末澤誠也 再びマッキンリー氏演出作品出演で『三銃士』ダルタニアンに

末澤誠也 再びマッキンリー氏演出作品出演で『三銃士』ダルタニアンに2

 アイドルグループ『Aぇ! group』末澤誠也が俳優・坂本昌行主演で9月8日より上演予定のミュージカル『三銃士』(演出:フィリップ・マッキンリー)に出演予定であることが4月26日に発表。あわせて、共演には、屋比久知奈、上口耕平、原田優一、上山竜治、シルビア・グラブ、今井清隆らが出演することも明かされた。

 19世紀フランスの作家アレクサンドル・デュマの不朽の名作『三銃士』。スリリングなストーリー性から、ブロードウェイやフランス、オランダなど、世界各国でミュージカル化されている。本作は、2004年にチェコで製作され、2009年に韓国で脚本や楽曲を大幅にリニューアルされ、再演が繰り返されている人気作品となっている。演出は『THE BOY FROM OZ』、日本版『ロックオペラ モーツァルト』、『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』で知られるフィリップ・マッキンリー氏が手掛ける。

 『三銃士』定番の、憧れの銃士を目指すダルタニャンの成長と恋の物語だけでなく、三銃士のリーダー格であるアトスにも焦点を当て、かつての恋人との間で揺れる愛憎や、ダルタニャンの亡き父を通してアトスとダルタニャンの絆を描き出す。なお、メインテーマ曲としてブライアン・アダムスの『All For Love』が用いられるとしている。

 末澤は銃士になることを夢見て田舎町からパリへ出てきた青年ダルタニャン役。主演の坂本は剣の腕前に優れた三銃士のリーダー格のアトス役を演じる。

 ダルタニャンと恋に落ちる純真な娘コンスタンスに屋比久知奈。三銃士の一人で仲間思いのアラミスに上口耕平。同じく三銃士の一人で元海賊であり腕力に自信があるポルトスに原田優一。銃士隊と敵対する枢機卿の親衛隊長ジュサックに上山竜治。枢機卿の腹心として暗躍し悪女と噂されるミレディにシルビア・グラブ。国王を追い出しフランスの全権を掌握しようと企てる枢機卿リシュリューに今井清隆がキャスティングされている。

 今回の発表にあわせ、マッキンリー氏、坂本、末澤からそれぞれコメントが寄せられた。以下全文。

 ●演出:フィリップ・マッキンリー
 今回「三銃士」の演出家としてまた来日することができ、大変光栄です。作品に対する私のクリエイティブなビジョンを、情熱を持って受け入れそして支えてくださる製作陣に恵まれたことは、本当に幸運です。
 愛、名誉、そして「正義のために」を伝える不変の冒険物語に私は深く共鳴しており、この作品を素晴らしいキャスト、クリエイター、スタッフ達と作れる機会は格別です。
 私が思い描く「三銃士」をお届けするために、日本はいつもクリエイティブな情熱とコラボレーションに敬意を表してくれ、理想的な環境を与えてくれています。
 この冒険物語をお楽しみください!

 ●主演:坂本昌行
 日本で何度も上演されている名作「三銃士」に参加出来る事を心から嬉しく思います。
 また「THE BOY FROM OZ」でお世話になった演出家のフィリップさんを始め、今井さん・シルビアさん・末澤君など共演した事のある方々で、お互いに刺激し合いながら楽しい稽古になると思いますし、新たな「三銃士」を創りあげていきたいと思います。
 それを大好きな日生劇場で公演出来る事も喜びの一つです。
 さて、どんな作品に仕上がるのか今から僕自身も非常に楽しみです。

 ●末澤誠也(Aぇ! group)
 Aぇ! group の末澤誠也です。
 演出のフィリップさんとは「THE BOY FROM OZ」でお世話になり、稽古から熱くご指導してくださったので、今回もご一緒させていただけることを嬉しく光栄に思います。
 坂本くんともまたご一緒出来て、作品を作り上げられるのが楽しみで仕方ないです!
 「三銃士」は映画を見たことがあり、ストーリー展開もアクションも見応えがあったので、ミュージカルでどのような演出でストーリーが進んでいくのか今から楽しみでワクワクしています。
 純粋で正義感が強いダルタニャンが三銃士と出会ってどのように成長していくのか、またコンスタンスとの甘酸っぱい恋愛やアトスとの絆、色んなダルタニャンをみなさんに見て楽しんでいただけるように精進したいと思います。
 劇場でお待ちしております。

 ミュージカル『三銃士』東京公演は9月8日から9月28日まで日生劇場にて、広島公演は10月4日から10月6日まで広島文化学園HBGホールにて、大阪公演は10月18日から10月27日までSkyシアターMBSにて上演予定!

 ■STORY
 17世紀、フランスは揺れていた。
 国王ルイ13世を守る近衛銃士隊と、政治の実権を握るリシュリュー枢機卿直属の親衛隊との間で争いが絶えず、アトス(坂本昌行)は、国王を守る銃士の一人としてその渦中にいた。
 亡き父と同じ銃士になることを夢見て、田舎町からパリへと出てきたダルタニャン(末澤誠也)は、三銃士を率いるアトスに続き、アラミス(上口耕平)、ポルトス(原田優一)と次々に出会うが、ガキとからかわれたことに腹を立て、それぞれに決闘を申し込む。その騒ぎの中、目の前に美しいコンスタンス(屋比久知奈)が現れ、ダルタニャンは一目で恋に落ちる。
 いざ決闘の時、リシュリュー卿の親衛隊長ジュサック(上山竜治)が法律違反を名目に、4人を逮捕しにやってくる。三銃士とダルタニャンは親衛隊相手に共に戦い、見事に勝利、コンスタンスの宿屋で祝杯をあげる。
 仲も深まる中、アトスはダルタニャンの父が自分の師であることに気づくのだった。
 宴の最中、突然コンスタンスが何者かにさらわれてしまう。さらったのは国王と対立するリシュリュー卿の腹心となり暗躍するミレディ(シルビア・グラブ)。かつて恋人であったアトスは複雑な心境でいた……。
 一方で、国王が行方不明になったことが発覚。リシュリュー卿(今井清隆)が、国家を揺るがす陰謀を企てていたのだった。果たして、アトスとミレディの行く末は?ダルタニャンと三銃士はコンスタンスと国王を連れ戻すことができるのか――。

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