映画『ブラックアダム』（監督：ジャウマ・コレット＝セラ／配給：ワーナー・ブラザース映画）破壊的ヒット祈願 ジャパンプレミアが14日、東京・丸の内ピカデリーで開かれ日本語吹き替えでドゥエイン・ジョンソン演じるブラックアダム役の楠大典、サイクロン役の内田真礼とともにプロレスラーのオカダ・カズチカ、タレントのファーストサマーウイカが登壇した。
5000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。過去に息子を奪われた復讐心から、その破壊力を現代の人類へと向ける。スーパーヒーロー軍団“JSA”が立ちはだかるのだが……というアンチヒーローが活躍する物語となっている。
会場中央に設置されたバックパネルを突き破るド派手に登場した4人。楠は「吹き替え版をやるにあたって『誰がやるんだ！？』というので、ギリギリで決まったんです」と、裏話を披露しつつ、観てみた感想へ、「ドゥエインさんがすごく格好いいんです！存在感と、真実味のあるドゥエインさんがいて。空を飛んだりするのもCGじゃなくて、ドゥエインさん自身がやってるんじゃないかと思うくらい、すごい話でした。JSAもワクワクな感じです」と、熱弁を振るう。
続けて内田も「最強と謳われている通りで、映画を観ていてワクワクが止まりませんでした！ブラックアダムが結構生身なんです。どうやって倒すんだろうと思って。それと、ヒーローがたくさん出てくるので、誰を推そうかと悩みます（笑）。映像も美しくて」と、見どころたくさんといった様子。なかでも、ブラックアダムはイチオシなようで「5000年ぶりに起きて、可愛さが際立っているところがあるんです。とぼけたふりして、何もわからないなりに頑張ったりしていて、そこで頑張るブラックアダムにギャップ萌えが発生していて」と、見どころも語っていた。
ウイカは1度ドゥエインと会ったことがあり、その腕にもぶら下がったという経験もある。それだけにドゥエインのプロレス選手としてのリングネームであるザ・ロックから“ロック様”と気さくな呼び方で「本当に面白いです！DCの過去作を見たことない人も全く心配ないです！ロック様のうそみたいな体！ストーリーに2、3回いっぱいくわされたというところがあって。意外と泣くんですよ！本当に面白いです。仕事だから言ってるわけじゃないんです！」と、熱弁を振るう。
オカダはブラックアダムへ「本当に強いっす。何人こようと倒せそうな感じで」と腕っぷしに惚れ込んだようだがドゥエインへは「同じプロレスラーとして勝負したいっすね」とも挑戦するような視線も送っていた。
イベント中盤には、オカダとウイカも本作にカメオ出演していることが発表。ウイカは「たぶん気づかれないと思います（苦笑）。サイクロンとかかわったかなというくらいです。（楠と内田から）どこにいた！？って言われました」というほど溶け込んだものだそうで、内田も「分からなかった！」と舌を巻く。オカダは「バイク乗ってました」と話していたが、こちらも楠と内田は気づかなかったそう。
ちなみにオカダは、妻で声優・三森すずこに出演前に相談もしたそうで、「妻が声優なのでアドバイスをもらったんです。レッスンまではしてくれなかったですけど、『人がしゃべっている表情を見て、それと同じ温度でしゃべれば』と言われて。いざ現場に入ると、そのキャラクターがマスクをかぶってて、その時は焦りました（苦笑）。でも、気づかれてないという話ですから。家に帰ってそのことを話したら『ははは』と、笑ってました」と、ほのぼのエピソードも披露していた。
主演のドウェイン・ジョンソンからの特別コメント映像も上映。制作にもかかわっているというドゥエインは15年かけて本作を作り上げたという話がされりしていたが、楠は「もしアニメができたときに、ドゥエインに僕の吹き替えをやってほしい！」と、願望を挙げていた。
そして本作のヒットを祈り、通常の酒樽より木蓋が規格外の枚数になった特別仕様の酒樽が登場。オカダが「映画館にブラックアダムの雨が降るぞ！」と威勢よく掛け声をかけて、鏡開きしていた。
映画『ブラックアダム』は12月2日より全国ロードショー予定！
