加藤シゲアキ“エドモンダイエット”のハードさ!過酷舞台裏も「快感」語る

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  アイドルグループ『NEWS』加藤シゲアキが1日、東京・新国立劇場 中劇場で主演するパルコ・プロデュース2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」(演出:マキノノゾミ)取材会を、平祐奈、金田明夫、演出のマキノ氏とともに開いた。

 1897年のパリが舞台。将来を嘱望されるも2年間という長いスランプに陥っている崖っぷちの劇作家エドモン・ロスタン(加藤)に突然、3週間後に初日が迫った仕事が入る。大女優と大御所俳優のむちゃぶり、親友との三角関係、主演女優のきまぐれ、プロデューサーからの鬼催促、完全なる資金不足、妻の嫉妬など、あらゆるトラブルにみまわれながらも、エドモンは17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の話である『シラノ・ド・ベルジュラック』を書き始めるのだが……。初日の幕を上げるために必死で作品創りをしている舞台人を描いた物語。

 共演には、有名喜劇俳優コクラン役に大谷亮介、衣裳係ジャンヌ役に平祐奈、エドモンの友人で俳優のレオ役に細田善彦、舞台監督のリュシアン役に福田転球、兄弟でプロデューサーを務めるアンジュ役に三上市朗、マルセル役に土屋佑壱、大御所女優サラ・ベルナール役に津田真澄、エドモンの妻ローズ役に佐藤みゆき、コクランの息子ジャン役に章平、訳アリ女優マリア・ルゴー役に安蘭けい、カフェの店主ムッシュ・オノレ役に金田明夫が起用されていることが発表。なお、本舞台では出演者12人で約50役を演じ分ける予定となっている。

 新型コロナウイルス禍に入る前以降久々の囲み会見となり、加藤は「囲まれるの久しぶりですね」と、懐かしげななか会見をスタート。

 作品へは「ドタバタコメディーですけど、現場もドタバタしています。本当に初日を迎えれるのかと思っていましたけど、なんとかこの日を迎えられました」と、相当に裏でも動いているそう。エドモン以外は12人で50役を演じるといい、そのドタバタ具合を窺わせていたが、加藤自身も「サウナに入っているような気分です。冬の設定なのに。会見前にフォトコールをして15分くらいですけど、これを2時間続けるんです。ずっとこの感じです。“エドモンダイエット”してる感じで」というと、記者から「体のラインもすっきりされたのでは?」との声が飛んだが「やつれてるんだろうと思います」と、そのハードさを物語るコメントも。

 さらに、現状の説明は続き、「きのう通しげいこをやる予定だったのですが、それができなくて。この後、ゲネプロをやるのですが、その次が本番なのでできるのかどうか分からないです」と、漏らす加藤。「追い込まれているでしょ!」と、訴える加藤だったが、その追い込まれている状態も「でも、追い込まれたいんです。それをクリアした時の快感があるので。“エドモンハイ”です」と、緊張を楽しんでいるとも話していた。

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記者から過酷さも意外となじんでいるのでは?といわれビックリしつつも返答

 本舞台でのけいこにより作家活動には支障が出ているといい、「先月の締め切りこぼしているんです。この舞台のけいこで全然できませんでした。日々このことで頭いっぱいなんです」とも告白。その作家として本作の台詞回しを見たときに、「なんでこんな言い回し方をするんだ!?モノローグをこんな大きな声で言うんだという気持ちになります」と、それでも時代に合わせたものということで意識しながら演じているそうだ。

 また、付け髭にも話が飛び。「しゃべりにくんです。汗ではがれやすいのでいまだに試行錯誤しています」と、こちらも苦心しながらのようだった。

 そして「きょうエドモンの誕生日なんです狙ったわけではなく偶然みたいで。数奇な運命にバチッとハマった舞台と思いたいです」と語尾が弱くなるとマキノ氏から「なんで弱気になるの?」と、ツッコまれると「そこが、いまエドモンと同じ気持ちなんです。だから大丈夫でしょう。頑張っていきたいと思います」と、エドモンの気持ちを代弁したかのようなコメントで会見を締めくくった。

 パルコ・プロデュース2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」東京公演は1日から同16日まで新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は4月22日から同24日まで東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演予定!

 ※加藤シゲアキ過去記事
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