木村拓哉 伊藤英明にわちゃわちゃで中谷美紀奇声!リハ無一発撮り

木村拓哉 伊藤英明にわちゃわちゃで中谷美紀奇声!リハ無一発撮り1

客席の間からサプライズ登場した木村

 俳優・木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀が5日、東京・新宿バルト9で映画『レジェンド&バタフライ』(監督:大友啓史/配給:東映)大ヒット御礼舞台あいさつを大友監督とともに開いた。

 東映70周年を記念し総製作費20億円の壮大スケールで臨んだ作品。織田信長(木村)と、“帰蝶”とも呼ばれている謎に包まれたその正室 ・濃姫(綾瀬はるか)を描く。政略結婚という最悪の出会いから始まった2人は、いかにして真の夫婦となり、共に天下統一へと向かって行ったのか……魔王と呼ばれながらも時に悩み苦しむ信長を<ひとりの人間>として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語となっている。

 上映後、観客にはサプライズで、客席の間を縫って登場し歓声を浴びたキャスト陣。「みなさんの中の2時間48分を頂いてありがとうございます。みなさまのお声を聞けることがうれしく思います。みなさんの直接の感想を聞かせてください」と、まずは観てもらったお礼を。

 この日は、マスクをしていれば声出しも可能に。そんななか伊藤がとりとめのない話題をはじめたことから、木村が「また着地点が分からなくなっているゾ。でも、きょうは声を出せるから英(ひで)が迷っても、みんなが笑ってくれる」とツッコミつつ、「だからといって迷ってもいいというわけじゃないから」と、釘を刺す。しかし、伊藤はマイペースにしゃべり続け、ついには中谷がつけてもいない腕時計を見て時間を気にしだし、木村もそれに乗っかるお茶目な一幕も。

 そこから、木村に伝えたいこと?というコーナーが開催。すると伊藤が「公開される以前に一足先に観させて頂いたんです。その次の日に、木村さんと岐阜城に上ったんです。映画の中でも木村さんが、『ここが岐阜じゃ』というセリフもあるんです。その岐阜の城下を見ながら目頭を熱くされていて、『彼らには、もっと生きていてほしかった』と、言っていて、僕もそのときに泣きそうになって……木村さんの顔が見れなかったんです。僕もそのとき感動して、今日もそうですけど、プロモーションをやられて、ご自分がやられた役を通して自然の気持ちを聞くことができて。この映画を観てくださったみなさんと共有できたのが嬉しいし、エピソードを聴いて、この映画を何度でも観て頂きたいと思います」と、今回はしっかり言いきれたとばかり、ドヤ顔を浮かべ木村を爆笑させる。

 続く、中谷は「信長の孤独と、木村拓哉さんというこれからの日本でも、なかなか出てこない方です。エベレストを単独無酸素登頂をされているアルピニストなんですよ。命を賭して、木村拓哉をされているんです」というとなぜか伊藤が「ありがとう」と言い出し、中谷は「あなたに一言もいってないんです!」とビックリ。木村はといえば呆れ気味に自身の立っていたステージ中央を伊藤に替わったが、しゃべろうとする中谷は奇声をあげながらセンターを木村に戻そうとする、わちゃわちゃな展開に。そんな状況を木村は楽しみながら、「客席のみなさんが声をあげていいという状況になるとこいつ(伊藤)甘えるんで……甘えさせてあげてください」と、フォローしていた。

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伊藤を押し戻そうとする中谷

 また、1月27日に公開された本作は、昨日4日までの9日間の動員が83万786人、累計興行収入が10億7611万430円を突破するという反響を見せている。そこで木村に反響を質問があがると「みなさん『観に行ったよ!』という報告をしてくれます。プライベートの友達も含めて。いまドラマの撮影をさせてもらっていますが、そのキャストさんも映画拝見させて頂きましたと言ってくれて。アーティストの方なんかは『新しいインスピレーションをありがとうございます』と言って頂いて。みなさんからのいろんな反響を読ませて頂くと、『本日も抱きしめに行かせて頂きました』という文があって、ありがとうございましたと」と、お礼をしていた。

 ほかにも、木村は「映画を観ることに作法はないと思うんですけど、外国では客席の一体感とか、スポーツ観戦のように観るんです。指笛を鳴らしたりとか、叫んで応援したりとか、悪者が出てきたらブーイングしたりとか。日本のみなさんはほかの方に迷惑をかけないように、日本独自の映画との向き合い方をされているじゃないですか。この作品はそれプラスアルファで、大事な方と一緒にというのはありがたい作法だなと思っています」と、観客たちへの万感の思いを伝えていた。

 また、濃姫を演じた綾瀬はるかへ中谷は、「我が姫も、木村さんと同じように、単独無酸素登頂されているようでした」とその関わり方を褒めたり、木村も「(懐刀を持ち)自害をしようと思ってきてくれた、彼女に『役目はまだある、わしの妻じゃ』と伝えた後に(懐刀を)床に置くというのは違うのではないかと思って、机に刺してということをして撮影をアウトしたんです。現場で生まれるその瞬間というのがありました」と、綾瀬の鬼気迫る演技で生まれたシーンもあったと語っていた。

 イベントの最後にはキャストと観客が一体となって「エイエイ!」「オー!」と声をあわせて、さらなるヒットを願うシーンも。ここで司会からリハーサルを1回入れる?との声もあったがここは信長風に「いらん!」と一喝し一発撮りで行われ、これを見事成功させていた。

 映画『レジェンド&バタフライ』は公開中!

 ※『レジェンド&バタフライ』過去記事
 ・木村拓哉「レジェンド&バタフライ」PR活動で「胸を張れる要素」
 ・木村拓哉“余韻を散らかさないで”雰囲気感じる?
 ・木村拓哉 イメージさせたら「本作は成功なのかな」というシーン?

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伊藤オンステージに木村と中谷は笑い合う様子も