中村勘九郎“助六”ビジュアルの秘密暴露に関係者騒然!平成中村座「父が遺してくれた財産の1つ」

中村勘九郎“助六”ビジュアルの秘密暴露に関係者騒然!平成中村座「父が遺してくれた財産の1つ」1

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 歌舞伎俳優・中村勘九郎、中村七之助、中村勘太郎、中村長三郎が7月28日に都内ホテルで令和8年10月『平成中村座 十月大歌舞伎』製作発表記者会見に登場した。

 勘九郎・七之助兄弟の父で十八代目・中村勘三郎さんの熱い思いから始まった『平成中村座』。10月1日から10月25日までの期間誕生の地・浅草の浅草寺本堂の後ろに小屋が立っての上演となる。4年ぶりとなる浅草での上演は午前11時開演の第一部は、『初帆上成駒宝船』、『仮名手本忠臣蔵』 「九段目 山科閑居」、『連獅子』、午後4時開演の第二部は、『御存 鈴ヶ森』、『助六曲輪初花桜』となる。

 勘九郎は今回の開催へ「父が遺してくれた財産の1つ。役者陣もワクワクしながら勤めたい」と、意気込みを話せば、七之助は「発表した時に友達を始めとした界隈がざわつきまして、みなさま期待をしていることをひしひしと感じております」と、感慨深げ。

 この日勘九郎による『助六曲輪初花桜』のビジュアルも公開。助六役を初めて演じる勘九郎は「ぶっちゃけやるとは思ってなかったです。でもやはり、歴代で生で観た舞台も映像で観た舞台でも助六ってやっぱり華やかですし、芝居自体も面白い。古風ですけども、新しく見える不思議な感覚に誘ってくれる舞台です。各お家お家で違う部分もありますがやってることは同じで、演出が面白いなと子供の頃から思っておりました。それを、“やる……やろう……やりたい”となったのは仁左衛門のおじさまが父の追善のときに、助六をお出しになって、私は白酒売で初役で出演させて頂いて、そのときに“ああ、やっぱり格好いいな”と思いはじめたのが1つ。それと、父が中村座で助六をやるというのが夢の1つで、4年ぶりの浅草の境内で、父の遺志を継いで……父はできなかったことを悔しがっていたと思います。それを僕の肉体を通して、父の思いをぶつけることができたらいいなと思って選びましたね」と、さまざまな思いがあったという。

 (ビジュアルなどの記事:『平成中村座 十月大歌舞伎』演目詳細公開!中村勘九郎 親子3人の連獅子や助六ビジュアル公開

 その助六を演じるにあたっての助けとなりそうなのが会場近くにある「目と鼻の前に花川戸」という勘九郎。「目と鼻の先で、江戸のきっぷのいい人たちのがの空気感がをまとっているので、助六という空間に自ずと入っていけるのではないかと思うんです」とも話した。

 助六を演じる兄を見て三浦屋揚巻役で共演する七之助は「兄は絶対にやらないだろうなって思っていたんです。父が生前“俺が助六できるようになるから、お前は揚巻をやれるようになっておけよ”と言っていたんです。でも、中村座をやるにあたって違う方になるんじゃないかと思っていたところ、兄がやると言って最高な盤石だと思っていたんです。そこに、仁左衛門さまが数日間、白酒売新兵衛で出演して頂けるんですから……」と、10月23日から10月25日まで出演の片岡仁左衛門の名前を挙げると、勘九郎は「もうね争奪戦になると思いますね。観られるのが奇跡だと思います!」と、猛プッシュ。

 続けて七之助は、「コロナのせいで今の演劇は変わってしまった部分がありますが、“やるの?”“出るよ!”という活気のある歌舞伎が戻ってきたなっていうのを感じているんです」と、仁左衛門の行動に胸が熱くなっている様子を見せた。

『平成中村座 十月大歌舞伎』演目詳細公開!中村勘九郎 親子3人の連獅子や助六ビジュアル公開4

 ちなみに公開された助六ビジュアルの衣装について勘九郎は「全部お家のもの」なのだそうだが「帯は制作中で、これはCGでございます」と暴露。これには関係者がざわつきだし苦笑いを浮かべだし、司会も「そんなことを言わなくていいじゃないですか」と思わず突っ込んだが、勘九郎は「いいじゃないですか」と、ひょうひょうと答えて笑いを誘う。なお、制作中の帯は、「家紋をどこに入れるという話もしていて、そこも楽しいです」とのことだった。

 これまで勘九郎と勘太郎、勘九郎と長三郎による連獅子はあったが、3人での連獅子、さらには中村座での連獅子も初。勘九郎は「中村座で連獅子をやるのも初めてなんです。あの狭い空間でできるのか(笑)」と、心配もあるようだった。

 ※初稿にて事実と違う部分がありました。お詫びして訂正いたします。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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長三郎が積極的にスタッフを手伝っている様子を見て目を細める勘九郎