浜中文一 室龍太へ「らしく演じてほしい」

浜中文一 室龍太へ「らしく演じてほしい」

 俳優・浜中文一、室龍太、上口耕平、水田航生が2日、都内スタジオでミュージカル「『ダブル・トラブル』=2022-23 冬=」(演出:ウォーリー木下)オンライン公開げいこを開催した。

 作詞家のボビー・マーティンと、作曲家のジミー・マーティンの兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむ……しかし、与えられた時間はたったの数時間、気に入ってもらえなければ即クビという条件。さらには、恋愛事情も絡んで……という物語。2人芝居で、演奏もピアノだけ。しかし、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など、次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる抱腹絶倒のコメディとなっている。

 TeamD、E、Fの3グループに分かれての上演となっており、浜中と室はTeamD、上口と水田はTeamE、さらに『ふぉ~ゆ~』の越岡裕貴と松崎祐介が2023年2月2日より開幕するTeamFで起用されている。

 浜中、室、上口、水田、ウォーリー氏からそれぞれコメントが寄せられた。

 ○浜中文一
 僕は前回弟・ボビー役で出演していて、兄・ジミーの姿をよく見ていたので、その兄役をどう演じていくか、けいこ場で楽しみながらも試行錯誤しているところです。室君は今回初参加ということで、前回の公演の映像を観てくれているみたいなのですが、引きずられないよう、室君らしく演じてほしいなと思っています。みんなで楽しく元気にやってます!劇場でお会いしましょう。

 ○室龍太
 けいこは終盤ですが、出来の方はまだ序盤です(笑)。けいこに入る前、ウォーリーさんに「稽古、楽しみます!」とお伝えしたのですが、まだそこまでは至っていないですね……。ただ、僕は、ミュージカルの出演自体が今回初めてで、やることが多く不安だったのですが、徐々に不安はなくなりつつあります。作品はとても面白いので、この面白さと楽しさを皆様に届けたいです。ぜひ気軽に劇場に観に来てください。

 ○上口耕平
 この作品は、毎日さまざまな発見がある作品です。自分の中で構想していても、お稽古場で、弟・ボビー役の(水田)航生から新たなアイデアが飛んできたり、自分が新しいことをするとその場で応えてくれたり、と、とても楽しんで稽古をしています。また、演出のウォーリーさんは、自分たちが無意識で行った行動などを逃さずキャッチしてそれを膨らませてくれるので、自由に発信することができています。この作品は、ライブ感あふれる作品で、劇場でも毎日何かが生まれて同じ作品にならないと思いますので、何度でもご覧頂けたらと思います。

 ○水田航生
 兄・ジミー役の上口さんとは、すでに濃密なお稽古ができていて、打合せなくバチっと揃ったり、といろいろなものが稽古場で生み出されていくのを感じながら、稽古ができています。年末年始の公演なので忙しかったり大変なこともあるかとは思いますが、公演期間も長く上演していますので、1回、2回に限らず、家族や友達も誘っていただいて、ぜひたくさんの方に観て頂きたいと思います。

 ○ウォーリー木下
 TeamDは文一君が作品全体を見ながらコントロールしてくれるので、室君がどう拾っていくか、というところが作品の面白さに繋がると思います。どちらかというとクールな感じの2人ですが、僕らには見えないところまでお互いをいろいろと知っているんだろうな、という感覚が、本当の兄弟に近い感じで、兄弟感が一番強いチームだと思います。TeamEは本読みの時点で空気感ができていました。今まで7通りの組み合わせを見てきましたが、2人は新しい発見をさせてくれて、軽快でおしゃれな感じの、今までにない新しいチームになると思います。
 2人芝居でこれだけたくさんの要素が盛り込まれている作品も珍しいですが、古典の落語のように、テキストはあるけれど、やりようがいくらでもあります。演じる人の経験や時期によって様々な魅力が見えてくる、面白い作品です。ぜひ楽しみにしていてください。

 『ダブル・トラブル』=2022-23 冬=は12日から2023年2月19日まで自由劇場・新国立劇場 小劇場にて上演予定。

 ※浜中文一過去記事
 ・浜中文一&IMPACTors・佐藤新が藤原竜也主演「鳩の撃退法」に出演発表!物語の謎に迫る警察官と謎の大学生場面写真も公開2021年7月3日
 ・辰巳雄大主演で浜中文一、早川聖来出演の舞台「スマホを落としただけなのに」アンコール上演へ!「特別な感情が湧き、身が引き締まる思いです」
 ・西野七瀬 古田新太&浜中文一から「可愛さ」見どころに挙げられる!「月影花之丞大逆転」へ阿部サダヲ「何も考えずに全力で演る」

 ※記事内写真は「撮影:岡千里」