなと感じるんです。その時代に応じて流行るアーティストはいると思うんです。それでも、今なお、感動できる、時代を超える尊敬できるアーティストだなと思うんです。それを絵画ではなく映像として、そこに音楽や香りもあるんです。現代的な見せ方と相性がすごくいい。そこにいるだけでその時代に戻ったような感覚にも慣れますし、クリムトのことをたくさん知れるような感覚になれると思います。アートのことを知らなくても、高揚感があるような空間になっていると思いますので、アートに興味ある方も、無い方も足を運んでください。待ってます」と、呼びかけていた。
没入型展覧会『クリムト・アライブ』は7月14日から10月5日まで開催!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ