橋本涼主演作は「噛めば噛むほど味」！北山宏光からのあだ名披露

去り際にちゃっかりアピールも

　ジャニーズJr.でアイドルユニット『HiHi Jets』橋本涼（22）が5日、都内で主演ドラマ『墜落JKと廃人教師』（MBS系）完成披露トークイベントを俳優・髙石あかり（20）、ジャニーズJr.でアイドルユニット『少年忍者』の田村海琉（16）とともに開いた。

　漫画家・Sora氏が『花とゆめ』（白泉社）で連載し累計300万部突破のコミックスのドラマ化。成績優秀もネガティブな女子高生・落合扇言（みこと、髙石）は、失恋を苦に学校の屋上から飛び降り自殺をしようとして。そこにやってきた物理教師の灰葉仁（橋本）に邪魔されてしまう。灰葉はギャンブル中毒で金欠なうえ、ギリギリ行為を連発、学校内でも生徒から舐められている教師だった。そんな灰葉から扇言へ「死ぬ前に俺と恋愛しない？」と言葉をかけ……。クズ教師×ネガティブJKの吊り橋効果ラブコメディが展開される。

　会場には観客もおり、1話上映後のイベントに。単独での連ドラ初主演を果たしこうした上映後も初ということもあってか「1話どうでした？」と、身を乗り出して尋ねて拍手を受けると、「こういうの初めてなんでよろしくお願いします」と、劇中の灰葉のようなかるーい口調で切り出してイベントをスタート。

　灰葉役ヘ「一見クズ教師で女子高生に手を出すという、パンチがある教師です。けれど、それだけじゃなくて、灰葉という人が結局なんで愛されるのかとか、なんでクズなのかということには、裏があって。策士のような人だし、結局ふざけてダメになったりして、掴みどころがないんです。読み進めると深いですよ（笑）。噛めば噛むほど味がある役になっています」と、奥深さに自身も魅了されている様子。

　同じく地上波ドラマ初ヒロインを演じる髙石は劇中では食い気味にローテンションなツッコミを入れる役作りをしているそうだが、橋本によると「そのノリで日常生活もツッコまれていて、僕の言ったボケで間違えてたらツッコんでくれて」と、和気あいあいと撮影を進めているよう。

　撮影の裏話としては、1話でカットされたというタイヤキ店でのことがあるそうで、橋本は「タイヤキ店で（髙石と）2人で攻防もあったんですけど、そこはカットされましたね」という。続く、髙石も「オンエアされていた部分のその後をやってみようと言われたんですけど」というと橋本が「あれ使われなかったね」と、2人で苦笑いを浮かべた。

　橋本は座長として、差し入れをして髙石からチェックを受けると楽しげにトークしつつ、お互いに感じたギャップの話題へ。橋本は田村が140センチだったときに会って以来、久々にちゃんと話し、いまは170センチまで背が伸びて目線が同じになったことに驚いたとしみじみ。

　ここで髙石から遠くから手を振ってくれた方がおり、橋本も手を振り返したそうだが、振り返してくれなかったと語りだす。橋本はこのとき相手に振り返してもらおうとムキになって手を振ったそうだが、実はその方が手を振っていたのは手前を走る電車だったということで、「照明をさんから“うわ、だっせ”と言われてしまいました」と、ツッコまれたとも。

　続けて、橋本に髙石と田村があだ名をつけるコーナーが。橋本は“はしもっちゃん““涼ちゃん”など呼ばれており、とくに“キスマイ”『Kis-My-Ft2』の北山宏光からは「はっしーと呼んでくれます。呼んでもらうなら下の名前が好きですね」とも。そんななか、髙石は『ハシリョウ』、田村は『もとりょー』と、示し合わせたかのような名付け具合で場内は大爆笑で沸き返り橋本も「打ち合わせした？」と、困惑。それでもどちらも「めちゃくちゃいいっすね。『ハシリョウ』は僕の髪を切ってくれていた美容師さんから1度言われたことありますけど、『もとりょー』は人生初です」と、気に入ったようだった

　イベント後半にはいまハマっているものを発表。橋本は『サンボマスター』の楽曲『できっこないをやらなくちゃ』にハマっているといい、「歌詞が素晴らしくて。歌詞が刺さるんです。心が弱っているときに助けられています。『HiHi Jets』でアリーナツアーに行って代々木の前にも聴いて」と、元気をもらっているとも話していた。

　ほかにも、本番組公式ポーズを作り出そうということで、3人が考えてきたポーズを披露。ここでも田村と髙石がまず左手で親指と人差し指でJを作って右手でKを作るとしたことで、橋本が「さっきから打ち合わせしてました？」と、再び驚く様子も。橋本はといえば右手の人さし指と中指の2本を右ほおにつけるものを披露。3人のどのポーズも観客からの反響が同じくらいだったため、1度持ち帰って後ほど正式ポーズを発表するとしていた。

髙石考案のポーズ

　そして橋本から、「意外とシリアスな命にかかわることもやります。教師と生徒という交わってはいけないものが混ざることで起こるいろんなイベントが発生します。原作を読んでいる方も、初めて観る方も楽しんで頂けると思います」とメッセージを寄せつつ、最後におまけで「いろんなことをやるという意味でも、灰葉と一馬はどこかで女装しています」と、見どころをアピール。拍手に送られる中、終演を迎え……るかと思いきや、去り際に橋本は身を乗り出して「ライブもあるのでよろしくお願いします」と、ちゃっかり『HiHi Jets』のアピールもしてさらに大きくなった拍手に送られてイベントを終えた。